手放しとコミットメント~コミットメントがうまくいかない時は~

うまくいかない状況が続くとき、手放しやコミットメントが必要になります。

手放しは、膠着して動かなくなってしまった状況を動かす活性剤です。コミットメントは、自分が進む方向を決めることです。進む方向が決まらないと、どこに行っていいのかわかりませんからね。でも、コミットメントしようとすると、どうやってそこまで進むかにこだわってしまう場合があります。

そんな時は、こだわりをまた手放すことが必要になってきます。手放さないと新しいものは、入ってきません。
何度も何度も手放して、何度も何度もコミットメントする。大変なようですが、それだけ頑張る価値はあります。

◎リクエストを頂きました◎
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手放しとコミットメントについて質問させて下さい。
うまくいかない状況から抜け出すには、「手放し」や「コミットメント」が必要だと、理解させていただいているのですが、私は「コミットメント」をしようと思うと、自分のやり方にこだわってしまっているようにも思えて、このこだわりを「手放し」することが必要なのではないかとも考えます。
でもそうなると「コミットメント」の足がかりを無くしてしまう感覚があって、結局、どちらも曖昧になってしまいます。
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手放しが必要な状況と言うのは、何かにこだわってしまっていて状況が膠着して動かない状態です。

簡単に言うと、仕事がうまくいかない、家族との関係がうまくいかないなどの何か問題が発生している時や、新しいやり方や関係性が必要な時です。

何かにこだわってしまっているので、状況が動かない(問題が解決しない、新しい関係性が手に入らない)のです。

ですから、こだわってしまっているものを手放す必要が出てきます。

それは、仕事のやり方や上司や部下との接し方かもしれませんし、家族の誰かを許さないと決めていることを手放すことかもしれません。

また、新しい恋をつかむために、昔の恋人を手放す必要もあるかもしれませんし、楽しく充実した人生を手に入れる為に、今までの生きかたを手放すことかもしれません。
何か新しいものが欲しい時や、今までと違う状況を望むならば、手放しはとても大切です。

今までのやり方や、恨み辛みを両手に握り締めている状態では、新しいやり方や、新しい関係性をつかめないので、手を放す(手放す)必要があるのです。両手が空っぽになったら、新しいものをつかむことができますからね。

手放すのは、ネガティブなものだけではありません。今まで成功してきたやり方や、今までうまくいっていた関係性を手放す必要も時には出てきます。

そして、うまくいかない状況であると言うことは、現在の状況が欲しいわけでなく、別のよりよい状況が欲しいと言うことです。
このように現在の困難な状況から抜け出し、新しい状況を手に入れたいと言うときに、「よりよい状況を手に入れる。」と固く決意することを、「よりよい状況を手に入れることに、コミットメントする。」と表現したりします。

例えば、「仕事で営業成績を伸ばす。」「新しい恋人を見つけて幸せになる。」などです。
つまり、コミットメントは、「私は、幸せになる!」「私は、成功する!」などハッキリと意思決定することなのです。

コミットメントする時に大切なのは、その状況を手に入れる方法や手段に、こだわらないと言うことです。つまり、「出来ることは何でもするぞ!」と言うことです。
ですから、コミットメントする時に、「腹をくくって下さいね。」とご説明したりもします。

ご質問にあるように、コミットメントしようとすると、自分のやり方にこだわってしまっているような思いがするというのは、決意した状況を手に入れる手段や方法にこだわってしまっているからではないかと思います。

そういう場合は、こだわってしまっている手段や方法を、手放す必要があります。

ここで、手段や方法にこだわってしまうと、手放す前の状態と同じです。何かにこだわりがあると、状況は膠着してしまいます。変化がないのです。
そしてまた、コミットメントするのです。

私は、コミットメントは選択しつづける力だとよくご説明させていただいています。
また、手放しも、何度も何度もチャレンジしてくださいとお話ししています。

「コミットメントしたのに、やり方にこだわってしまった。」ならば、またやり方を、手放すのです。
コミットメントは、自分が手に入れるものを強く決意することですから、それを手に入れる為に、やり方にこだわるのではなく、出来ることは何でもするのです。

手放しやコミットメントは、一度したら終了と言うものではありませんので、何度も何度もチャレンジしてみましょう。

この記事を書いたカウンセラー

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恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。