幸せを作るスキル 競争を手放す編(2)~愛とつながりの人生にシフトチェンジ~

社会で競争に勝つことが人生の目的としていると、そのマインドは友人関係にも、パートナーシップも表れてきます。

え?友人と競争??パートナーと競争???そう思われた方もいるかと思います。
私たちは、友人やパートナーとの関係でも競争をしてしまうことがあるんです、
この競争意識は友人やパートナーを関係を遠ざけてしまいます。
競争に勝つことから、愛とつながりを大切にする人生にシフトチェンジが求められます。

●愛とつながりの人生にシフトチェンジ

競争に勝つということに人生の重みを置き、それだけになってしまうと私たちの心は満たされにくくなってしまうようです。

このパターンがあると社会での競争だけではなく、友人関係、パートナーシップに関係にもこのマインドがでてくることがあるようです。

え?パートナーと競争???
と思われた方もいらっしゃるかるかもしれませんね。

不思議な感じがするかもするかもしれませんが、パートナーとの関係にも競争意識が存在することってあるんですね。
パートナーと競っていると意識的に認識している場合もあれば、気づかずやってしまっている場合もあります。

友人や、パートナーとの間に競争意識が強く出ると、自分の考え方や、やり方のほうが正しいことを証明したい気持ちがでてきて相手の考え方、やり方を尊重できなくなってしまったり、相手がいかに間違っているかを証明しようと論破してしまったり、自分のほうが上で相手のほうが下という意識が表れてしまいやすくなるようです。

パートナーや友人に対して、自分のほうが上で相手が下という意識が働くと、どうなるのでしょう?
自分のほうが正しくて、相手の考えや、やり方は間違っている!と下に見てしまうとどうなると思いますか?

一時的に気分は良くなれるかもしれませんが、幸せは遠のいていくことが多くなるようです。

相手のことを下に見ている感覚が働いていると相手のことを魅力的に思えなくなってしまいます。
相手のことがつまらない人に見えてきてしまいます。

魅力的でなく、つまらないと感じているパートナーや、友人と一緒にいるというのは心が満たされにくくなりますよね?
一時的な良い気分は手に入るのですが、幸せは遠のいていってしまうわけですね。

また、競争しているとつながりが薄れていきます。

競争の特徴は、勝ちー負け(勝者ー敗者)を作るところです。
敗者にされるのは気持ちが’よくないですよね?
パートナーや、友人関係で競争をしていると相手の気持ちは離れていきます。
つながりが薄れ、分離し、孤独への道を歩んでいくことになります。

心が満たすために競争に勝つ以外に必要な要素は、愛やつながりを人生を満たす要素として大切にすることが鍵となってきます。

つながりの中で感じる親密感は心を癒し、心に安心を作ります。
愛や親密感というものは心を満たします。
それは競争で勝った時に得れる刺激とはまた違った質のものです。

社会で、友人関係で、パートナーシップの中で競争に勝つことに人生の重みをおいてきたけど幸せではないと感じるときや、燃え尽き感を感じるときは、価値観のシフトがいるときなのかもしれませんね。
人生の価値観の重みを愛とつながりのほうに重みをおいていくようにシフトが求められるときなのかもしれません。

>>>『幸せを作るスキル 競争を手放す編(3)~本当に怖い、親密感への恐れ~』につづく

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。