リーダーになるときに大切な考え方

昇進したり、後輩ができたり、何かのプロジェクトリーダーになったりしたとき、我々はリーダーになることを求められます。
そのときに、どう振る舞ったらいいのかわからなくて、戸惑ってしまうことがあります。
戸惑うだけなら少しつづ慣れていけばいいだけのことなのですが、リーダーシップを発揮すること、誰かやグループのリーダーになることが、嫌で仕方ない、怖くて仕方ないということになってしまうと、リーダーの座から逃げ出したくなってしまいます。我々には、みんな依存時代というのがあります。
ビジネスで言うところの依存時代とは、新入社員のときかもしれません。
または、新しい部署に配属されたときかもしれませんね。
独立して会社を興したときも、ある意味、社長の世界では依存となります。

そんな依存時代に、上司や、先輩、目上の人、リーダーに対して、不平不満を持った分だけ、自分自身がリーダーの位置についたときに、怖くなってしまいます。
「怖い」と感じるときもあれば、「何だか嫌だな」と感じるときもありますが、感じているものは、怖れであることがほとんどです。

依存時代に、リーダーに対して不平不満を持った分だけ、それと同じような不平不満を、自分がぶつけられるのではないかと感じるので怖いのです。
吐いた唾が空から降ってくるようなものですね。

そうすると、不平不満をぶつけられないように、権威を振りかざして力で抑え込もうとしたり、「私に期待しないで下さいね」と、自分のダメな部分をアピールしてしまったりします。

権威を振りかざして、部下や後輩を抑え込もうとすると、当然ですが、反発されます。
「私に期待しないでくださいね」と、「私は何もできません。ただ年齢的に順番でリーダーになっただけです」ということをアピールしたり、私には頼らないでくださいねアピールをすればするほど、「リーダーだろっ!しっかりしろ!」と攻撃されます。

つまり、自分が予想した通りに、部下から不平不満を持たれてしまうのです。

こうなってしまうと、その場から逃げたくもなりますし、余計に威圧的になって周りを抑え込もうとしてしまい、更に状況が悪化するということがあります。

リーダーになると言うことは、多かれ少なかれ「さぞやできる人なのでしょうね」「素晴らしい人なのでしょうね」という目で見られるということでもあります。
また「何でもわかっていらっしゃいますよね」「何でもできる人ですよね」「何でも教えてくれる人ですよね」という目で見られたりもします。

でもその目から、そういうふうに見られることから逃げないことが、リーダーになっていくときには必要になります。

とは言っても、我々人間は、どんな役職がつこうが完璧になる訳ではありません。
ですから、そう言った部下や後輩からの期待にこたえられないこともたくさん出てきます。

そして、その時にやっと気付くのです。

「ああ・・・私が不平不満を言っていた先輩や上司達も、こんな状態だったんだな」と。

あの上司や先輩が、なぜできなかったのかがやっと理解できるようになるのです。
そうすると、昔接した上司や先輩に対して持っていた怒りや不満が解消されていきます。

そして、ここからが大切なのですが、あの上司や先輩を許し、それでも自分に対してやってくれていたことに感謝し、あの昔の上司や先輩ができなかったことを、可能な限りできるようになりたいと思うことです。

素晴らしい人として見られることから逃げずに、考えて欲しいことがあります。

どんな自分を、今の部下や後輩に見せてあげたいでしょうか?
部下や後輩に、どう見られたいかではありません。
見せてあげたいか?です。

そこには、努力も必要になります。
でも、一人で頑張るのではなく、周りの人達の素晴らしいところを認め、誉め、ねぎらうことも必要です。
そうすると人望を得ることができます。

私達が素晴らしいリーダーになる為には、魅力的になることが必要です。
あんな人になりたいと思ってもらえることが大切なのです。

権威を振りかざしていばる人になりたいでしょうか?
期待しないでねと、頼りない姿の人になりたいでしょうか?
たった一人で、がむしゃらに仕事をこなす人になりたいでしょうか?

どんな姿を見せてあげたいか?
それを常に考え、行動できるのが、リーダーかもしれません。

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この記事を書いたカウンセラー

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大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。