お問合せカウンセリングサービスって?サイトマップトップページに戻る
 
Lecture.783

怒りを表現できないのは何故!?〜怒りを感じることに慣れるために〜 

講師:宮本恵

怒りを表現することが苦手な人って、とても多いですよね。
怒りを表現することが出来ないと感じている人は、実は怒りを表現したくないと思っているんです。
また、怒りの扱い方に慣れていないと、自分自身の感じる怒りに戸惑い、困惑することもあります。
その多くは、怒りに対するイメージが攻撃や破壊といった悪いものと繋がって認識されているからなんです。
でも、怒りを表現することって悪いことばかりではありません。
扱い方を学べば、攻撃や破壊といった形ではなく安全に扱うことが出来るようになります。
でも、怒りの扱い方を学ぶには、まずは自分の中にある怒りを感じることが出来るようになることが大切です。
今回の講座では、怒りを感じること・扱うことが出来るようになるヒントをお届けします。

Keywords
怒り 抑圧 イメージ 許可 判断 
リクエストいただき、ありがとうございます。

今回の心理学講座では、怒りを表現することが出来ないという観点から、怒りについてお話していきたいと思います。


■ 怒りを表現することが出来ない人って、どんな人!?
怒りを表現することが出来ない人って、どんな人なのでしょう??
心理学の世界では、「出来ないこと=やりたくないこと」と言われます。
意識的には出来ないと感じている(認識している)ことが、深層心理では実はやりたくないことなんですね。

そこで、今回の講座の視点である「怒りを表現することが出来ない」にそれをあてはめると…怒りを表現したくない」ということになります。

何故、怒りを表現したくないのか…。

ひとつは、怒りを表現したくない理由やそうなるまでに至った背景は人それぞれですが、多くの人に共通して言えることは「怒りを表現すること」に良いイメージを持っていないということ。

例えば、

家に帰ると不機嫌で、事あるごとに当たり散らしちゃぶ台をひっくり返していたお父さんの傍で泣いているお母さんをいつもみていたとしましょう。

「怒りを表現すること」と「人を悲しませること」がくっついて「怒りを表現すると人を悲しませる」というイメージが作られます。
そうすると、人を悲しませたくないと思っている人にとっては、「怒りを表現すること」が人を悲しませることというイメージになっていますから、怒りを表現することがタブーとなってしまうわけです。

怒りを表現することがタブーになってしまうと、怒りを抑圧するか、感情を感じないように感情の回路を切るなどして怒りを感じないように、表現しないようにしていきます。

人によっては、怒りだけではなくて感情を表現すること自体に良いイメージを持っていない場合もありますよね。

良いイメージを持てないことって、人はやりたくないものなのです。

■ 怒りを感じる場面で戸惑い困惑するのは何故!?

人に得手不得手があるように、感情に対して出る反応もさまざまですよね。
その対象が怒りというエネルギーの塊のような感情になると、なかなか取り扱いに困る方も多いと思います。

怒りを感じる場面で戸惑い、困惑するのは、過去の経験や怒りを感じることや扱うことに慣れていないことに起因します。

感情の特性として、感情を感じないように抑圧しても、感情を感じる心の回路を遮断したとしても、感じた感情は感じない限りそこに存在し続けます。その存在を自覚している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
だから、怒りを抑圧しつづけても、感情を感じる心の回路を遮断したとしても、怒りは心に蓄積され続けていきます。
それは、押し入れにたくさんのものを押し込めているようなものかもしれませんね。
そうすると、余裕があるときには難なくかわせる状況でも、感情が蓄積されて余裕のない状況だとちょっとした外部の刺激に感情が動いたり、溢れだしたりすることがあります。

そもそも、怒りを表現することを出来ない人や禁止している人は、怒りを表現してはいけないと思っていますから、それと相反する怒りが出てきたときにどうしたらいいのか分からないため、戸惑い、困惑するわけです。

■ 怒りについて考える〜怒りって悪いもの!?〜

怒りのような大きなエネルギーのものを抑え続けると、怒りを抑えることにエネルギーが奪われてしまうために、だんだん元気がなくなったり、無気力になったりしていきます。だから、怒りを抑えるのではなく、感じて昇華させることもとても大切なことです。
人間から尻尾が退化してなくなったように、必要なくなったものは退化していきます。
でも、怒りが私にも皆さんにも存在するということは、私たちにとって必要な感情であるということなんですよね。
大切な人やものが傷つけられそうになったとき、怒りのエネルギーを持つことで、大切な人やもの、自分を守ることができ、危機を回避できます。
怒りを感じることで、私たちにとって何が大切なのかが分かります。
怒りはぶつけてしまうと人を傷つけてしまうかもしれないし、いろんなものを破壊してしまうような大きなエネルギーをもつけれど、扱い方を学ぶことが出来れば、人を傷つけたり、いろんなものを破壊したりせずに済みます。
…とはいえ、怒りを感じることにOKを出してあげなければ、怒りを扱うことすら出来ません。

まずは、怒りを感じることに許可を出してあげましょう。

怒りを感じることを許可するためのポイントは

○ 感情を良い・悪いで判断しないこと。

○ 怒りの存在を認めてあげること。          

です。

そして、怒りの扱い方の秘訣は、「ぶつけるのではなく、感じること」です。

怒りは、悲しみや寂しさを抑える感情の蓋とも呼ばれますから、怒りを感じることへの許可をして昇華していくと、あなた自身があなたの怒りの下にある感情に気づくきっかけとなります。

怒りの下にある感情に気づくことが出来れば、怒りではない今までとは違った形でのコミュニケーションが図れるようになります。

(完)


関連する講座へのリンク集
8.怒りの心理学 〜怒っているのには実は訳があるんです〜
47.感情を抑圧するとどうなるんだろう?
136.コミュニケーション上手になる方法〜ニーズのコミュニケーション編〜
150.本当に伝えたいことは何?〜自分の本音を伝えるコミュニケーション術〜
268.怒りの感情とのつきあい方
この心理学講座をメールマガジン『まぐまぐ』で購読しませんか? (マガジンID:0000100067) サンプルはこちら
◆購読
◆解除
Powered by
まぐまぐトップページへ

●すぐに役立つ心理学が「耳」で聴けます!>>>心理学講座音声配信サービス きくまる
当社のカウンセラーが各種講座で話したレクチャーの内容を録音。
講座の臨場感そのままに、時には笑え、または、胸がじーんと熱くなり、なるほど!と目からうろこが落ちる話が満載!

ダウンロードサービス きくまる

●カウンセリングを使ってみませんか?(初回無料電話カウンセリング/面談カウンセリング/電話カウンセリング有料コース)

カウンセリング予約センター>>>
   06-6190-5131 (受付時間:12:00-20:30/月曜定休。月曜祝日の場合は翌火曜日)

無料カウンセリングのご案内・・・90名以上のプロカウンセラーとの初回無料電話カウンセリング!
面談カウンセリング、電話カウンセリングセットコースのご案内
カウンセリングルーム(東京/大阪/名古屋/福岡/高崎/前橋)のご案内

●心理学講座をライブで体験!!(心理学ワークショップ)
弊社人気カウンセラーが講師として登場!心理学ワークショップは、東京/大阪/名古屋/福岡で毎月開催中!
心理学ワークショップ

●取材・執筆・講演・研修・企画などのご依頼・ご相談は・・・
TEL:06-6190-5611/ FAX:06-6190-5612 / E-Mail(お問合せフォーム) よりお願いします。
※過去の雑誌・テレビ・ラジオ・講演会などの実績につきましては「会社案内ページ」にて紹介しています。
私達がお役に立てることがございましたら、ぜひ、ご相談下さい!

●リンクフリーですが、記事の無断転載を禁止します。

 

>心理学講座の目次へ戻る<

■ カウンセリングサービス ■
カウンセリング予約センターTEL:06-6190-5131 / 06-6190-5613 :: TEL 06-6190-5611 :: FAX 06-6190-5612
〒153-0041 東京都目黒区駒場4-6-8 : : 〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-17-602(郵便物はこちらへ)
電話>月曜定休12:00〜20:30 :: FAX / E-Mail>無休24時間受付  collaborated by 神戸メンタルサービス(資) & カウンセラー養成スクール