●結果よりも大切なモノ

3月、春ですね。
そして、卒業の時期です。
我が家でも、共働きの親を持つ娘が保育園・幼稚園合わせて5年の生活を終えようとしています。
お友達と会えなくなる寂しさを想うと涙を堪えながら、
ピカピカの一年生になる事も楽しみにしている様子。
そんな娘の成長に、親として感動の毎日を送っています。
そんな毎日ですが、私の中でも、卒業というテーマを意識してみました。
実は、ずっと抱えてきた問題がありました。
それは、卒業というより、完了するという事に関するテーマのようです。
約2年ちょっと前、私は、ずっと学んで来た心理学の国際コースの道を選び、
エントリーしました。
それは、ずっと憧れてきた事だったけど、必死に歩いてきた道のりの先にあり、
実際、その地点に来た時は迷いました。
それでも、その頃の流れは勢いがよく、一つの終了過程を終えると、
すぐに次の国際コースを選択し、その流れを止めるよりは、
チャレンジしてみる事を選んだのです。
だけど、結果は、落選。
国内審査は合格したけど、国際審査で落ちてしまいました。
エントリーに必要だったのは、自分のビジョンを示し、
自分の成長の道について書かれた申請書を提出し、
先ずは、国内にいる国際コースに入っているチームのメンバー一人一人による採点がされました。
ここでは、私の人間力や才能を採点され、
同じチームのメンバーとして受け入れるかどうかの評価を受けました。
私は人間力を採点され、評価を受けるのは、初めてのことで、
この過程が一番怖かった事とも言えると思います。
だから、ビジョンを見つめ、
私に投げられる声を受け入れてみようと決意し、その結果を受け取りました。
人から見た私。
この声は、私を勇気づけるものもあれば、
受け止めるのに時間を要しもしました。
それでも、この声を聞いたおかげで、
私は性格に関する問題までも見つめる事ができました。
性格が出来上がるのは16歳ごろまでとされている説が多いので、
私も、自分の性格を変えるのは難しいと思っています。
でも、この性格を受け入れながら、
人生を歩んでいく事による違いは大きいと思います。
私の先生は、「今の状況は全て自分が選んだ事」と言います。
カウンセリングを受け始めて、
ずっとこういう見方もあるのだと受け止めてきたけど、
この審査に落選してからは、ここ数年、正直言ってこの考えを否定したい気持ちで一杯でした。
たぶん、前に進もうとして選択した結果の中で、
このように挫折と感じるような出来事に出会ったのは、
私の人生では初めてのことだったと思います。
何故なら、私は、いつも安全コースを選んできたから・・・
でも、今言えるのは、この大きなハートブレイクを癒すためにあった出来事は、
もうほとんど癒えた事を感じ、完了し、手放す時期に来たという事です。
私はこの数年、結果ばかりをみて、泣いて引きこもっていました。
ここでいう引きこもりとは、自分の価値を小っぽけに見て、
自分の存在を現さないようにすることです。
と言っても、生活や仕事に影響性が出るような方向ではなかったと思います。
それは、私を支え、助け、励まし、笑わせ、私を必要としてくれた人がいてくれた事、
これらがあったからです。
ありがとう!!
私の愛する家族や友人の皆さん、私を必要としてくれているクライアントの皆さん。
人生には、色んな事があります。
でも、あきらめなければ、次の章が見えてくる。
この体験で、大きな挫折を知りました。
そして、こんなに痛い体験でも超えられるということを知りました。
今、それでも笑っている私に出会うことが出来ました。
私を応援して下さったみなさまの愛を感じます。
こんな私が、これからお返しできる事は何でしょう?
私は、ここにいます。
もう「死にたい」なんて、言わない人生にしたいって思ってるのだけど・・・
やっぱり「生きる」事を選択し続けるのも難しいと感じた出来事でした。
だから、「生きる」事を、もっともっと選択し、自己責任を取り、
人生の本当の意味を受け取る必要があると感じています。
3月、娘の卒園と共に、私も娘に誇れる母であり女性でいたいから、
この大きな傷を手放し、完了していこうと思います。

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