夫の浮気と別居

 

相談者名
なお
私39歳。夫32歳。娘5歳です。結婚して6年。数年前より夫が毎日朝帰りをする様になりました。以前よりキャバ嬢と二人で頻繁に会ってる事を知り、何度も話し合いをしましたが、夫は女の存在を認めず、そのままずるずるときていました。先週別の携帯を隠し持っていた事が発覚し、複数のキャバ嬢と浮気をしている事がわかりました。平日だけではなく、土日、祝日も仕事だと出かけるようになり、毎日女性と会っているようです。携帯を私に見つかった事で、今度は開き直り、謝罪するどころか、別居をしたいと言ってきました。女とはこれからもきるつもりはないと。ただ別居をするのは女はなんの関係もなく、私達夫婦の問題だと。4年前に事業に失敗した時に、私が責めるばかりで、支えてくれなかったのが心の傷として残り、恨んでさえいると。その事は私も悪かったと反省し、夫に謝りました。しかし夫の別居をするという考えは変わらず、今も女性とも続いています。子供が小さいので、別居や離婚は避けたいです。私自身まだ愛情があります。どう対処していいのか、毎日悩んでいます。
カウンセラー
近藤あきとし
なおさん はじめまして。近藤あきとしと申します。
今回はご相談をお寄せくださいまして、ありがとうございます
どうぞよろしくお願いいたします。> 先週別の携帯を隠し持っていた事が発覚し、複数のキャバ嬢と浮気をしている事が
わかりました。平日だけではなく、土日、祝日も仕事だと出かけるようになり、
毎日女性と会っているようです。携帯を私に見つかった事で、今度は開き直り、
謝罪するどころか、別居をしたいと言ってきました。

ご主人のからの思いもかけない言葉にとても戸惑われているのではないでしょうか?
裏切られてとてもショックを感じていたり、信じられない気持ちや、
これからどうなるの?という不安や怖い気持ちもあるかもしれませんね。

いろんな気持ちが重なってどうしたらいいのか分からない、そんなたくさんの
感情が心の中を駆け巡っている感じでしょうか。

ご主人も開き直った態度に出てきたというコトは、それだけ我慢していた気持ちが
あるのではないかと思います。

それらを少しずつ明らかに出来るように、そしてなおさん自身の辛どい気持ちも
どうしていった良いかを考えていきたいと思います。

> 数年前より夫が毎日朝帰りをする様になりました。以前よりキャバ嬢と二人で
頻繁に会ってる事を知り、何度も話し合いをしましたが、夫は女の存在を認めず、
そのままずるずるときていました。

ご主人が変わってしまったのはどうしてだったんでしょう?
話し合いの中でご主人が思っているコトは分かりましたか?
なおさんが感じているコトはご主人に分かってもらえたでしょうか?

今のご主人の気持ちはなおさんから離れて行こうとしている感じですよね。
ご主人の様子はそれまでとはどう違うように感じていますか?

ご主人自身にも何か問題があるのかもしれませんが、そうとばかり考えてしまうと
状況は変わっていくものではありませんから、ここは是非なおさん自身のコトとして
考えてみて頂けたらと思います。

長く一緒にいると、ついそれが当たり前のコトのように感じてしったりもしますから、
なおさんにも、ご主人からの愛情に甘えるばかりになってなってしまっていたり、
ご主人の辛どい気持ちの表現に上手く気づけずにいた時がなかっただろうか、と。

> ただ別居をするのは女はなんの関係もなく、私達夫婦の問題だと。
4年前に事業に失敗した時に、私が責めるばかりで、支えてくれなかったのが
心の傷として残り、恨んでさえいると。

その当時にご主人を受け入れてあげられなかったのはどうしてだったんでしょう?
なおさん自身も辛どい状況だったり、理解してあげる余裕がなかったりした時
だったんでしょうか?

なおさん自身にあまり自覚が無かったとしてもつい辛どい気持ちをぶつけてしまったり、
怒ったり、イヤミを言ってしまったりしたコトもあったんでしょうか。

ご主人にしてみると事業に失敗してそれまでの自信もプライドもボロボロの状態
だったでしょうから、その時に責められたとしたらそれはなおさんから離れたく
なったのも仕方なかったとは思います。
それは同時にご主人が一番支えてほしいと思っていたのも、なおさんに対して
だったからこそとも言えるのですが。

> その事は私も悪かったと反省し、夫に謝りました。しかし夫の別居をするという
考えは変わらず、今も女性とも続いています。子供が小さいので、別居や離婚は
避けたいです。私自身まだ愛情があります。どう対処していいのか、毎日悩んでいます。

浮気や別居の問題を抱えた方のお話を伺っていると、多く聞かれるのが
相手の気持ちをどこかで見逃してしまっているコトなんです。

仕事であったり子育てであったり、お互いに何かに打ち込んでいたり
夢中になっているモノがあって、そちらに気をとられて相手を見ているようで
見ていない状態が続くと、それが自分を見てもらえてないような寂しさを感じたり、
自分ではダメなのかなという気持ちになって、自分を受け入れてくれる異性を外へ
求めてしまうパターンは多いんです。

心理学では、「分かってほしい、助けてほしい、愛してほしい」というコトが
満たされていないと、私たちは周りの誰かとの問題を起こすと言われています。

ここではどれだけご主人の気持ちを聞いて理解してあげられるかどうかが
とても大事なコトになってきます。

なおさんがご主人の気持ちを理解し、受け止め、これからどうしていきたいのか、
誠意を持って話が出来れば、ご主人もなおさんの気持ちを理解してくれるかも
しれません。二人の気持ちがもう一度繋がるかもしれません。

結婚されて6年というコトで、これまでとは違うレベルでの関係を築いていく
時がきているというコトなのかもしれません。これまでの6年という時間を
振り返りながら、これからの二人の関係をどうしていきたいのかをじっくり
考えてみてほしいなと思います。

なおさんがまだ持っているご主人への愛情がどんなモノなのか、そしてそれを
どう伝えていったら良いか、二人の関係をより良くするにはどうしたら良いか、
それを見つけていきましょう。

その為にはご主人の気持ちを考えるばかりでなおさんの気持ちが置いてけぼりに
なってもいけませんから、自分の感情を見ながらもご主人の心境を捉えて受け入れて
いくコトが大切です。

一人でそれをしていくのは難しいコトではあるので、なおさん自身の辛どい気持ちの
処理をカウンセリングを使ってやって頂いても良いと思います。

そうすると、苦しさが解放されていった分だけなおさんの心の中に余裕が出来て
きます。そうするとそこには優しさが生まれてきますから、それを今度はご主人に
与えてあげてほしいんですね。

それだけで少なくともご主人にとってみれば気持ち的に楽にかかわれるはずですから。
そこからもう一度心を許して話をすることが出来るきっかけだって作っていけますよ。

ただ、今のご主人の様子だとなかなか素直には受け取ってはくれないと思いますから、
時間はかかると思って取り組んでみましょう。

先ほども言いましたが一人でやることはありませんので、誰かに助けを求めて下さい。
そのほうがずっと楽ですからね。
それに時間のかかる取り組みですから挫けそうになるコトもあるかもしれませんが、
そんな時に周りからの励ましや応援を受けながらだったら、
きっと乗り越えていけますからね。

なおさんたち家族がまた笑顔になれることを応援しています。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。