「モヤモヤ」は新しい「自分」と出会うチャンスをくれる

大した問題があるわけではないのに、何となく「モヤモヤ」「イライラ」が続く経験はありませんか?

それは、ひょっとしたら過去に呑みこんだネガティブな感情が癒されようとして、無意識から「そろそろ変わり時ではありませんか?」というサインを送ってきているのかもしれません。こういう時は、人や物事への対応の仕方や心の姿勢をちょっと変えてみようという意欲を持てるといいみたいです。

「モヤモヤ」気分を大切なお客様のように大事に扱うことで、自分の心の深いところにある「願い」に耳を傾けてみましょう。新しい自分の「在り方」が見つかることも多いです。「モヤモヤ」や「イライラ」が教えてくれるちょっとした気づきの積み重ねが、人生を豊かなものへと大きく変えてくれることもあります。

◎リクエストを頂きました◎
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ここ何カ月か自分が何でストレスをためているのかわからなくて悩んでいます。わからなければ考えなければいいのでしょうが、わからないのでスッキリしません。イライラすることや落ち込むことがあってもその時だけですぐに忘れてしまいます。それでも、無意識で考え続けているのでしょうか?自分でストレスの原因を探っていく方法はあるのでしょうか?
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●「モヤモヤ」「イライラ」は「そろそろ変わり時ですよ」というサイン

「何となくモヤモヤしている。」
「何が原因ともなくイライラしてしまう。」
「ちょっと落ち込むこともあるけれど、別に大した話でもなくてすぐに忘れるのに、またちょっとしたことで沈みがちになる。」

こんな、モヤモヤ気分が続いているけれど原因が見当たらない、なんて経験はありませんか?落ち込まないではないけれど、大した話でもなくて、なのに気分は晴れない。スッキリしたいのに、どうしたらいいのかわからない。そんな時、皆さんはご自分のモヤモヤ気分とどうつきあいますか?

こんな時、理性では大事ではないかもしれませんが、意識の深い部分、もしくは無意識において、あなたは人や物事に対してこれまでと違う対応をしたいと願っているのかもしれません。特に、自分の傷つきを軽く見て、ネガティブな感情を呑みこむクセのある方は、自分がしんどいと感じていることに比較的無自覚です。本当は、いい加減にウンザリしていて、人としての「在り方」を「変えたい」と思っていたとしても、そのことにも気づきにくいようです。

もともと「ネガティブだ」と感じて押し込めた感情ですから、無意識から上がってくるときには、何だか「変」「イヤ」といった「違和感」を伴います。それが、新しい「在り方」というポジティブなメッセージを孕んでいるとしても、意識からすれば、「よくわからない」「不慣れ」な感覚なので、「モヤモヤ」「イライラ」します。

でも、こういう「モヤモヤ」が新しい「自分」と出会うきっかけをくれるとしたら、ちょっとワクワクしませんか?「モヤモヤ」気分を大事にすることで、自分の思いがけない気持ちに気づき、これまでとは違う言動を意識的にすることで、状況を改善し、問題を未然に防ぎ、新しい可能性を見つけることができます。

それは、人に対する反応のしかたを変えるといったほんの小さなことかもしれませんが、それが友人関係はもとより、恋愛、仕事と大きく人生を変えていくきっかけになります。

私も、「モヤモヤ」する自分の気持ちとの対話を繰り返すなかで、今までなら怒っていたところを笑い事にする、逆に、シラッとしていたところで自分の気持ちを訴えることができて対人関係が楽になった経験があります。「モヤモヤ」「イライラ」は、自分の新しい才能と出会うタイミングですよ、という無意識からのサイン。是非、この気分を大事にして、心の引き出しを増やしてください。

● 「モヤモヤ」や「イライラ」を歓迎してみる

不愉快な感覚は早く取り去りたいものですが、「モヤモヤ」や「イライラ」のもとを探りたいときは、あえてスッキリしようとせずに、この不愉快な感覚を大切なお客様のように歓迎して大事にします。ここでは、自分と対話する手法の一つとしてジャーナリングをご紹介しましょう。

●ジャーナリング

自分の感じている気持ちを1枚の紙にただ書き連ねます。誰かに見せるものではありませんので、思うまま、感じるまま、頭をよぎることを書きます。特に、連続性がなくてもさしつかえありません。頭の中を空っぽにするつもりで、想いを紙の上に出し切ってみてください。「こんなこと思っていたのか!」と自分でもびっくりするような気持ちやアイディアと出会うことがあります。

Yさんは、最近上司が素っ気ないことに苛立っていました。最初は、「何だ、冷たいじゃないか」と責める言葉が続きましたが、書いている間にこれまでその上司がかけてくれた温かい言葉やいっしょに苦労した仕事の場面が次から次へと思い出されてきます。

自分がどれほどその上司に感謝しているか、あらためて知る体験になりました。と、同時にそれほど感謝しているのにそれを伝えていなかったことにも気づき、申し訳なく感じました。ここまできてYさんは、上司が素っ気ないと感じていましたが、実は自分が気持ちを伝えていなかったために引け目を感じていたことがわかり、機会をとらえて感謝の気持ちを伝えることにしたそうです。

ただ正直に書き連ねるだけですが、慣れてくると自分でも忘れていた深い想いと出会えます。それを行動に結びつけることができれば、より「自分らしく」「正直に」生きられそうです。一回で「イライラ」「モヤモヤ」が消えなくても、時間を見つけては、「イライラする」「モヤモヤする」という自分の気持ちをできるだけ具体的に書き出して、自分のイラついている気持ちと対話を続けてみてください。

自分の気持ちと素直に向き合うと、自分のネガティブな感情とも向き合うことになるので、多少「慣れ」が必要かもしれません。最初のうちは、その体験をカウンセラーと話し合うことでより深い気づきにつながることも多いようなので、自分自身との対話を深めるためにもカウンセリングをご利用いただければ嬉しく思います。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

みずがき ひろみ

感情や感覚といった女性性をフルに使い、心のブロックを外すカウンセリングが得意。「目からウロコが何枚も落ちる」と見方が変わることに定評がある。 深層心理に眠る「願い」を掘り起こす「癒し」を通して、人生の豊かさを受け取りたい人の、恋愛、ビジネスでの自己実現をパワフルにサポートしている。