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Lecture.521

相手の要望に応えて助けてあげたいと思う時の留意点

講師:三島桃子

今や私たちの生活には不可欠な連絡ツールとなりつつあるメールですが、手軽に連絡ができる一方で、他のコミュニケーションと同様に、やりとりの中で何だかしんどいな、という場面も出てきます。リクエストのケースは、返信がない時に自分の存在を無視されているように感じて悲しくなってしまう、というものです。「あれ?返信ないけどどうしたのかな?まあ何か相手の都合があるんだろう」とさらっと流してしまえたらどうということはないのですが、「存在を無視された」と感じてしまうととてもつらくなってしまいますよね。どうしてそのように感じてしまうのでしょうか?また、どうすればそのように感じることがなくなるのでしょうか?根本的な解消方法としては自分の心理パターンを理解し、心の傷になっている部分を癒していくことが有効ですが、それには少し時間がかかる場合もありますので、合わせて応急処置的な対応についてもお伝えしたいと思います。

Keywords
メール 無価値感 親子関係 無視 許可

◎リクエストを頂きました◎
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私はメールの返信が来ないと自分の存在を無視された気がして悲しくなってしまいます。でも周りの人を見ていると、必ずしも私と同じように感じている人ばかりでなく、気にせず平気でいられる人もいるようです。この違いはどこから生じているのでしょうか?また、今後私はメールの返信の有無に振り回されず、平気でいられるようになりたいのですが、そのためには何をしたらよいのか、アドバイスいただければ嬉しいです。

(一部編集させていただいております。)
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リクエストをいただきありがとうございます。

メールの返信がないと気になってしまうということは、誰でも少しはあると思いますが、どうしたのかな、まあ何か都合があるんだろう、ぐらいで流してしまえたら、どうということはないわけです。

ところが、リクエストの方のように、「自分の存在を無視されているように感じて悲しくなってしまう」となると、とてもつらいですよね。こんなふうに感じるのはどうしてなのでしょうか。

こういう場合は、実はもともと「私なんか存在を無視されても仕方ないぐらいの価値しかない」というような「無価値感」を感じていることが多いようです。

「自分には価値がない」という感覚があると、メールの返信がない時に「相手なりの都合があるんだろう」という考えより、「ああ、きっと私なんか無視されたんだ、だって私にはその程度の価値しかないんだから」という思いの方が強くなりがちです。こういう場合、実はメール以外の場面でも、ちょっとしたことで「存在を無視された」という感覚を感じていたりします。

例えば、道の向こうに知り合いがいて、手を振ったけど気付いてもらえなかった場合、ただ相手が近眼でよく見えなかっただけかも知れないのに、無視されたに違いないと悲しくなってしまったり、ちょっとしたことで「存在を無視された」ように感じていたりします。

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根本的には、「私なんか存在を無視される程度の価値しかない」というような「無価値感」を解消することで、メールの返信がなくてもあまり気にならなくなります。

「無価値感」は「誤解」であって、本当に価値がないなどということはありません。

「無価値感」を解消するには、いつごろからこんな感覚を持っているかな?何がきっかけになっているのかな?などということを考えてみて、自分の無価値感のルーツを探ることで解消のヒントが見えてきたりします。

無価値感のルーツの具体的な内容は人によって違いますが、多くの場合、子どもの時の親子関係と関わりがあります。

幼い頃、下のきょうだいが生まれて、お父さんもお母さんも他の人たちも、周りの人がみんな赤ちゃんばかりを可愛がって、自分のことはいつも後回しにされた。「私には価値がないからいつも後回しにされるんだ」と感じてしまった。

子どもの時、お母さんが仕事などで忙しくて、あまりかまってもらえなかった。寂しい毎日の中で、「きっと私にはかまってもらえるだけの価値がないんだ」と思うようになった。

両親が離婚して、自分はお母さんと暮らすことになった。たまにはお父さんと会いたいと思っていたけど、お父さんは会ってくれなかった。事情もよくわからなかった。「お父さんはきっと私の事が大事じゃないんだ。私にはその程度の価値しかないんだ」と思い込んだ。

など、いろいろなケースがあります。

「ああそうか、ああいうことがあって無価値感を持ってしまったんだ」ということがわかると、それだけでも「自分には価値がない」という思い込みが少し軽くなります。さらに、その時の親の事情や状況を大人として理解していくことで、子どもの頃の誤解を解いていくことができます。

こういった根本的なアプローチには少し時間がかかりますが、メールのことについてはとりあえずの応急処置的な対応もあります。

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メールの返信がないと気になる、という人は、自分にメールが来た時、「早く返事してあげないといけない」と思う傾向があります。相手も自分のように「返信が来ない…」と気にするだろう、と思うからです。そして、忙しくても無理して返信をしたりします。返信する気持ちになれないメールにも、無理をして返事を送ります。

そうすると、どうしても同じことを相手にも期待してしまうのです。その期待が裏切られると、よけいにつらくなってしまいます。

このパターンを変えるには、自分が忙しい時など都合が悪い時は、よほど急ぎのメールでなければ時間をおいて返信するようにするといいでしょう。

また、「なんか返信しにくいな〜」と思うメールには、思い切って返信をしない、ということもやってみるといいかと思います。まったく返信をしないのがどうしてもできなければ、数日おいてから返信するのです。「忙しくしていて…」という具合に。

自分自身に、「すぐに返信しなくてもいい」「場合によっては返信しなくてもいい」という許可を出すわけです。すると相手にも同じ許可を出すことができるのが人間心理なので、返信が来るか来ないかと気にする度合いが小さくなっていきます。

今やメールは私たちの生活に不可欠な連絡ツールです。上手に気持ち良く使いたいものですね。

 

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