◇ありがとうの気持ち

ときどき、自転車に乗ろうとすると、カゴの中に、空き缶が、
捨てられていることがあります。
みなさんも経験があるのでは、
ないでしょうか。
飲み残しのコーヒーが缶の口からこぼれて、自転車のカゴに、
しみが、ベタッと少しついています。
他にも自転車があるのですが、なぜ自分の自転車に・・・と、
ムッとするんですが、
誰にも訴えようがないし、その缶を自分が捨てて帰るわけにも、
いかないし・・・。
誰がしたのかわからないけれど、仕方がないなぁと思いながら、
その空き缶をカゴに入れたまま、家まで持って帰ります。
ある夜、カウンセリングの帰りに、同じようにカゴに捨てられた、
空き缶を、持ち帰りながら、ぼーっと考えてみたことがありました。
こうして迷惑をかけていること、自分もあるんだよなぁ。
自分はこれまでどれほどの人に迷惑をかけて、どれほどの人に、
お世話になっているのかなぁと過去のいろんなことに、
思いをめぐらせていました。
感謝しなきゃいけないなぁ・・・しばらくの思考のあと、
ふと現実に戻ってきて、カゴに目をやるのですが、
それを考えれば、空き缶の一個くらい、なんてことはないよな(^^)
と自然に笑えてきました。
さらに、今もなお、何かしら誰かの、お世話になって、
生きていますし、みなさんにも駄文に目をつぶって読んで
いただいていますからね。いつも、ありがとうございます。
人生には、ちょっとついていないなぁと感じる場面が、
ときどきあって、イライラしてしまうこともありますが、
そういう場面でも、感謝の気持ちを忘れなかったら、そこにある、
幸せを大切にして、優しい気持ちで生きていけると思います。
ありがとうの気持ち、大切にしたいものです。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛・夫婦などの男女関係、家族の問題、アダルトチャイルド、仕事や対人関係、メンタルヘルスなど幅広いジャンルでカウンセリングとセラピー(イメージ療法とコラージュ療法)を行う。約2万件以上の臨床実績と、高等学校教諭一種免許・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。