被害者感覚から脱出(4)~依存の割合を減らしていく~

依存心が強いことで被害者感覚がある時は、依存の割合を減らしていくときなんです。

それは依存が悪いからという意味ではなく、依存心が被害者感覚を作り、それが傷ついたと感じることを作ってたり、状況を悪化させているようならば、しんどい感情を感じることを減らしていくためや、良い状況を増やしていくために依存を減らしていくんですね。
私にとって依存を減らすための課題はなんだろう?という意欲を持ってみることが大切なんですね!

●依存の割合を少し減らしてみる

被害者感覚がする時は、依存心が強くなっていないかな?と自分を見つめてみてもいいかもしれません。

自分を見つめてみてみると自分でも気づかなかった依存心を発見できることってあるんです。

例えば「本当は自信が無くて不安だったのを、彼氏に“私を安心させるべきだ”と彼のせいにしすぎちゃってたのかもしれないな」とか、「彼に自分の感情を満たすことを依存してたけど、本当は私自身が自信を持てれば彼に求めすぎなくてもいいのかもしれないな」というふうに気づきを得れるかもしれません。

気づきを得れると、どうすればいいかという課題も見つけやすくなります。
「この不安を解消するのは彼にもたれかかることじゃなくて、自信をつけていくことがいるんだな」というふうに。

まずは依存心が強くなっていることに気づくことが大切なんですね!

依存心を嫌っている人は、自分が依存心が強くなっていたということを受け入れがたくなり、自分の依存心が強かったんだと認めにくくなる時もあります。
ですので、依存心が強くなっていることに気づくというは成熟さがいることでもあるんですね。

気づいたら依存心を減らしていくことに意欲を持ってみるんですね。

それは依存が悪いからという意味ではなく、依存心が被害者感覚を作り、それが傷ついたと感じることを作ってたり、状況を悪化させているようならば、しんどい感情を感じることを減らしていくためや、良い状況を増やしていくために依存を減らしていくんですね。

不安を解消したり、自分を満たすのを外の何かに(誰かに)求める割合を減らして、自分の考え方や物の受け止め方、感じ方を変えることでできないかと自分の課題としてできることはないか?と探してみるんですね。

この課題というのは人によって違ってきます。
違ってくるので一概に依存心を減らすための課題は◯◯をすることと言えないところが難しいところなんですね。

こうやって自分の課題としてできることはないか?という捉え方をすること事態が自立的な考えになっていますから、その考え方をすること自体が依存心から一歩抜け出すことにつながることでもあります。

●満たされていない過去のニーズ

『彼氏(彼女)に寂しさを埋めて欲しい』と相手に寄りかかりすぎてた依存心と向かい合っていくと、実はその満たしてもらいたいというニーズは、本当は彼氏(彼女)に埋めて欲しいものではなく、過去の誰かとの関係で満たしたかったものだったということがわかることがあります。

例えば、子供の頃に両親との関係でさみしい思いをしており、両親にその寂しさを埋めてもらいたかったというニーズがあったということがカウンセリングでわかってくることがあります。

そのニーズは抑圧されており普段の意識上ではわからなくなってしまっていたものが、彼氏(彼女)との関係で『彼氏(彼女)に寂しさを埋めて欲しい』という形ででてきてしまっていたということがわかることがあります。

本当は両親にその寂しさを埋めてもらいたかったという感情ですから、彼氏(彼女)がいくら頑張っても埋まらず依存的になりすぎてしまってたんですね。

そういう時は、抑圧されていた感情を感じて解放してあげるといいんですね。

「私、小さい頃さみしかったんだな」「小さい頃、本当は両親にそばにいてもらいたかったんだな」という具合に抑圧されて感情を感じきって解放していくんです。
カウンセリングやグループセラピーでも感情を解放してお手伝いをさせてもらっています。

感情を感じきって解放していくと、その過去の満たされなかったニーズの代用品を彼氏(彼女)に求めようとする気持ちが小さくなるので、過度に依存することがなくなって相手との関係で感じる感情が楽になっていきます。
そうなると相手との関係も、よりよくなることが多いんですね。

『もしかしたら私が依存的になりすぎるのは、過去の満たされてない何かを求めているのかもしれない?』そんな視点を持ってみてみることで、もしかすると依存心の割合を減らしていく為の課題を見つけられるかもしれません。

依存心を減らしていくための、自分にとっての課題を見つけてみようと意欲を持ってみると、すぐには見つからなくても見つけていけるように思います。

被害者感覚から解放されて、少しでも楽な受け止め方ができるといいですね。
応援しています。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。