愛することを学ぶために(4)~もっと自分を愛してあげましょう~

誰かを愛するために、その一番の基本は「自己愛」、自分自身を愛することなんです。

自分を愛し始めると私達は、自分を傷つけるようなこと、相手を苦しめるようなことは選べなくなります。そうすると、手放すことだって愛し方の一つとして選択できるようになるのです。そうでなくても、相手を喜ばせるために、また、相手を許すために愛することを選択できるのです。

●もっと自分を愛してあげましょう。

では、犠牲ではなく、与えるためには、本当に愛するためには何が必要なのでしょうか?

実は、その基本となるものは、「自分」なんです。
もっと言えば「自己愛」。

あなたがいかに自分自身を愛するか?が、とても大切な鍵なんです。

自分のことが嫌いだと、それを相手に投影します。
そして「きっと私は嫌われるだろう、愛されるはずがない」と思うようになるんです。
さらに「これだけ頑張ったら私の事、嫌いにならないよね?」とコントロールしたり、「嫌われないためには仕方がない」と犠牲したりするようになるんです。

でも、自分のことを愛することができれば、自分を傷つけるような行動は取りません・・・、いや、取れなくなるんです。
コントロール(支配)や犠牲、無理、我慢などで自分自身を痛めつけなくても済むようになるんです。

それは、あなたが愛する人を傷つけたくないのと同じように、自分のことも傷つけたくはないからです。
また、あなたが自分を愛し始めると、周りの人がどれくらい自分を愛してくれているのかを受け取ることもできます。
そうすれば、自分を愛してくれる人たちを悲しませたくない、困らせたくない、という思いから、やはり自分のことを傷つけたくなくなるのです。

例えば、愛し方の一つに「手放す」があります。
私といて彼が苦しいのであれば、彼を自由にしてあげよう、という愛です。
一緒に居ることで彼が苦しいのであれば、彼を愛している私も苦しくなります。
彼が苦しいのに、私は元気、では・・・それは愛とは言えませんよね?

だから、そういうとき、自分を愛するために、そして、彼を愛するために、彼に委ねる、手放す、ということが最善の選択になることも多いんです。

「私はあなたのことを愛しているけれど、あなたにはあなたの人生がある。だから、あなたが一番幸せだと思う道を選んで欲しい」という愛です。

また、浮気や借金などの問題であなたを苦しめたご主人を許そうと思うとき。
その痛みを越えるためには、彼を思う気持ちはもちろん、それが私の幸せと信じる私の心が基盤となります。

そこに彼しかいない、という執着やプライドが入り込んでしまえば、なかなか手放すことは難しくなってしまうのです。

だから、あなたにとって、いつも心に留めておいて頂きたいのは、「誰かを愛するためにまずは、自分を愛そう!」という思い。

自分を愛することで、もっと自分の大切な人を愛することができるようになります。
自分を愛することで、今まで許せなかった人にも愛を与えることができるようになっていきます。

まず、ちょっと想像してみてください。
自分という一人の人間を喜ばせてあげよう・・・と。
罰したり、攻撃してしまうのであれば、一時的でもいいので、和平協定を結ぼうと思ってみてください。
平和、安らぎの感覚を思い出したり、想像してみられてもいいでしょう。

そして、自分が喜ぶことをまずは5つほど思い浮かべてみます。
もっとたくさん出てきてもいいです。

そのうち、今、自分で実現できることを一つ選び、実践してみましょう。
できるだけ、すぐに。

そして、その後、あなたが愛してあげたい人、助けたい人、喜ばせてあげたい人を一人見つけてください。

その人をそっと思い浮かべ、今の気持ちをイメージの力を使って伝えてみます。
もし、現実に会える相手ならば、ぜひ、近いうちに、そのメッセージを直接伝えてみてください。

自己愛から出発して、その人をより深く愛する感覚に気付けるのではないでしょうか?

(完)

この記事を書いたカウンセラー

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