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Lecture.550

疎遠になった人と仲直りするには?〜執着しないことの効用〜

講師:三島桃子

親しくしていた人とうまくいかなくなることは、人生の中で時々あることです。理由がはっきりしていればそれなりに気持ちに整理をつけやすいのですが、理由がわからないまま相手から距離をとられてしまった場合、何が悪かったんだろうと気になりますし、できることなら理由を知りたいと思ってしまいます。かといって相手に聞くこともできない場合、消化できないもやもやとした気分が残りますよね。どうすればよい関係に戻る可能性を大きくできるのでしょうか。相手との関係を今以上にこじらせないための考え方、疎遠な関係のままたまたま顔を合わせた時にどう振る舞うか、また、これを良い機会にして、自分の対人関係のあり方をバージョンアップさせるためにできることなども含めて提案させていただきます。ピンチはチャンス、あらゆる出来事を自分の成長の機会にできればいいですね。

Keywords
手放し 執着 仲直り 対人関係 過去の傷

◎リクエストを頂きました◎
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こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
私にはお互いの気持ちが通じ合わなくなり、話し合いも、ケンカさえも出来ずに疎遠になってしまった人がいます。一度は仲直りしようね、と話し合ったのですが、しばらくして何か気に入らないのか?また相手の男性は、ただ黙ってしまうのです。今でも仲直りしたいのですが、無視されてしまい、しばらく私からも連絡していません。
こんな相手と仲直りするには、どうしたら良いのでしょうか?
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リクエストをいただきありがとうございます!

以前は親しくしていた人とうまくいかなくなるというのはつらいですし、原因がはっきりしていない場合は、どうしてこうなったのだろう?と気になりますよね。

そんな場合に相手と仲直りするにはどうしたらいいのでしょうか。

 

◇一旦手放す、相手の気持ちを尊重してあげる

心理学ではよく「手放したものは手に入る」と言います。

これは、「手放さない(執着する)より、手放した(そのことにとらわれない)方が手に入る可能性が高くなる」ということです。

リクエストのようなケースで考えると、こちらが「仲直りしたい!」と強く執着してしまうと、そのことが相手にとって負担になり、かえって距離をとられてしまうこともあります。

また、執着してしまう時というのは、相手の気持ちを見ているようで見えていないものです。

相手が距離をとりたがっている、ということは態度などでわかるわけですが、どうして?ということは聞いてみないとわからないので、聞きたくなります。しかし、相手が黙ってしまうとかこちらを無視するとしたら、それは「話したくない」という気持ちの表れと思われます。話したくない、ということも相手の気持ちです。

こんな時は、「本当は話をしたいけど、相手がそれを嫌がるなら無理をしない」ということが、相手の気持ちを尊重する、ということになります。気になるけどまあいいか…と、一旦手放すのです。

気持ちを尊重してもらって嫌な人はいませんから、とりあえずこれ以上関係がこじれてしまうことは防ぐことができ、今後何かの機会に仲直りすることにつなぎやすくなります。

ですから、「しばらく連絡をとっていない」というのは良い対応だと言えるでしょう。

 

◇顔を合わせた時は、何もなかったように、でも全体的にはそっとしておいてあげる

一旦手放して、相手の望むように距離をとった状態で過ごしていても、たまたま顔を合わせることもあります。

そんな時の対応としては、何もなかったように自然に挨拶をする、ぐらいでいいと思います。もし相手に無視されたら、それはそれで相手の気持ちの問題ですのであまり気に病む必要はありません。

相手から挨拶が返ってきた場合、こちらとしてはせっかくの機会、あれこれ話したくなるとは思いますが、挨拶だけで終わらせるか、話しても世間話程度にしておく方がいいでしょう。過去のことについては、あちらから出ない限りはこちらも出さない。何もなかったように、さらっと、の方が相手の心の負担になりません。

そうすれば、はっきりと「仲直り」という形をとらなくても、自然に話せるようになる可能性が高くなり、結果的には仲直りしたのと同じになることもあり得ます。

 

◇自分を振り返る

親しかった人とうまくいかなくなると、理由がはっきりしなくても、「自分が何か悪かったのかも」と自分を責める気持ちになるのが人の心理です。そして、この、「自分を責める」ということが実は何よりも自分を苦しめます。

この苦しみから解放されたくて、「理由を知りたい」「仲直りしたい」という欲求が強くなります。けれどもこれは自分の気持ちで、相手には相手の気持ちがあるので、自分の欲求は一旦手放し、そっとしておいてあげるということがベターなわけです。

一方で、「うまくいかなくなった理由を知りたい」ということについては、「自分自身を振り返る」ということで可能になることもあります。

まず、人間関係で同じような経験が過去になかったか振り返ります。もし、同じような出来事がいくつかあったとしたら、そのパターンを生み出した出来事がさらにもっと過去にあるはずです。そこを振り返っていきます。これは一人では難しい場合が多いので、必要に応じてカウンセリングなどの助けを使っていただく方がラクかもしれません。

つらい出来事を繰り返すようなパターンの下には「心の傷」が隠れています。それに気付き、癒すことができると、パターンそのものが解消し、同じことは繰り返されなくなります。

またこういった場合、「自分が悪かったんだ」と自分を責める必要はありません。対人関係の問題はお互いが持ち寄って起こるものなので、自分の課題と相手の課題が出会い、化学反応を起こすようにして「うまくいかなくなった」だけのことです。そしてそれは、お互いが成長し合う良いきっかけになるのです。

ただし、自分が扱えるのは自分の課題であり、相手の課題については気にしない、そっとしておいてあげる、というのも大切なことです。

 

◆最後に

実際には、「仲直りしたい」という気持ちを手放すことは難しいものです。けれどもそこにとらわれていても状況はよくなりません。ですから、すぐに手放せなくてもいいので、相手と連絡がとれない期間を利用して自分自身を振り返ることをお勧めします。

参考になりましたら幸いです。

 

関連する講座へのリンク集

44.人を操りたい心理〜コントロールの心理学〜
264-1.執着を手放して自由になろう!(1)〜執着をなかなか手放せないのはなぜ?〜

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