◇過去の記念碑たち

最近、家の中のいらない物整理にハマっています。
結構楽しいんです。
これが。(^-^)
きっかけは、何でも物を大切にとっておく主人が、急に「身軽になるねん。」
と言って、家の中のガラクタを整理し始めたこと。
あれだけ「捨てたら?」と何度いっても「まだ使えるから。いつか役にたつ
よ」といっていた主人がそんなことを言い出すなんて。
ちょうど前日にTVのある番組で、ゲスト出演していた俳優さんが「いつも身
軽でいる」ようなことを話されていて、私自身なんとなくひっかかっていた言
葉だったんです。
そしたら主人が急に同じことを言い出したので、びっくり!です。
元々、私自身も主人もそんなに物を所有するのが好きではなく、結婚して二人
で住むようになってからも、家に(マンションということもあるけれど)それ
程物は多い方ではないと思うんですね。
収納は今あるもので収めて、新しく物を入れる棚やボックスも買わないように
していたし、家に遊びにきた家族や友人も「物少ないねー。片付いてるねー」
とよく言われていたほどです。
何故そんなに物が少ないのかというと、両親が物を沢山所有していて、それを
維持したり管理したりするのにすごい労力と時間を費やしているのを間近で見
ていたから。(^^;)
「物を持つって大変なことだなぁ。疲れるなぁ。」というイメージがあったん
ですよね。
だから、物はあまり持たないように、溜めないようにしてきたつもり?でし
た。
でもでも!何年も経って家の中にある物を改めてじっくり観察してみると…、
あるんですね。。もうすっかり使わなくなったり、出番のない物たちが。
一見、物は溜め込んでいないように見えても、上手に収納されていても、
「物は大切に。捨てるなんてもったいない!」という親から受け継いだ感覚
は、やはり健在のようです。
(笑)
確かに、小さい頃は究極に物が捨てられない“片付けられない女”でしたか
ら。
片付けられない私はすっかり卒業したつもりでも、その癖はまだ残っている
ようです。
いつか要るかもしれないからと、とっておいた仕事の書類。
すごく役にたったから、また読むだろうと思って本棚に大切に並べておいた
本。
お気に入りの雑誌。
今年は着なかったけれど来年は着るだろうと思い、タンスの多くを占めてい
る服。
お祝いに買ってもらい二度ほど着た高価なスーツ。
始めて自分で働いたお金で買ったお気に入りの上着。
大切な人から貰ったプレゼントや手紙の山。
懐かしい友人の住所録。
父が亡くなった時にもらった思い出の品。
などなど。。どれも私にとっては大切なものばかりです。
でも、、、今は見ることも触れることもなくなった物たちなんですよね。
タンスの奥からは、どこにしまっておいたの??と思う昔のバックの山まで
でてきました!(驚)
存在していることすらすっかり忘れ去られているなんて、思えばかわいそうな
バックたちですよね。
自分では大事にしているつもりでも、とっくに要らないとわかっているのに
捨てるのはかわいそうだからという自分の気持ちを納得させるために、ひっ
そりと見えない所に隠しておいただけなのかもしれません。
もうすっかり型は古くなって着ることも使うこともないのに…。
時代も変わって自分も変わって、今は読むことも影響を受けることも
ない本なのに…。
すっかり住所も変わっているアドレス帳なのに…。
生前父が愛用していただけで自分が使うことはないのに…。
改めて、自分が多くの思い出に取り囲まれて暮らしていたんだなぁと
気づかされます。
ただ「もったいないから」だけではなくて、私にとって大切なもの、
良い影響を与えてくれたものも多いんですよね。
だからこそ、大切に残しておこうととっておいたものです。
ちょっと大袈裟な言い方をすると、私の生きてきた、頑張ってやってきた
過去の記念碑のようなものです。
これがあったから今の私があるのよ、て堂々といえるような。
誰に見せびらかすわけでもないのに。(笑)
でも、それが今の自分に必要なものか?これからなりたい自分に必要な
ものか?と言われるとNOなんですよね。
そんな風に自分の存在価値を一生懸命証明しなくても、過去に良い
影響を受けたものはきちんと今の自分の一部になっているはずだし、
だから今の自分があるわけで。
そう思えるのも、それだけありのままの自分を愛してあげられるように
なったのかもしれませんね。
すごいことです。
^^
だから、思い切って過去の記念碑たちを処分することにしました!
過去ではなく、新しい未来に囲まれるように。
良い思い出も手放して、変化を受け入れられるように。
最初はもったいないかな〜と思い、少しずつ処分していたのですが、
一旦処分して手を放れると意外とスッキリするもので、
「ありがとう〜!」と一人怪しく言いながら、最後の’90sファッション
ショーをしながら(歳がバレる…)やってます。
(^^)
また、やりだすと次々と出てくるんですよね。面白いくらいに。
これがひと段落するのはいつになるのだろうか。。。。
皆さんの心の中にも過去の記念碑はありませんか?
良い思い出も辛い思い出も、自分にとって大切だから、意味があるから、
今まで大事にしてきたのかもしれません。
それは素敵なことです。
でも、今の自分にはもう必要ないのだとしたら、思い切って手放して
みると心も自然と軽くなるのかもしれません。
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