将来が不安で気になりすぎてしまう~今を分かちあうこと~

どこか毎日の生活の中で「将来への不安」を感じながら日々を過ごされている方も少なくないかもしれませんね。

特に様々な情報・ニュースは、いまある幸せよりも現実の中にある不安を伝えることも少なくないので、それが必要なことであっても、不安を必要以上に感じることがあっても不思議ではありませんね。

できればネガティブな情報をうまく使い、ポジティヴな情報にも同じぐらい触れて心のバランスを取り、未来を明るいものだと感じたいものですね。
ということで、今回は将来が不安で気になりすぎてしまうときの考え方についてお伝えしたいと思います。

◎リクエストを頂きました◎
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30代です。結婚してから老後の不安を感じることが多くなりました。
一番不安なのはお金です。年金はあてにできない、老後資金は三千万は必要、などといった情報に触れるたびに何とかしなければと焦ります。

不安になるなら稼げばいいと思われるでしょうが、遠方の主人と結婚するために仕事を辞めてしまいました。田舎で仕事も思うように見つかりません。
この状態から抜け出せるヒントをください。
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今回いただいたリクエストのような「将来への不安」をお感じになっておられる方は少なくないのかもしれませんね。

特ににインターネットの情報やニュースは、いまある幸せよりも現実の中にある不安を伝えることも少なくないので、それが必要なことであっても、不安を必要以上に感じることがあっても不思議ではありませんね。

できればネガティブな情報をうまく使い、ポジティヴな情報にも同じぐらい触れて心のバランスを取り、未来を明るいものだと感じたいものですね。

が、将来への不安が強いと、その不安に煽られて行動したり、不安の中で生きるイメージが強まってしまって、実際に「将来のお金のこと」について対応しようとする意欲が削がれたり、向き合いたくない気持ちに苛まれることもあります。

また、実際に何か行動をしていたとしても「こんなことをしていて将来の不安は消えるのだろうか?」といった、無意味感や無力感を感じることもあり、その中で不安に対応しようと思うと、とても後ろ向きな気持ちになることもあるかもしれません。

これは心理学の中で「補償行為」とよばれる、不安を埋め合わせる発想、行動動機です。

補償行為は今あるネガティブな要素の埋め合わせという発想ですから、どれだけあなたが将来のために素晴らしい準備をしても、どこか「幸せ」だったり「充実感」を感じにくくなるような、そんな心のあり方、バランス感覚があると考えられます。

なので、できる限り「補償行為」的な発想を手放して、心のバランスを上手にとっていくことが、将来への不安に上手に対処していく鍵になっていくことが多いです。

 

それでは、このような将来の不安と、どう向き合って心のバランスを整えるか?について、いくつか書かせていただきますね。

・不安を嫌わない

不安になる自分が嫌、となると、不安になってしまうこと自体がネガティヴに捉えられてしまいます。すると今を受け入れられず、いまに対しても否定的な思いを持つようになりますね。

すると、否定的にならなくてもいいことにまで否定的になってしまいがち。今あるもの~例えば、パートナーや家族の存在、今ある収入、今ある幸せなど~は、不安の埋め合わせにしか使われない。しかし将来の不安は、事実としてまだ訪れていないけれど、心では感じるものになりますから、いまあるものをとても意味のない、無力なものだと感じてしまう事にもなりかねません。

どこか今、に価値を見出せなくなってしまうのですね。だからより不安になることも考えられます。

・今ある不安がないか?をチェックする

将来に不安を感じている場合、実は「今のあなたが抱えている不安」を「将来に向けて想像しては、そう当てはめて感じている」ことも少なくありません。これは一つ、あなたの心の在り方が将来に移るという意味で「投影」であるとも考えられます。

だから、今の自分が不安を一人で抱えていないか?をチェックしてみてほしいのです。そもそも感情は抑圧すると、その容量が増えたように感じる、という傾向があります。

なので、私たちはどこかで「ネガティブに物事を考えると、さらにそのネガティブさを膨らませて考える」ような傾向があります。

どこか、今ある不安のケアをすることで、将来に対して不安に偏った感じ方を手放すこともできるようになります。

・自立しすぎていないか?チェックする

前述のとおり、感情は開放されることでその容量を減らすことができます。

つまり、人は不安を誰とも分かち合わず抱えているだけで、さらに不安になっていきますし。不安を誰かと分かち合うだけでも心はぐっと楽になることがあります。

どこか今のあなたの生き方が、良かれと思って「一人で頑張りすぎていないか?」をチェックしてみてください。

一人で頑張る責任感を持つのはよいことですが、それは同時に、一人では処理しきれない感情をあなたの中で抱えることでもあります。

すると、ネガティブな将来のイメージを感じたときに「今の私に何ができるだろう」と感じ、その現実に一人で向き合おうとして背負ってしまうことがあります。すると「自分だけでどうしたらいいのか分からない感覚」が、あなたの不安を増幅させるのです。

その中でさらに「不安」や「今、ないこと(できない・わからない・見えない・動けない・・・など)」だけに向き合えば、不安は強まるし、何事にたいしても意欲的になれず、限界を感じてしまうかもしれません。

ただこうも考えられませんか?

私たちにとっての未来は誰にも「分からないこと」ですよね。誰も明日起こることを正確に予知できない。もしかすると明日とんでもないラッキーに恵まれるかもしれないし、とても落ち込むことと出会うかもしれない。

そんな毎日の中で「あなたが将来に何を望むか?何を見るか?」は、あなたの自由なのですよね。

だからこそ、「今の自分に何ができるか?」をしっかり見据えるために、「あなたの今(の気持ち)を誰と分かち合うか」や「あなたと共に生きる人とお互いに気持ちを伝えあい、理解を深める」ことは、ココロに安心感や安定感を与え、明るい将来を展望する大きな要因になっていきますよ。

 

簡単ですが何か参考にしていただければ幸いです。

 

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

浅野 寿和

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派。「男女関係向上・男性心理分析」「自信・自己価値向上」に独特の強みをもち、ビジネス・ライフワーク発見なども対応。明快・明晰かつ、ユーモアと温かさを忘れない屈託のないカウンセリングは「一度利用するとクセになる」と評され、お客様の笑顔が絶えない。