ある日の出来事

娘が学校からの帰り道に電話をくれました。
「冷蔵庫のドレッシングが残りわずかだったけど、
もし買ってないようだったら帰りに買っていくよ」という内容。
「さっき買ってきたから、大丈夫、あるよ^^」と私が答えたら
「わかった」と言う返事のあと、
「もう今日は疲れたよ。午前中で帰るつもりが、結局夕方までずっと
ゼミの調べ物で細かい字を読んでいたから」とずいぶん疲労した様子。
目を酷使すると神経も疲れるので、
身体的に疲れた心地よさとは違う疲れ方をしたのでしょう。
電話の向こうで「あ、バスが来てる」とダッシュしたものの
「え~目の前でドア閉まったし!信じられない!」と娘。
行ってしまったバスに落胆する娘に
「まあ、ゆっくり帰っておいで」と私は電話を切りました。
しばらくして娘が帰ってきました。
娘が、聞いてくれる?!と言わんばかりに話すことには、
昨日夜更かししたせいで今日は朝から眠い上に、
予定外の夕方まで根を詰めた1日だったらしい。
おまけに朝学校へ行く時に慌てていたせいか、どこかでお気に入りの白い手袋を片っぽなくしてしまったそう。
私「え~!どんな手袋?」
娘「白くてかわいい手袋。お母さんも見ればわかるよ」
私「そうなんだ・・」
そして、さきほどの電話での実況中継よろしく、
乗ろうとしたバスが目の前で発車してしまったので、
しばらく待って次に来たバスに乗ったとのこと。
ところが、座席についたところ、
なんと足元に見覚えのある手袋が落ちているではないか!
そうです。
娘は朝バスの中で気づかぬ間に手袋を片方落としたのだが、その手袋は他の誰かに拾われることはなく、ずっとそのままその場所でほぼ1日中バスに揺られながら娘を待っていたのです^^
そしてひとつ前のバスに乗りそこねたからこそ、手袋がまた戻ってくることになったと、ひょんなところでつじつまがあったのです。
話す娘の顔は笑顔でした。
弱り目にたたり目の話だと思って聞いていた私ですが、
娘の話は「思わぬ偶然のうれしい話」だったのです。
ほんとうに、私たちの身の周りで起こるすべてのできごと、
何が幸いするかわかりませんね。
こんな偶然、あなたにもありませんか?
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