仕事が楽しくない、退屈でつまらないと感じたときの抜け出し方

どんな環境でも仕事が楽しくなる秘訣をお伝えします。

会社が退屈でつまらない。仕事がマンネリになって楽しくないと感じている時。本当の目的は、職場をつまらない場所にすることで、次のステップへ進むことへの恐れを感じないようにしているのかもしれません。だとすれば、あなたが欲しいものを周りに与えることが抜け出すカギになります。

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こんにちは。
カウンセリングサービスの近藤あきとしです。今日の心理学講座は私が担当いたします。

 

■楽しくないのは依存心が隠れているから

できることなら毎日がワクワクした気持ちで、好きなことをして生きていきたいものですよね。

でも、カウンセリングの現場では「そう思っているのに自分が何にワクワクするのか?何が好きなのかが分からないんです。」そんな声を聞くことが少なくありません。特に仕事のジャンルではとても多いご相談かと思われます。

たとえば、皆さんが今している仕事が退屈でつまらないと感じているとしましょう。

「この仕事に何の意味があるんだろう?」
「もういい加減この退屈な会社を辞めてしまいたい」

そんな悩みがある時。じつは、私たちの心が本当に感じていることはちょっと違うんですね。

こうした気持ちの裏には、『「仕事」や「会社」に、「自分」を楽しませてもらいたい』という感情が隠れているんです。

これは相手から欲しいものを与えてもらえなくて不満を感じている状態。つまり依存的な立場から「退屈でつまらない」と言っているようなものです。

この姿勢でいる場合、偶然皆さんの好みにピッタリとあった職場、素晴らしい上司、気の合う同僚に巡り合うことができれば、何の不満もなく楽しい気分で働けるでしょう。

ただ、上司や同僚が辞めていったり、自分が異動して業務が変わるなど環境が変わってしまうと、急に楽しさが消えてしまったように感じるかもしれません。

また、楽しい仕事が別の会社・違う業界にあることを知っていたとしても、逆にその仕事でしか楽しめないと思ってしまうこともあるかもしれません。

いつの間にか自分に対して制限をかけてしまい、もっと他にも興味深い仕事があることに気づけなかったり、今いる職場では楽しむことができないと決めつけてしまうことになりかねないんですね。

 

■つまらないのは次のステップへの恐れを感じているから

なぜこんな心理になってしまうのかと言うと、私たちが次のステップ(段階)へ進むことを怖いと感じてしまうからなのです。

この場合の次のステップとは、目の前の仕事に人生をかけるくらい打ち込んでいくことかもしれませんし、今の職場を辞めて本当にやりたい仕事を探すことかもしれません。

次に進むというのは変化するということです。また変化には少なからずリスクが伴います。そして今までと違う環境で仕事をすることになれば、先が予測できない分だけ怖くなってしまうのが自然ですからね。

その怖さの度合だけ、会社を退屈でつまらない場所にしたり、仕事を楽しくないものにしてしたくなります。そして、次に進まなくていい理由にしてしまうというわけです。

職場に入った最初の頃は、仕事を覚える為に必死に学んだり、上司や先輩に質問するなど、自分から関わっていっていましたよね。

でも数年も同じ職場にいれば仕事にも人間関係にも慣れていきます。その慣れの分だけマンネリを感じてしまうのです。

マンネリでつまらないと感じている時、私たちは「相手がつまらないからだ」と決めつけてしまいがちです。

最初にお伝えしたように『「仕事」や「会社」に、「自分」を楽しませてもらいたい』と感じるのはこうした理由からなのです。

今の状況を変えていくには、まずこの決めつけ(心理学では【判断】と言います)を手放すことが必要です。

皆さんがいつの間にか、会社や仕事を退屈でつまらないものだと判断して、次のステップへ進むことへの恐れを感じないように心のエネルギーを使っているのであれば、それを止めることが大切だからです。

 

■自分から与えることにチャレンジしよう

次に進むために必要なもう一つのポイントは、どうやって自分以外の誰かを楽しませるか?ということです。

皆さんの周りに同じ仕事をしているにもかかわらず、毎日楽しそうにしている人はいないでしょうか?

仕事を楽しめている人たちは、自分がどうやって目の前の仕事を楽しくするかにこだわり、どこに楽しめるポイントを探すかを常に考えているものです。

たとえば、こんなことです。

・私は◎◎をして上司を喜ばせよう
・私は同僚を◎◎なことで笑顔にしたい
・私はお客様に◎◎を感じてもらうことで幸せにしたい

皆さんが、そんな誰かを楽しませてあげられる人になれたなら、仮に周りの人が変わり、職場が変わり、環境が変わったとしても、いつでも皆さんの周りには「あなたと一緒に働きたい」と言ってくれる人たちが集まってきます。

私たちは様々な決めつけ、判断、制限をしてしまいますが、それらに気づいて解放できると、楽しむことを自分に許せるのです。そして同時に楽しさを周りに与えることができます。

楽しいというエネルギーが、皆さんから醸し出される雰囲気となって周りに伝わる頃には、皆さんを好きだと思ってくれる人が目の前にいつも現れているはずです。

楽しさを与えることが上手になるほど、周りの人たちは皆さんを愛さずにはいられなくなってしまうんです。

そして、いつも自分が愛されているんだと思えた時には、どこかに楽しい仕事があるのではなく、愛されている自分のところへやってくる仕事はどれも楽しいものだと感じられるようになるのです。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

近藤 あきとし

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。