気持ちの整理の仕方がわかりません。

 

相談者名
くららん
3ヶ月前の失恋のことで悩んでいます。
1年付き合った彼と、半年ほど一定の距離を置く関係を続けていましたが、3ヶ月前に別れました。年齢もあり、お互いに結婚を意識していました。
彼はバツイチ、離婚の際とても辛い思いをしたようで、とても慎重になっていて、1年半の間に一度も体の関係を持てませんでした。その事で何度か話し合ったのですが、やはり結婚を意識すると先に進めない、また辛い思いをするんじゃないかと思うと深い関係になれない、との答えでした。出来れば彼の気持ちを尊重してもっと待ちたかったけど、私はやっぱり辛くて、だんだんギクシャクしてきてしまい、そのうち彼の方から距離をおきたいと言われました。
それからも半年ほどたまにメールしたり会ったりしていましたが、私が追いかけるような関係が辛くなり、疲れてしまいました。
「ずっと別れない、喧嘩もしないという確証がないと先に進めない」という彼に対し、私はそんな保障は出来ないし、中途半端な関係のままこの先もがんばり続けられないという話し合いをして、別れることになりました。
それから3ヶ月経って、別れる前のような閉塞感はなくなったし、別れた悲しい気持ちも少し落ち着いてきましたが、余裕が出来た分、もうちょっと頑張れたのかも・・とか、もう一度付き合えたらこんな風に出来るかも・・という気持ちが強くなり、彼と復縁したいと強く思うようになってきました。やり残したことが沢山あるような・・
彼は別れる頃にはもう私にはあまり気持ちがないようでしたが、責められたり悪者になるのが怖くて別れを自分からは切り出せない感じでしたので、私と別れてサッパリしてるかもしれませんが・・・(別れる時も、付き合ってきた時間返してって責められるのが一番怖いって言われました。)
彼と復縁したいなっていう反面、もっと幸せになりたいと思って別れを決めたはずなのに、どうやったら復縁できるかと考える自分が嫌になったり、これから私はちゃんと先に進めるのかな、ずっと彼のことが忘れられなかったらどうしようという不安でいっぱいになったりします。
別れてから時間が経てば少しずつ忘れられてラクになれるかなぁと思っていたのですが、今になって気持ちの揺れが強くなって混乱しています。自分がどうしたいのかもよくわからなくなりました。どうしたら気持ちの整理をつけられるでしょうか。
カウンセラー
山下ちなみ
ご相談、ありがとうございます。
くららんさんは、本当に彼のことを大切に思っていたのですね。
だからこそ、彼を傷つけたくなくて、彼もあなたもお互いに遠慮していたのかもしれませんね。
その遠慮の距離だけ、「やり残したことがたくさんあるような」感じがするのかもしれません。
時間が経過した分、今ならばゆとりを持ってみることができるのではないか、そんな気持ちから、復縁を考えてみたり、一方では、しあわせになるために別れたのにという気持ちもあったりで、迷っているのですね。
どちらにしても、「決めること」が今回のくららんさんのひとつの目標になりそうですね。別れてしばらくすると、不思議なもので、相手の嫌だった部分や別れの原因になった部分は記憶から薄れ、よかった部分ばかりがクローズアップされてしまいやすいですよね。
ですから、現実の彼は、以前と全く変わっていないと思ったほうがいいでしょう。
結婚を意識すると進めない、怖がりの彼は、今も健在のままです。
それでもいいと思えますか?

くららんさんが、それでも彼が気になる、というのであれば、「やり残したこと」に目を向けてもいいのではないかとも思うのです。
このやり残した未解決の部分は、いずれにしても、次のパートナーシップで現れてくる可能性が高いと思われます。
ですから、彼のことに気持ちがとらわれて、なかなか前に進めないのであれば、ここでやり残したことにチャレンジしてもいいのではないでしょうか。
もちろん、新しいしあわせを求めて、彼にこだわることなく、次の新しいパートナーシップで改めて出てきたテーマに取り組んでもいいのですよ。

では、やり残してきたこととは何でしょうか。
それは、何の掛け値もなく、ありのままの彼を、本気で愛してあげることではないかと私は感じましたが、くららんさんはいかがでしょうか。
この不完全燃焼の感じは、彼の不安から来るものかもしれませんが、くららんさんの不安や恐れもあったと思います。
傷つくかもしれない恐れから、「私のこころが」距離を置いていた、そんなところはないでしょうか。
ですから、取り組むとすれば、あなたの恐れよりも、ありのままの彼を愛してあげること。
傷ついて、臆病になっている彼を、そのまま愛してあげるということなんです。
本当のあなたの気持ちを与えつくす、愛しつくすということです。
それは、「彼のやり方で愛してあげること」なんですね。

ここで気持ちに迷いがあれば、結局以前と同じように中途半端で終わってしまいます。
ですから、やるならば本気でやるしかありません。
しかし、いつまでも、と思うと、気持ちも関係も結局はだれてしまいますから、私は、期間を区切ることをおすすめします。
現在の二人の関係にもよりますが、~6ヶ月くらいが目安になるかと思います。
(あくまでも目安です)

ありのままの彼を愛する、とは。
もし、彼が中途半端な関係の状態を望むのであれば、くららんさんはそれを受け入れてあげるということです。
彼が確証が欲しいというのなら、それを与えてあげることです。

例えば、喧嘩をしないという確証、そんなの無理、と思うかもしれませんね。
そう思った時点で、私たちはそこでこころの距離を置いてしまいます。
でも、「決めること(コミットメント)」とは、本当に真剣に取り組んで自分を与えていくということです。
大切なのは、彼が本当に望んでいるものを与えようとするあなたのあり方です。
例えば、彼は喧嘩をしても、そのことがお互いの絆になるということ、喧嘩しても関係が離れないということが分かれば納得するかもしれません。
喧嘩をしたとしても、絆が壊れないのだという確証が欲しいのかもしれませんよね。

また、別れない確証についても、この先、くららんさんの気持ちが変わるかもしれない、それは事実です。
くららんさんは、気持ちが変わったら彼を傷つけてしまうのではないか、そんな恐れから確証できないと思うかもしれません。
けれども、彼の立場からいわせていただけば、確証をしていない時点で、彼はもうすでに傷ついています。
実際には、”この先”に彼を傷つけるかどうかということはあまり問題ではなく(すでに傷ついていますから)、”今の”くららんさんの迷いが問題なのです。

もちろん、今現在の彼が何を望んでいるのかは分かりませんから、それは十分にコミュニケーションしていく必要があります。
「たった今」に焦点を絞り、彼を愛してあげてください。
私が伝えたのは、例にすぎませんよ。
彼を見ているあなただからこそ、見えてくることがあるはずです。
言われたことをするのではなく、あなた自身がしっかりと彼を見てあげるのです。
本気です、真剣勝負なんです。

ああだから、こうだから、という条件づけはなく、無条件で彼を受け入れることができますか。
全力で取り組む、ということは、そのことを楽しむ、いつくしむことでもあります。
ここでは、彼とのかかわりを持てることを素直に喜び、楽しみましょうね。
彼と一緒にいて、彼と共に時間を過ごすことに対して、楽しむことに全力を傾けて欲しいのです。
もし、これが彼との最後のデートだったとしたら、あなたはどんなあなたを彼に見せたいですか。
彼と一緒にいて、彼の価値を見ているあなた、しあわせそうな笑顔のあなた、機嫌のいいあなた、コミュニケーションを楽しむあなた。
この間は、二人の関係性がどうであるか、ということを手放して、ただ、ありのままの関係を楽しんでいる状態です。
完璧にしようと思うと私たちは身動きがとれなくなってしまいますので、ベストを尽くすと思ってください。

期限が来たら、覚悟を決めて、あなたの気持ちを伝えるのです。
一緒にいて、あなたがどんな気持ちになるのか、彼への「気持ち」をしっかりと伝えてくださいね。
この時点では、ちゃんとしたパートナーの関係になりたいこともはっきりと伝えます。
そして、彼の選択を尊重してあげる覚悟も決めてくださいね。

見返りを求めずに、パートナーを愛することができるひとは、残念ながら希少です。
だからこそ、あなたが真剣に彼を愛してあげたとき、彼にその気持ちは通じます。
ただ、その後にどうするかは、彼の選択になります。
そこまで彼を尊重してあげられて、本当に彼を愛してあげたことになるのですね。
それは、あなたの女性度を上げますし、そんな魅力的なあなたを周囲が放っておかないでしょう。
何より、それくらい誰かを愛した自分は、最高に愛されるにふさわしいと思えるようになるのです。

こうした問題を持つということは、くららんさんはきっと愛情の深い、愛に生きるような女性なのでしょうね。
誰かを愛したいという気持ち、それが今のくららんさんを強くしているように思います。
せっかくくららんさんから生まれてきたその愛を、誰かに向けてあげてくださいね。

それは、もちろん、今の彼でなくとも、くららんさんが愛したいと思うひとを選んでいいのですよ^^
くどいようですが、パートナーを変えても、この問題は出てきますから、相手が誰であれ、今回お伝えしたようにパートナーを愛することを忘れないでくださいね。

くららんさんの素敵な恋を応援しています。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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