失敗ばかり

相談者名
まるこ
恐縮ですが、相談させてください。お願いします。
私は統合失調感情障害を患わっているまることいいます。
よろしくお願いいたします。

今まで二十歳の頃、四年間アルバイトをしていたのですが、バイトをやめてからは精神科に入退院を繰り返す人生です。
最近は入院しなくなりましたが、家に引きこもる毎日です。
作業所へ行ったこともありましたが、二度失敗してます。
病院のデイケアも月に数回しか行けていません。
人間関係等、苦手なもので・・・。
友達も一人位、彼氏はいなくて、いても、いつもふられてばかり。
働けない、人と上手くやれない、結婚できない、もう将来絶望的です。
両親は、こんな情けない私に優しくしてくれますが、有り難い反面、自立できていません。
私なんて価値がないと思います。
家では、料理したり読書したり資格の勉強したりダイエットの為に運動したり等しているのですが、毎日むなしく感じることが多いです。
私の生きている意味って何でしょう?

長くなって申し訳ございません。
読んでいただきありがとうございました。

カウンセラー
近藤あきとし
まるこさん はじめまして。
今回担当させていただく、心理カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

文章から今の苦しい状況が伝わってきますよ。
勇気を出して相談を寄せてくださって本当にありがとうございます。

変な話に聞こえるかもしれませんけど、メールを読んでいて、まるこさんには多くの輝くような才能があるように私には感じられました。
全然そんなこと信じられないって思われるかもしれませんけど。

ずいぶんと長い間、つらい時間を過ごしてきたのではないでしょうか。
少しでもまるこさんが楽になれるようにお返事させていただきますね。

すごくたくさんの自己嫌悪や自己否定が心に渦巻いてるような気がしました。
私たちの心にはエゴと呼ばれる部分があるんですけど、そのエゴはなぜか私たちが幸せになるのを止めようとしたり、前向きな変化に待ったをかけようとするんです。

ただ、エゴというのは過去の心の痛みから生まれると言われていますから、自分を責める気持ちが苦しい分だけ、まるこさんの心の痛みの度合は大きいのかもしれません。

例えばの話、生まれて間もない赤ちゃんだったら「自分はなんてダメな人間なんだ」とか、「こんな自分に生きている価値なんて無いんだ」なんて考えもしませんよね。
なぜかと言うと、赤ちゃんの心には何にも傷がないからなんです。

きっと、まるこさんにもそんな時代があったのではないでしょうか。
本当に無垢で、無邪気で、あるがままで愛されていた時代が。

でも、どこかですごく自分を責めたり、自分のことを否定してしまった出来事がいくつもあったのだとしたら、長年にわたってその痛みが幾重にも重なってしまい、今は、まるこさん本来の才能や愛がその下で見えなくなっているのかもしれないんです。
本来の才能という煌めく財宝が、積み重なった自己嫌悪・自己否定という土砂の下に隠されてしまっているように。

だとしたら、その痛みを癒して取り除いていけば、まるこさんの本当の才能が再び輝きを取り戻すことができますからね。

エゴの抱える心の痛みの度合が大きい分だけ、できるだけ才能を隠しておきたいはずですから、多くの自己否定が積み重なっているほど、そして多くの苦しみを体験してきたからこそ、その下にはたくさんの財宝が眠っているんです。
 

> 今まで二十歳の頃、四年間アルバイトをしていたのですが、バイトをやめてからは精神科に入退院を繰り返す人生です。
> 最近は入院しなくなりましたが、家に引きこもる毎日です。
> 作業所へ行ったこともありましたが、二度失敗してます。
> 病院のデイケアも月に数回しか行けていません。
> 人間関係等、苦手なもので・・・。

それは本当につらいですよね。
たくさん我慢と忍耐を重ねてきたのではないですか?
そして失敗した自分のことも随分責めてきたのではないでしょうか。

バイトを4年も続けられたのは素晴らしいことですよね。
ただその間も心が整理されずに自分を責める気持ちがずっとあったのだとしたら、どんなに苦しい時間だったんでしょうね。
それでも働くことを選んでいたんだとしたら、すごく自分に厳しい生き方をしてきたのかな?と思います。

ひょっとしたら、まるこさんは否定するかもしれませんけど、厳しすぎるくらい自分を律しながら生きてきたんじゃないかと感じますよ。
そして、ちゃんと出来ない自分、うまくいかない自分を責めて、嫌ってきたのかもしれないですね。

私たちは自分を嫌いな分だけ、周りも私のことを嫌いなんだと感じてしまうんです。
家族も友だちも、ペットも、社会や世界全体が、自分のことを嫌っている。
そんな風に心の内面を周りに映し出してしまうものなんです。

すると、自分がいても迷惑なだけだとか、存在しない方が良いとか、生きていることが申し訳ないくらいに感じてしまうこともあるんです。

でもですね。
それは自分のことを嫌いだから感じてしまうわけですから、自分をどれだけ好きになれるか、「私は、私で良いんだな」って思えるようになったら、まるこさんの現実は変わっていきます。
今はちょっと信じられないかもしれないですが。
 

> 友達も一人位、彼氏はいなくて、いても、いつもふられてばかり。
> 働けない、人と上手くやれない、結婚できない、もう将来絶望的です。
> 両親は、こんな情けない私に優しくしてくれますが、有り難い反面、自立できていません。
> 私なんて価値がないと思います。
> 家では、料理したり読書したり資格の勉強したりダイエットの為に運動したり等しているのですが、毎日むなしく感じることが多いです。

寂しさや孤独感が、まるこさんの傍らにはあったのかもしれないですね。
そして、こんなことしていて何の意味があるのかなって気持ちも。

ただ、ご自身が気づいているかどうか分からないですが、まるこさんは誰のせいにもしていないんですよね。
今のつらい現状を周りの責任にして、怒りを感じたり、攻撃したりということが一切ないんです。

それはおそらく、上に書いた自分への厳しさの裏返しで、周りの人には本当に優しい想いをかけられる人なんだと思います。
きっと、あたたかい慈悲のような気持ちで周りへ関われるのでしょうね。
これはまるこさんの才能の一つですよ。

その優しさは、大切な人を、みんなを守りたい。そんな願いの源泉なのかもしれません。
そして今、まるこさんが自分を「こんな情けない私」に感じるのは、何かしら自分を許すことのできない事柄があったのかもしれませんね。

どんなことが人生にあったかは分かりませんが、まるこさんが自分自身を許すことも大切な課題になりそうです。
「私、それでも幸せになっていい」って自分に言ってあげて欲しいです。
 

> 私の生きている意味って何でしょう?

ずいぶんお疲れではないですか?
追い詰められて追い詰められて、それでも何とか立て直そうと頑張ってきたんだとしたら、まるこさんの心はずっと崖っぷちで踏ん張ってきたんだと思います。

ちょっとでも足元がバランスを崩したら、奈落の底へ落ちてしまう感覚でいたとしたら、落ち着いた精神状態ではいられませんからね。
誰もが同じです。

そして一番つらいのは外側からはその苦しみが見えないので、なかなか分かってもらえないことです。

これまで、安心や安らぎといったものは、まるこさんの人生にはあまり縁の無かったものかもしれません
だとすれば、まるこさんが心を癒し、自分を許した先にとり戻せる才能とは、安心や安らぎを周りに与えること、みんなと共有できることなんでしょう。

心の痛み、苦しみを癒していった人は、人の痛みや苦しみを繊細に分かってあげられるし、どうしたらその人が安心できるか安らぎを感じられるかを的確に感じ取れるんです。
きっとまるこさんの才能もそこにある気がしますよ。

でも今はまだ心が疲れきっていて、無気力になってしまうがゆえに自分の価値を感じられないのでしょうから、まずはどんな痛みを抱えてきたのかを誰かに受け止めてもらい、癒して、解放していくことが必要だと思われます。

そうして楽になった時に、人生の意味、目的が身近なところから見えてくるものなんです。
 

まるこさんが心からの笑顔で生きていけることを祈っています。
今回はありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

近藤 あきとし

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。