悩んでいます

相談者名
ななみ
私は33歳で、7ヶ月になる娘がいます。
結婚8年目にようやく娘をもつことができました。

長年子どもが欲しいと思えず、周りの友達がどんどん出産していく中で、私もそろそろ産んでおいたほうがいいのかなぁ・・という感じで子づくりしました。

産まれて来た娘はとても可愛く思え、愛情たっぷりに接することができていると思いますが、今となっては、もっと早い時期に子どもをつくってあげたらよかったという気持ちでいっぱいです。
娘が物心ついたときに、若いおかあさんが良かった、と思わないかなどと考えて自分を責めてしまいます。
夫は若くして父親になりたい人だったので、そのことも今となっては申し訳なく思えて仕方ありません。(夫は育児に協力的な人です)

そして、なぜ自分は子どもがほしいと思えなかったのかを考えてしまい、自分の生い立ちを振り返ってしまうのです。

私の母はとても厳しい人でした。テストで90点以上でなければ口もきいてもらえなかったし、ピアノの発表会でも一番最後に弾くのでなければ見に来てもらえませんでした。集めていた漫画を捨てられたりしたこともあります。母はいつも機嫌が悪く、私は母の顔色を伺いながらびくびくしていたことが多かったように思います。母が私に近づいてくる足音に恐怖を感じていました。
小さいころのことを考えただけで涙が止まらなくなります。

いまさら母を責めてもどうにもならないのはわかっているのですが、母が娘に接する接し方を見ていても、『あぁ、私もこういう風にされてきたのかな』と悲しく思え、またまた生い立ちのことを考えてしまうのです。
娘のことを思えば思うほど、自分を責め、母を恨んだりして悩んでしまいます。

ひょっとしたら贅沢な悩みなのかもしれませんが、とても毎日苦しく、悩んでいます。何かよい心の処方箋はあるでしょうか・・・。

カウンセラー
中原謙一
ななみさん、初めまして。
私は中原謙一と申します。
よろしくお願い致します。

ななみさんが自分を責める理由なんて何もないんですよ。
それどころか、ななみさんはもっともと幸せになっていい人です。

ななみさんが今、自分に対して感じている感情は、おそらくお母さんが感じていた感
情ではないかと感じます。

ななみさんはそんなお母さんをずっと見てきたんですよね。
そして、そのお母さんの人生をトレースしているようにも感じますね。

しかし、それではななみさんは自分の人生を生きてはいないし、それでななみさんの
望んだような「理想のお母さん」が手に入るわけではありませんからね。
さらに、今のやり方では誰も幸せになれないこともわかっていますよね。
ぜいたくな悩みなんかではないんですよ。
ななみさんが幸せになるためには、避けては通れないすごく大事な問題なんです。

ここでまず、ななみさんに気づいていただきたいのは、ななみさんの中にお母さんが
二人いるということなんです。

それは、「優しいお母さん」と「怖いお母さん」です。
この「優しいお母さん」が理想の母親像や理想の女性像になり、「怖いお母さん」が
恐れや恨み、怒りの対象になっていきます。
ななみさんに気がついていただきたいのは2つあって、当時のお母さんがどんな気持ち
でななみさんと過ごしていたかということ。
もう一つは、ななみさんが恨みを持っているお母さんは、心の中にいる「怖いお母さ
ん」であって、この「怖いお母さん」は自分の中にあるわけですから、このまま自己
嫌悪になってしまっているということです。

そして、ここからがななみさんへの提案になります。

今のななみさんは、昔のお母さんが自分にしていたように、今はななみさん自身が、
J分に厳しく、自分を責めています。
ですので、小さい時のお母さんのして欲しかったことを、今時分自身に、そして娘さ
んにして欲しいんです。
抱っこして欲しい!
話を聴いて欲しい!
褒めて欲しい!
認めて欲しい!
構って欲しい!
愛して欲しい!
当時のななみさんは、お母さんにして欲しかったことがたくさんあるノではないです
か?
それを今、自分自身と娘さんにしてあげて欲しいんですよ。

自分を大切に扱うこと。

今のななみさんには、すごく大切なことですよ。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
ななみさんの人生がより素敵になるための参考に、少しでも慣れれば幸いです。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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