出会いと仲間

私たちは生まれてからいろんな人と出会います。
 近所に住む人や学校で出会った人、大人になれば職場や仕事の関係の人など、いろんな人と出会っては近づいたり離れたりを繰り返します。
私にも小学校時代からの心の友と思える人もいれば、あれだけ親しかったのにいつの間にか疎遠になってしまった人もいます。
 
大人になると、職場や仕事関係などで出会う人の数は多くなるけれど、なかなか本音で付き合えないかったり、いろいろと気を遣ってしまうのは私だけではないでしょう。
もちろん、すごく尊敬できる人に出会ったり、自分にとって切磋琢磨できる人と出会うこともあります。
だけど年齢を重ねるにつれ、出会う人は増えたとしても、気楽につきあえる居心地の良い仲間と知り合うのは難しいと思っていたし、どこか諦めていました。
ところが、そんなことがあったんです。
私は心理学を学び始めてから産業カウンセラーというものを知り、心理学をもっと勉強したくてその講座を受けてみようと思いました。
実技と理論を半年かけて学ぶのですが、実技は小クラスで同じメンバーと共に勉強します。
 私のクラスは11名。30代から60代までの男性4名女性7名のクラスでした。
そこに毎回指導をしてくれる先生が3名ついてくれるのです。
平日、しかも月曜の夜という時間帯のせいか授業を受けたら早々に皆が帰っていき、なかなか親しくなれない日が続きました。
 3ヶ月も半ばを過ぎたある時、土曜で1日授業の日があり、その後に皆で飲み会をすることになりました。
するとそこで今までの分を取り戻すかのように一気に話が盛り上がり、気づいたら旅行に行こうという話になっていました。
 その場のノリになるどころか次の月曜には誰かが行先や宿の候補まで考えてプリントしてくる始末。びっくりするような展開でした。
先生たちにもそのまとまりの良さに驚かれながら、その後は結束もより固くなり、全員が実技試験免除となった次第でした。
 半年の講座が終了してからも筆記試験までの間は毎週みんなでマックに集まって勉強会。全員が揃うことはなくても、気持ちは11人でやっているという感覚でした。
勉強会と言いながら、実はその後の飲み会がメインだったり、思い思いが口々に自分の言いたいことだけを言っていたりと、傍から見ると全然統率がとれていないように見えたでしょうね。
そして いつもKさんが「みんな勝手にしゃべって誰も人の話を聞いてない。傾聴はどこいったの。これがカウンセラーの集まりなの」と呆れながらも嬉しそうに言います。
 でも、これがけっこう居心地がよかったりするんですよね。皆もそう思っているようです。
人が数名集まると、どこかで「○○さんは、こうだから・・・」とか「あの人はいつもああなのよね」なんてことが始ったり、グループのように分かれたりすることが多いように思うのですが、ここの居心地がいいのは、好き勝手なことを言っても誰も仲間の批判や悪口を言わないことなんだろうなあ、と最近よく思います。
知り合ってまだ2年半(もう2年半)ですが、もっと長く一緒に過ごしてきたような気もします。
 そして今年は結婚をしたIさん、仙台へ転勤したHさん、もうすぐ赤ちゃんが生まれるYさんと色んな変化がありました。
それでもなお、一声かければ集まる仲間です。
先日も、季節到来ということでKさんおススメの店で「河豚の会」をしたところです。
酒好きのメンバーたちとひれ酒をしっかり飲み、ふぐをたらふく食べて、いつものように話したり笑ったりと
思いっきり盛り上がった会でした。
個性的なメンバーが揃っていて、いろんな考えもあるのだけれど、お互いが尊重しあっている素敵な仲間たちです。
 出会ってくれてありがとう!
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

松尾 たか

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。