実際の距離と親密さについて

住んでいる距離が近い人同士や、職場が近い人同士など、実際の距離が近い人ほど、親密になりやすいものです。私達は物質世界に生きていますので、この物質的な距離というのは、どうしようもない問題ではあります。

でもだからと言って、物質的な距離が遠いと、親密になれないのかというとそうでもありません。親密になりやすいかどうかは、物質的な距離に影響されますが、だからと言って、物資的な距離だけが、親密さを作るわけではないのです。

自分の今いる環境や状況に合った方法で、親密感を手に入れることはできるのです。また、時間やお金など物質的なものを使って会いに来てくれてこそ親密と思ってしまうのも少し違います。

◎リクエストを頂きました◎
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いつも、メルマガやHPを拝見しています。
わかりやすく受け入れやすい言葉で紡がれた記事どれもすごく毎日に参考になっています。
今日は「距離と親しさ」の関係についてリクエストしたいと思います。

私はある先生のセミナーによく行きますが、そこで知り合って仲良くなった人たちの間で、後日プライベートでも親しく頻繁にお付き合いがあるのは、お家が近い人同士のように思います。

私の住んでいるところは交通の便が悪く、なかなか誰も近くまで来られることもなく、いつまでも私が頑張って縁を続ける努力をしないとどなたも(何度も会場でお会いして会場でどんなに親しくなったと感じた方でも)疎遠になって行きます。

自分に魅力がないから、わざわざ不便な交通を乗り継いでまで会いにきてはくれないのかもしれないと、落ち込んでしまうこともあります。

それと同時に「また会いに行くね」と安易に期待させられてがっかりするのは辛いので、その場での親しさを信用できなくなりました。
やはり住んでいる距離と親しさは比例するものなのでしょうか?
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私達人間は、物質と時間の中で生きています。

ですので確かに、遠方の方に会いに行こうと思うと、交通費もかかりますし、時間もかかってしまう。
これは、どうしようもないことなんですよね。
ですから、親しく頻繁に関わり合う関係は、距離が近い方が生まれやすくなるかと思います。

だからといって、距離と親しさが比例するかと言われると、難しい部分もあるのです。
距離が近いと、親密になりやすいと考えていただけるといいかと思います。

我々人間は、一人では生きられませんし、人と人との繋がりが必要な生き物です。
ですから、友達や家族、地域との繋がりなどを作っていくのですが、その繋がりというのは、距離や会う頻度だけではないとも言えます。

確かに会う頻度が少なかったり、お金や時間をかけて会いにきてくれないとなると、寂しいと感じてしまいます。
だからといって、その人が、相手に対して親しみを感じていない訳ではないのです。

残念ですが、物質社会に生きている以上、簡単に手に入るものがたくさん自分の周りにあったとしたら、同じものを手に入れる為に、わざわざ遠くにでかける人は少ないかと思います。

リクエストしてくださった方の場合ですと、セミナーで親しくなったお友達同士仲良くなるというのは、その場で親密感が生まれるからです。
そしてその後、頻繁に関わりがある人同士は、その親密感を、近い移動距離で手に入れることができるわけです。

近い距離でたくさん手に入るので、わざわざ移動する必要がないと言ってしまえば、とても冷たく感じるかもしれませんが、その場で親しくなった方々は、親密感が手に入りやすい環境で暮らしておられるということになります。

対して、リクエストしてくださった方のような場合は、暮らしておられる場所が、不便ということもあり、親密感が手に入りにくい環境で暮らしておられます。
どちらが良いとか、悪いとかの問題ではなく、自分が暮らしている環境に合った親密感の作り方をしていく必要があるのです。

便利な所に暮らしていて、人と頻繁に会うことが可能な環境ならば、時間やお金をかけなくても親密感が手に入りますが、不便な場所に暮らしている場合は、同じ方法で、同じようには手に入りにくいのです。

自分から物質的な距離を縮める(自分が移動する)というのも方法ですし、時間やお金を使ってでも手に入れたいと思うくらいの魅力を手に入れることも方法です。

また、環境を変えるというのも方法ですし、今ある環境で近い距離にある人達と親密感を作っていくというのも方法ですね。

それ以外にも、物質的な面ではなく、繋がりを強く太いものにするというのも方法です。

これは、物質的ではないだけに、強い繋がり、太い繋がりと言っても、目に見えるものではないので、ピンとこないかもしれませんが、相手のことを思う気持ちが強いという感じでしょうか。
例えば、同じ距離だけ離れている家族と、1週間前に知り合った友人では、相手に対する想いというのも違うはずです。
「幸せでありますように」「元気でありますように」これは、相手を想う気持ちです。
相手を想う気持ちを、強く持てば持つほど、目には見えませんが、繋がりを強く太いものにすることができます。

そして、その想いを相手に持つということは、投影の法則に当てはめて言えば、相手からも強くて太い想いを感じることができるので、寂しさというのもあまり感じなくなります。

物質世界に生きている以上、距離によって、親しさが生まれやすいかどうかは、どうしようもないことですが、距離があっても、親しさを感じることができるのです。
自分の環境や、状態に合った方法をみつけられるといいですね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。