離婚といわれ

相談者名
さくぞう
結婚して5年になります。子供はいません。犬を飼っています。
5月初旬に突然別れたいといわれました。その前に外出しても盛り上がることなく過ごしてきていました。相手の気持ちよりも自分の我侭が専攻していました。
別れる理由は、5年間我慢し続けてきた。家のことは何一つせず誘っても愛想のない返事で我慢の限界だ。お前のために生きたくない。親の為にも生きたくない。自分のために生きたい。自由になりたいと言ってました。環境を変えたいとのことでした。
私自身突然の事で何も考えられず、考えると返事し1ヶ月経ちました。別れを言われてからは反省し、今まで怠けていた家事を一生懸命しました。それでもとりあえず別れてほしいの1点ばりではっきりした理由はいいません。会話もなく日々帰りが遅くお互いこのままではいけないと思い別居する事になりました。別居を始めるにあたり今までありがとう。幸せだった、素直になれず恥ずかしさと怖さがあったと自分の気持ちを伝えました。別居生活が月曜日からスタートしたのですが、私服は置いたままです。別居してから3日目の朝に突然帰ってきました。飲み会で朝まで飲んでいたらしく少し寝てから会社に行きました。何もなかったように振舞ったのですが、どういう気持ちでいるのか不安ですし、このまま別れる事になるかと思うと不安です。どうしたらよいのでしょうか?
カウンセラー
木村祥典
さくぞうさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。突然奥さんから離婚の話をされて、さぞや驚かれたことと思います。
そして、そのショックや、これからどうなってしまうんだろう?といった不安
や、自分のどこが悪かったんだろう?と自問自答したりと、いろんなものが一
度にやってきて、混乱したのではないでしょうか?

少し時間が経って一段落すると、今度は今の状況や状態の実感が出てきたりし
て、さくぞうさんの心はすっかり疲れ果てて弱ってしまっているようですね。

弱ってしまっているうえに追い打ちをかけるように、「相手の気持ちよりも自
分の我侭が専攻していた」とひどく自分を責めてしまっていますよね。

辛いですよね。

このまま別れる事になるかと思うと不安ですよね。

そんな辛さや不安がありながらも、このままこの問題を投げ出したり諦めたり
するのではなく、「どうしたらよいのか?」と、解決に向けて意欲を持って前
に進もうとするのは、大変なことだと思いますが、それができているさくぞう
さんは素晴らしいと思います。

そんなさくぞうさんが、自分自身の力で前に進んでいけるお手伝いをさせてい
ただきたいと思います。

私がさくぞうさんにお勧めしたいのは、「どうしたらよいのか?」を探す前に、
まずは、「どうしてこうなっちゃったのか?」を探してみることをおすすめし
たいと思います。

おそらく、今、改めて私がこの提案をさせていただかなくても、既にたくさん
探されていることと思います。

実際に、別れを告げられてから反省し、今まで怠けてきた家事を一生懸命され
ましたよね。
だけど、残念ながら、その想いは奥さんのハートには届かなかったようですね。

どうしてだと思いますか?

どうして奥さんは、さくぞうさんが家事を一生懸命したにもかかわらず、別れ
て欲しいと言い続けたのだと思いますか?
そして、どうして奥さんははっきりした理由を言わないのだと思いますか?

ここに、この問題をクリアするヒントが隠されていると思います。

「自分に至らないところがあったのだろうか?」と反省をすることは決して悪
いことではないのですが、その『自分を見ている状態』こそが、奥さんに「別
れたい」と言わせてしまっているのではないかと思います。

奥さんから、『突然』「別れたい」と言われたわけですよね。
ところが、奥さんは、「5年間我慢し続けてきた」と言うんですよね。

これは、言い換えると、「奥さんが我慢しているのを5年間見落とし続けてき
た」ということです。

おそらく、他にも見落としているものは少なからずあるでしょう。

どうして家事を一生懸命したにもかかわらず、奥さんは気持ちが変わらなかっ
たのかというと、奥さんは家事をしてもらいたかったのではないからなのだと
思います。
おそらく、家事をしてもらいたかったのではなくて、頑張って家事をしている
奥さん自身や、その頑張りを見てもらいたかったのではないでしょうか?

どうして奥さんがはっきりした理由を言わないのかというと、その理由をさく
ぞうさんに探して見つけ出してもらいたかったからなのではないでしょうか?

今まで見落としてしまっていたものを、もう一度、1つ1つ見てみましょう。
そして、今の奥さんを見てみましょう。

「どうしたらよいのか?」という部分ですが、私がお勧めするのは、この「奥
さん自身を、奥さんの気持ちや想いを見てあげること」です。

奥さんは、「お前のために生きたくない」と言うんですよね。

これは、言い換えると、「それまでの5年間、奥さんはさくぞうさんのために
生きてきた」ということです。

そこには奥さんのどんな気持ちや想いがあるのでしょうか?

自分の方が家を出て別居状態の中、奥さんは、どんな気分でさくぞうさんのい
る家に帰って来ているのでしょう?

家に帰って来ない間、奥さんは、どんな気分で、どんな顔をして過ごしている
のでしょう?

奥さんを、見てみましょう。感じてみましょう。

今までさくぞうさんが奥さんのことを見てあげることができなかったのには、
それだけの理由や事情があると思います。

今の、疲れ果てて弱ってしまった状態は、決して余裕のあるものではないと思
います。

そのような状態で、それでも自分の事情や痛みよりも奥さんを見てあげること
というのは、苦しいと思います。

だけど、今が、踏ん張り時です!

不安な気持ち、嫌な気分は、今は、奥さんのところではなく、私達カウンセラ
ーのところに持ってきてください。
愚痴りたい時、怒りたい時、泣きたい時、そんな時は、私達カウンセラーのと
ころに持ってきてください。
そういったものは、全部カウンセラーに預けてしまってください。

そして、次に奥さんが帰って来た時に、奥さんを見て、感じることができるよ
うに、そして、奥さんを見て、感じたものをそのまま表現できるように、しっ
かり準備をしておきましょう。

奥さんは5年分、ひょっとしたらそれ以上の自由を求めるかもしれません。
その時に、さくぞうさんが本当に心から奥さんにその自由を与えてあげること
ができるように、しっかり準備をしておきましょう。

具体的にどうしたらいいのかは、私達カウンセラーにお任せください。

さくぞうさんの想いが実現するように、応援しています!

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。