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Lecture.700

新たな親子関係に向けて〜役割を手放す〜

講師:宮本恵
人は、いろんな顔、いろんな役割を持ちます。
親子関係も、例外ではありません。
今、親子関係に窮屈さを感じているとしたら、私たちの親子関係の中での役割がその窮屈さの原因かもしれません。
そんなとき、親子関係での役割を見直して、不要になった役割を手放すことで心が軽くなります。
しかし、子どもの頃から担ってきた役割を手放すということは、お父さんやお母さんを裏切るような、見捨てるような気持ちにすらなることがあります。
じゃあ、どうやったら、手放せるの??というところにフォーカスし、新たな親子関係の一歩を目指します!!
Keywords
癒着 罪悪感 役割 自立 感謝

◎リクエストを頂きました◎
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結婚して子供もいて、もうすぐ40歳になりますが、未だに両親に振り回されて、非常に疲れます。
父親は、自分は好き勝手に自由に生きているくせに、人にはあれこれ要求してきて、とてもうるさいです。
子供のころはずっと可愛い娘を演じさせられて、なんの文句も言わずに過ごしていました。そのころ我慢していたたくさんの感情も湧き上がってきて、苛立ちがおさまらなくなったりします。
母親は、そんな父親と一緒にいたので、疲れたのでしょう。時々、ふさぎこんでしまいます。母親をどうやったら元気にできるのかと思うのですが、私にはおとなしくしていることしかできず、すごく疲れてしまい、母親に元気がないことが自分のせいだと感じたり、自分が役立たずで生きている価値がないなど感じたりして辛くなってしまいます。
両親といると辛いので、距離をとっていいものか…両親も歳なので、考えてしまいます。
この気持ちを乗り越えることはできるのでしょうか。
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※一部編集させていただいています。

リクエストいただき、ありがとうございます。
今回は、リクエストを基に身動きが取れなくて窮屈に感じる親子関係性に変化をもたらすために必要なことを考えていきたいと思います。

親子関係で身動きが取れないようなとき、私たちなりの「子どもとしての役割」をもっています。
そのほとんどは、幼少期に形作られたものです。

例えば…、
可愛い子を演じる
文句を言わない
大人しくしている …など。

その役割を果たすには、役割を果たすなりの目的があります。

親の機嫌を損なわなくてすむ。
家族の悲しい顔を見なくてよい。
親を喜ばせるため。

子どもの頃は、親元から離れると生きていけませんから、人によっては生き抜くためという目的で、役割を培う場合もあります。
そして、それらの目的を果たすために、役割という任務は全うされます。
この役割のほとんどは、皆さんが‘いい子である’ということに起因するもので、子どもの頃に「子どもなり」に考えられた最善の方法であること多いです。そうして、日常生活でこの任務を全うしていき、継続されていく中でこの最善の方法は私たちのパターンとなっていきます。

役割を全うしていく中で、問題が顔を出さないうちはそれでいいのですが、子どもから大人へ成長し自立していく過程で、その方法が次第に窮屈になっていくことがあります。
窮屈になっているということは、どこかで無理や犠牲、我慢をしているということなんです。それが積み重なれば、無理や犠牲、我慢をしていることが嫌になっていきます。でも、今まで遂行されてきた大切な任務ですから、やめるに辞めることが出来ず、葛藤が生まれ、積み重なった犠牲や我慢は怒りに変わっていき、親や環境への攻撃になっていくこともあります。

「こんなに我慢をさせられた…」
「あなたたちのせいで、上手く生きられない」といった感じで。

「いい子である」皆さんは、こうして親を攻撃することや大切な任務を全うできないことに罪悪感を持ちます。まるで、お父さんやお母さんを裏切り見捨てるかのように…。そして、ここで持つ罪悪感が鎖となり、更に身動きが取れなくなってしまいます。

ここで大切なことは、窮屈さを感じることや私たちが持っている子どもの頃からの役割と違う生き方をすることは、お父さんやお母さんを裏切り見捨てることではなく、自立した一人の大人になるための成長のプロセスの一つであることを認識することです。それは、子どもが大人に成長していく中で、窮屈になった洋服を脱いで、成長した体に合った服に着替えることと同じように、ごくごく自然なことです。
このことを認識することで、心理的に親から離れることへの許可が出しやすくなります。

■ 不要な役割は、感謝を持って手放そう。

子どものときに役に立っていた役割も、大人になり環境も変われば、不要になっていることも少なくありません。長年やっている役割だと、自分のアイデンティティの一部となっていて、役割だと認識されていないこともあるでしょう。
もし、親子関係の中で、あなたが苦しい思いをしているのであれば、あなたの中にある「子どもとしての役割」を見直すときなのかもしれません。

今まで持っていたこの役割は、今のあなたに必要でしょうか?
あなたが求める状況に必要なものでしょうか?

いつもあなたの共に生きてきた役割を「不要」というジャッジをするのは、難しいこともあるでしょう。それだけ、その役割には意味があり、あなたや家族関係を守ってきたということなのかもしれません。

そんなときは、今、手放そうとしている役割に、あなたの思いつく限りの大いなる賞賛と感謝をしてみましょう。

「あなたのおかげで、ここまで生きてこられた。」
「今まで、私を守ってくれてありがとう。」

といった感じで。

感謝と賞賛は、罪悪感を溶かしてくれます。そして、私たちの心を自由にしてくれます。

■ 役割を手放したその後…

役割を手放して、お父さんやお母さんから心理的に離れることが出来ると、役割から解き放たれた本来のあなたが顔を出します。そして、一人の大人として「個」を確立していきます。そうすることで、お父さんとお母さんと、子どもとしてではなく、大人として対等に向き合うことが出来るようになります
手放す前には、お父さんやお母さんを裏切るような、見捨てるような感じがしていたかもしれませんが、それが真実ではないことが分かります。なぜなら、役割を担う前の本来のあなたがそもそも家族想いのいい子であり、いい子であるからこそ、役割を担ってきていた訳ですから、役割を手放したことによって、残るのは本来のあなたの中にある家族想いの優しさです。

役割を手放して、楽な親子関係を目指しましょう!!

(完)

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24.「役割」の心理学
138.家族の5つの役割(1)〜家族を助けるために選ぶパターン〜
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