◇「リッツ・カールトンホテル」で感じるシフクノトキ

こんにちは、吉見太一です(^^)
先日、ぼくの奥さんと、こんなやり取りがありました。
嫁:「なぁ、たぁ〜ちゃん。○○日と○○日、仕事休みっ言ってたなぁ。
空けといてね☆」
僕:「どないしたん?なにか、あるの??」
嫁:「うん。リッツに泊まろうかと思って。。。」
僕:「エェ〜〜!!!どないすんのよ。この前も、最後や言うて宮古島
(http://www.counselingservice.jp/column2/archives/001375.html)に
行ったやないの!!」
嫁:「うん。そやねんけど・・・どうしても、出産前にリッツのクラブフロ
アに行きたいんや!!」
僕:「そりゃ、俺も行きたいけど、クラブは普通の部屋よりさらに高いんや
で!!お金どうすんのよ。。。」
嫁:「私が出すわ・・・(ポツリ)」
僕:「ホナ・・・行こか(笑)」
ということで、リッツカールトン大阪のクラブフロアーに行くことになりま
した!(^^)!

僕がリッツ・カールトンホテルとクラブフロアの存在を知るのは、27歳の
時でした。
当時、前の会社で日々仕事に追われていた僕は、休日の過ごし方といえば、
「寝ること」か「飲みにいくこと」、たまに「ゴルフに行くこと」など、あ
りきたりな休日の過ごし方しか知りませんでした。
こうして心理学を学び始め、そして我が師匠から話を聞いたのがキッカケで
した。
「なぁ、吉見くん。リッツ・カールトンホテルって知ってる??そこは、大
阪の梅田にあるんだけど、超一流のホテルでね。そして、そのホテルには、
クラブフロアーというところがあってね、専用の鍵でしか入ることができな
いんだよ。それでね・・・」
その後も話は続きましたが、その話を聞きながら「ヘェ〜、そんな所がある
のか!」と感嘆し、すごく興味を持ちました。
「もっと、知りたい!」から
「実際に体験してみたい!」に気持ちが変わるのに、さほど時間はかかりま
せんでした。
それまでも、ホテルや旅館などで宿泊することはたくさんありました。
でも、ほとんどは旅行や仕事の場合であって、出張や会議などの仕事で使用
する場合は、夜遅くにチェックインして部屋に入って、朝早くにチェックア
ウトしていましたし、旅行の場合は、観光に勤しんでいましたので、ホテル
を楽しむというスタイルで楽しんだことはありませんでした。
さらに、自宅から車で30分圏内でいける場所に、わざわざ宿泊するという
考えがなかったのです。
むしろ、お金の無駄遣いじゃないか!とさえ思って
いたくらいです。
だから、ぼくの師匠の話は、まさに目からウロコ状態でした。

いざ、リッツカールトンホテルに宿泊するとなると、いろいろと興味が沸い
てきます。
ホームページはもちろんのこと、最近はリッツに関しての本がよく本屋さん
にならんでいます。
なぜ、リッツカールトンのことが本になったり、記事になったりするのかと
いうと、インテリアや食事に関しても、素晴らしいのですが、多くはサービ
スの素晴らしさについて書かれてあるように、見受けられました。
ある本によると、「NOを言わない接客」や「最高のおもてなしを」と言わ
れるように、他のホテルのサービス料金が、だいたい10%のところを、
リッツ・カールトンホテルのサービス料金は13%なんだそうです。
つまり、
他のホテルに比べて3%高いサービスを提供して頂けるようです。
「へぇ〜、どんなサービスをして頂けるのかなぁ・・・」
期待に胸が膨らむ訳です(笑)

当日、ホテルの正面玄関に近づくにつれて・・・
ベンツ・BMW・フェラーリ・マセラティーなどなど、数々の名車が所狭し
と並んでおりました。
しかも、ただのベンツじゃなくて、「どこまで長いねん!!」と突っ込みを
いれたくなるような、ベンツのリムジンだったりするわけです。
「うぉお
お〜〜」と、チェックイン前からすでに興奮してしまいました。
さて、滞在中のクラブラウンジでの飲み物、食べ物などは、すべて宿泊費内
に入っているので、自分の欲しいだけ食べたり、飲んだりできるのですが、
すべてのものが本当においしいのです。
特にウエルカムジュースは、まるで、
フルーツをさっき絞ったのではないだろうか?と思うほど、コクがあって、
口当たりのいい冷たさのジュースに感動しました。
奥さんは、妊婦ということもあり、常にスタッフの方が気づかって下さいま
した。いつも「吉見さま、吉見さま」と呼んでくださいますし、カフェイン
がダメな奥さんには、「カフェインレスコーヒー」を、食べ物をこぼしてし
まって、ズボンについてしまった僕のためには、わざわざ、タオルとソー
ダー水を持ってきて、シミにならないように、トントンまでして下さいまし
た。
景色は、34階の高さから、眼下には北新地界隈の方角に大阪の街を見るこ
とができました。
晴れ渡った日だったので、本当によく景色をみることができました。
平日と
いうこともあって、ストレスになるほどの込み具合ではなく、皆さん、優雅
にクラブフロアを楽しんでおられたように見えました。
また、プールに行ってみると、プールサイドには、寝転べるベンチが一定の
間隔で置かれており、ベンチで本を読んだり、ゆっくりと寝てみたりできる
ようになっていました。
そのときは、利用者がほとんどいなかったので、十
二分に満喫できました。
また、外には、ジャグジーがあり、天気も非常によ
かったので、ジャグジーの中で身をゆだねてみると、幸せな気分が最高潮に
達するのでした。
う〜ん、幸せ〜〜(^_-)-☆

僕がリッツ・カールトンホテルのクラブフロアーに興味を持ち、行きたい!
と思ってから、ずいぶんと時間が経過してしまいました。
もちろん、タイミ
ングもあります。
もちろん、経済的なこともあります。
だけど、話を聞いて
からこれまでも、大阪・神戸を含めていろいろなホテルに宿泊し、クラブフ
ロアにも行きました。
すごく大げさですけど、ずっと、『リッツ・カールトンホテル』に宿泊でき
るような器の人間ではないと思っていました。
それは、きっとエグゼクティブな人達の中で浮いちゃうことを怖がったのか
もしれません。
または、礼儀作法やシキタリが無知のために恥をかきたくなかったのかもし
れません。
ただ単に、経済的に出費がイヤだったのかもしれません。
いづれにしても、リッツカールトンホテルに行くのは、まるで、自分の大好
物を最後においておくように、最後の最後にしたいとどこかで思っていまし
た。
なんでもそうですが、良いものを知ってしまうと、それ以下にランクを落と
せない感じがしていましたし、すべてにおいて豪華な贅沢なイメージありま
した。
ぼくにとって、豪華さや贅沢は、とてつもない罪悪感を覚えます。
なぜならば、「無駄をしたらあかんよ。」「もったいないことしたらあかん
よ。」と教えられてきたからです。
だから、ボクは「無駄」や「もったいな
い」ことはしていないつもりですし、それは、非常に大切な両親からの教え
だとも思っています。
両親は一生懸命働いて、無駄をしないように、僕たちを育ててくれているん
だから、豪華さや贅沢をしたらいけないという観念が非常に強かったのです。
しかし、この教えは物質的なものにとどまらず、時間的な無駄をもしたらい
けないと思っていました。
そのために、喫茶店でホッコリなんてことや、海
辺でボーっとするみたいなことすらもイヤでした。
だから、ホテルで1日
ボーっと過ごすなんてことは、昔の僕にしてはあり得ない話でした。
だから、リッツ・カールトンのクラブラウンジは、豪華で贅沢であり、一日
ゆっくり過ごすというダブルの罪悪感を感じなければならなかったのです。
そのために、自分を小さく扱って、受け取らないようにしてきました。
超一流を受取ることができなかったのです。
もしくは、受取らなかったので
す。
そのために、なにか誤魔化してみたり、他のことで満足しようとしていまし
た。
「タイソウやなぁ〜〜」
といわれそうですが、そうなんです。
それくらいタイソウな気持ちでした。
「リッツがなんぼのもんや!どれだけ偉いんや!!」
と思われるかもしれませんが、それほど、厳格な感じがあり踏み込みがたい
ところでした。
でも、言い換えると、それくらい自分が贅沢をしたり、豪華なことをするこ
とに踏み込めなかったのです。
そして、それに伴う罪悪感を感じることに踏
み込めなかったのだと思います。
でも、それは、自分が超一流を知る一歩でもありました。
超一流のものは、やっぱりいいのです。
それを知ると、もぅ後戻りできない
感じがしていましたが。やっと受け取ることができました。
(嫁さんのお誘
いによってですが(^_^;))
超一流の中に自分がいてもいいんだなと思えるようになりました。
ボーっと
しててもいいんだなぁ。超一流から、学ぶことは非常に多かったです。
ちなみに、授業料は非常に高いのです。
はっきり言ってビックリします!!
だけど、たとえこのゲストの中の牛尾(ぎゅうび)だとしても、同じ空間を
味わうのは、大きな勉強をさせてもらえます。
スタッフが最高の笑顔で少々の無理なことも全力で応えてくれようとする姿
勢、喜んでゲストの要望に応えてくれることや、常に気にかけてくれている
ことが、たくさんのファンを作るのだと実感させられました。
この経験は、後戻りできなくなるのではないか?という自分の怖れよりも、
経験の上で非常に幅ができたのではないかという感じです。
皆さんも、なにかしら自分を小さく扱って受取っていないことはないでしょ
うか?
または、小さく扱って受取ってこなかったことはありませんか?
自分は、そんな器ではないと思っていることはないでしょうか?
もし、それを受取ることができれば、次に見えてくるものがあると思います
よ。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
情報便の最後のコラムを飾れたことに感謝いたします。
皆さんがたくさんのことを受取ることができますように。。。
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