女って生き難い?

自分が女性として生きていくとき、「女性って楽で良いなぁ」
「女性って洋服も華やかだし、お化粧もできて楽しいことばかり」
そんな風に感じて、女性であることを肯定的に感じられれば、何の問題もありませんよね。

「女って不条理だ」「女は損だ」「男ばかり楽して」と感じるようなことばかりの中で生きてきたとしたら。
そして、そんな男たちが、「男だから」と言う理由だけで、良い思いをしていると感じていたら。
その上、そんな男に嫌な思いをさせられたり、理不尽な命令を受けていたら。

女達よ立ち上がれ!という感じになりますよね。

そうして、女性の中の男性性を鍛えてきた方も多いのではないでしょうか。

女って生き難いという世界から、自分らしく生きられる世界に移ってみませんか。

◎リクエストを頂きました◎
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男性不信について相談させてください。私は会社で仕事の出来ない男性に会うと大変いらいらしてしまいます。名ばかりの役職で、仕事のミスや雑用は他人に押し付けて平然としているのを見ると理不尽さを禁じえません。

他のスタッフはそれでも「まあ部長だから」と言ってあまり追求しませんが、私はおかしいことはおかしいと追求してもめてしまったりします。権力争いをしているような気になることもあります。

また、小学生くらいから20代前半まで痴漢に何度と無くあって、そのたびに母親からは私に隙があるからだと逆に怒られたりしてひどく傷つきました。彼氏が欲しいと思う反面、男なんかもうこりごりだと思うこともあり、この相反する気持ちを何とかしたいと考えています。よろしくお願いします。

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心理学講座にいただいたリクエストの中から、
今回は、「男性性と女性性のバランス」について、考えて行きたいと思います。

1.パワーストラグルの始まり

女性の中にある、「自分は女である」と言うことに関して、「女って楽だわぁ」とか、
「きれいな洋服とか、お化粧もできて楽しい」と思えれば、女性に生まれてきたと言う自分の人生は、
とても素晴らしいものになって行きますよね。

ところが、多くの女性の中にあるかもしれませんが、「女の子なんだから、おとなしくしていなさい!」
「女の子なんだから、お手伝いしなさい」と言うような言葉を聞いたときに、「やった~、女の子でよかった」
と思える様な大人な人は少なかったのではないでしょうか。

その後の成長段階でも、男子にスカートをめくられたり、体が大人になり始め、生理などがやってきたりすると、
ますます、女性であることに嫌悪感を感じた方もいるかもしれませんね。

『女の子なんだから』『女でしょ』と言われるたびに、自分は女性であるから、そう言われるんだ。
という、女性性に対するネガティブな思いと、その枠の外にいる気楽な『男ども』に対する嫌悪感や
苛立ち、憎しみなどが生まれてきたりします。

何でおちんちんが付いていると言うだけで、楽をしているのだ!
というエレクトラコンプレックスの心の傷の部分が刺激されて来るんですね。

ましてや、学校や社会で、「男だから」とか「権力(先生や上司)があるから」というだけで威張っていたとしたら、この部分が刺激されますよね。

2.女性性の否定・男性性への嫌悪

女性として不利益を感じたり、自分の可能性をもぎ取られるような経験をすれば、『女性だから』と言うことに関して、嫌悪感を感じるようになります。

威圧的な担任の先生であったり、理不尽な上司。また、女性の先生でも、男子を特別扱いする先生などで、女性としての不利益を感じたりする場合もそうですね。

あるいは、痴漢にあうとか、セクハラをさせると言うことも、女性性を嫌悪することに拍車をかけるかもしれません。

そして、こんなに苦労している女性に比べ、男性は何をしているのだ。と男性への嫌悪も生じてきます。

自分の女性性を嫌っている場合には、
『自分の心の中の世界と、外側の現実世界が一致している方がストレスは少ない』
と言う法則に基づき、威圧的な男性や理不尽な男性が「俺は男だから」と言う状態で周りに集まってきます。

そして、「女性であるから」権力から、無理矢理何かをさせられる感じ(あるいは、させてもらえない感じ)を強く感じます。

すると、実力がないのに、『男だから』と言うだけで権力をつかんでいたり、自分をコントロールしようとする人が現れたらどうでしょうか?

自分は実力があっても出来なかったりするのに、「実力もないくせに」力をつかんでいる男性を見れば、怒り心頭になるのは当たり前ですね。

3.バランスを取る

ここではついつい、自分の中の男性性を「鍛えて」男性性と戦おうとしてしまいます。
私も経験があるのですが、男性と張り合おうとすればするほど、威圧が激しくなったり、
理不尽な状況に陥ったり、周りから孤立してしまったり。そんなことが生じてしまったりします。

こういった状況が生じている場合には、自分自身の中で、女性性のバランスと男性性のバランスが
上手く取れていないことがあるんですね。

一生懸命に自分の中の男性性を鍛えるあまりに、男性性のみが強く成長しすぎてしまいます。
すると、女性性の方は、弱いままですから、その、弱い女性性を狙って痴漢が増えたりします。
弱い女性性を感じる分、女性側に恐れもあるんですね。

そうなると、「男性とは、なんて野蛮なんだ。もっと男性性を鍛えて自分の女性性を守らねば」
そんなループにはまってしまう人もいるかもしれませんね。これでは、パートナーが欲しいなんてとても思えなくなってしまいます。

ここでは、これ以上男性性を鍛えていくのではなく、自分の中の女性性も成熟させてあげて、
自分の中の女性性と男性性のバランスを取っていくことが、パワーストラグルを減らすことに繋がっていきます。

今度は男性の側では、男性性に自信があり、強い男性性の部分を持っている方は、女性の中の男性性と張り合うことはしません。

では、女性の中の強い男性性に脅威を感じて、男性の中の男性性と張り合うタイプの男性とは、どんな人でしょうか?

そうですね。まさに、「男だから、何となく権力を持ってしまったけど、仕事ができるわけじゃないしなぁ。と
どこか『自信がない』」というタイプの方だったりします。
表面的には、威圧的で自信があるように見えても、心の奥深くでは、そうではないんですね。

もしここで、有能な女性の中の男性性に攻撃を受けたときに、そ自信のなさから反応は過剰な場合もあります。ですから、男性側の問題から、パワーストラグルが始まる場合もあります。

男社会の中で生きていると、自分の弱い部分を見せることは、『死』に繋がる感じもするかもしれませんが、
自分の中の女性性を成熟させることによって、自信のない男性側の防衛を作り出すことがなくなってきます。

この鍛えた男性性を手放したら、と思うと不安かもしれませんが、その男性性とバランスを取れる女性性のはずですから、女性性も素晴らしいものを持っているともいえます。
鍛えた男性性を弱くしたり、手放す必要はありませんが、その男性性と同じだけの女性性に成熟したとき、「そのままの自分自身」でいることができて、力の争いの中から解放されるかもしれませんよ。

この記事を書いたカウンセラー

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