好きな人には愛されない(4)~内なる私と、外側の私~

好きな人には愛されない3つ目のパターンとして、内側のあなたと外側のあなたとのギャップが原因になっているケースをご紹介します。

本来、とても情熱的な人なのにお母さんとの関係からクールでいい子に育ったとすれば、内なる自分と、外側の自分との間にギャップが生まれます。そうすると、外側を見て寄ってきた異性には興味が湧かず、内側から好きになった異性には興味を持ってもらえない、というすれ違いが生まれるのです。

●内面と外面のギャップ

さて、好きな人に愛されないパターンの次のケースを紹介しましょう。
それは「内面と外面のギャップ」と呼ばれるもので、「私が思う私はほんとうの姿ではない」という場合です。

カウンセリングの中で「ほんとうのあなたって、とても情熱的で、愛情深い方だと思うんですよね。でも、そんな自分ではダメだ、と思って、それを隠して生きてこられたんですよね」てお伝えすると、「ええーっ、そうなんですか?自分ではそれとはまったく逆で、自分が情熱的だなんて思ったことなかったです」て答えられる方が少なくありません。

今のあなたが思っている“自分自身”は、成長するプロセスの中で色々と作り変えられてきた“自分”で、必ずしも、「本来の私、自然な私」ではないことが多いんです。

これが内と外とのギャップなんですね。
この例では、内側=情熱的で愛情深い、に対して、外側=情熱的ではない、というギャップが生じていることになります。

例えば、こんなケースによく遭遇するんですね。
「お母さんがとっても感情的でヒステリックで、私が泣くよりも先にお母さんが泣き崩れてしまうようなタイプでした。だから、私は小さいころから感情を我慢して、我がままを言わずにお母さんの聞き役(感情の処理約)になっていたんです。」

このようなケースでは、本来の「私」が情熱的なタイプであったとしても、お母さんとの関係性で、その情熱を解放することができず、むしろ、それを押さえ込んで「クールで、物分りのいい、いい子な私」になってしまう可能性がとても高いのです。

そうすると、本来は情熱の女なのに、クールな女として生きているわけです。
もちろん、それだけで生き辛さを感じていると思うのですが、でも、怖いのは「クールな私」が本当の私だと感じてしまっていることです。
なんせ、物心ついてからはクールでいる時間が長いとしたら無理ないことですよね。むしろ、まさか、自分の中にあんな情熱的な部分があるとは思えないでしょう。

でも、この場合でも、自分が情熱的になるのは「お母さんと同じになる」ということで抵抗を生みます。それはお母さんを許せない分だけ、お母さんのように感情的になることが許せないのです。
だから、お母さんとの関係も含め、じっくりと見つめ直すところから私たちは始めていくでしょう。

他にも「小さいころはお転婆で元気な女の子だったのに、友だちからのちょっとしたいじめをきっかけに大人しくて、内気な女の子に変わってしまい、それが本当の私だと思いこんでいる」だったり、「自分はとっても自由でオープンな女の子だったのに、すごく躾が厳しくて周りの人の顔色を伺うような人になってしまった」だったりするんです。

私たちは全員、多かれ少なかれこうしたパターンを持っているものです。

さて、こうしたパターンがあると、恋愛においては辛い現実が起こります。
分かり易く「情熱的な内側を持っているけれど、大人しい外側を持っている女の子」を例に取りましょう。

そうすると、大人しい雰囲気を醸し出しているので、そんな女の子に寄ってくる男性と言えば、ちょっと自信がない、弱弱しい感じのタイプの人が多くなるでしょう。
だって、活気のある、元気なタイプの女の子にそういうタイプの男の子は近づき難いですし、逆に、男らしい熱い男は大人しい女の子をどう扱っていいのか分からないので、近づきにくくなるわけです。

ところが、本来、情熱的な内面を持つ私は、そんな弱弱しい男性は願い下げなわけですから、義理で付き合ったとしてもなかなか好きにはなれません。

むしろ、やはり情熱的な熱いハートを持つ男性、いや、この私を押し倒してくれるくらいの強い情熱を秘めた男性をほんとうは好きになるわけです。

しかし、そうした情熱的な男性は、大人しい女性にはあまり見向きはしてくれず、明るくて元気な女の子を好むわけです。

その結果、好きな人には好かれずに、好きでない人に好かれる現実ができるわけです。

もちろん、これは例え話で、現実はもう少し様々な要素が絡み合っています。

そこでカウンセラーは、この内と外のギャップを埋めるべく、本来の自分、自然な自分に戻ることを目的にカウンセリングを進めていきます。

すなわち、この例で言えば、情熱的な生き方ができるようにサポートさせていただくわけです。

それは、先ほど少し触れましたが、時には感情的だったお母さんを許す、厳しく高圧的だったお父さんを許す、というプロセスも必要になりますし、また、恋愛や友人関係など、その他の人間関係の中で生まれた傷(トラウマ)を癒すということも必要でしょう。

でも、自然な自分に戻る、ということは、人生が生き易く、楽で、そして、喜びや楽しみを簡単に感じられる笑顔溢れる毎日を送る、ということです。
その逆にいる方からすれば、それはミラクルに思えるかもしれませんが、でも、本来の自分に戻るだけで、そんな自分になれるとしたら・・・?許しも手放しも楽しいプロセスになりませんでしょうか?

一時は辛く、抵抗を感じたり、何でこんなことしなきゃいけないのか理不尽さを感じたりするかもしれません。
でも、それも自然体なあなたに戻るための道程ですし、好きな人に自然に思われる自分になるプロセスでもあるのです。

まずは、好きなことをして笑顔に溢れ、朝起きたときに今日は何をして楽しもうかを考えてワクワクしている自分を想像してみてください。
その姿をヴィジョンにして、進んでいきませんか?私たちがそのお供をさせていただきますから。

(完)

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