先延ばし癖を乗り越えるために大切な視点

面倒な報告書やメールの返事など、嫌な仕事を後回しにしてしまったり、締め切りギリギリまでため込んで追われてしまったり。
キャリアアップのために資格を取得したいと思っているのに、いつまでも実現に向けて行動できなかったり。

こういう「先延ばしにする癖」みなさんにはありませんか?

さっさと手を付けて片づけてしまえばいい、と頭では分かっているけれど行動できない。
将来の自分のためだと奮い立たせても、一歩踏み出せない。続かない。

そんな自分を情けなく感じ、責めてしまいます。
カウンセリングではこういったご相談も良く伺いします。

今日は、先延ばし癖を乗り越えるヒントをお伝えします。
みなさまの参考になれば幸いです。
 

まずはカンタンに「癖」についてご説明したいと思います。

「癖」とは一般的に「とくに意識せず、ムリなくできるぐらいに身についている考え方や行動」を指します。

基本的に、既に「癖」になっていることを修正していくためには、「現状の癖」を手放して「新しい癖」を身につけていくことが必要となりますね。

今回のケースであれば「先延ばしをする癖」を手放して「すぐ行動できるという新しい癖」を身につけたいわけです。

ですが「新しい癖」を身につけようと思っても、すぐに元通りになってしまったり、思うだけで一歩も行動に移せない、そんなことも多いですよね・・・^^;
私にもたくさん経験があります。

こういうとき「私の意志が弱いからだ」と感じる方が多いと思いますが、実はそうではありません。

なぜ、新しい癖を身につけるのが難しいのかといいますと、私たちの心は「新しい変化に抵抗し、現状を維持する」という働きがあるから、なんですね。
 

「恒常性」というのですが、すでにある「安全や安定」を崩してしまう可能性のある「新しい変化」というものを、私たちの心はとても怖がり、必死に抵抗し、現状を維持しようとします。
そうやって、私たちの心や体を、変化という危険から守っているわけですね。

ですから、変化がいくら有益で素晴らしいものでも、変化しようとするときには抵抗が出ます。

「そうか、人間はみんな変化することに抵抗が出るんだな」と分かっておくだけでも、自分を責めることやプレッシャーが減るので、挫折をしにくくなります。
まずは「そういうものだ」と覚えておいてくださいね。
 

次に、変化への抵抗を出来る限り少なくし、新しい癖を身につけるコツをご紹介します。
今日ご紹介するのは、抵抗がなるべく小さくなるように「ハードルを下げる」方法です。
 

私たちの心は、変化に抵抗しているときに「面倒くさい」「怖い」「不安」だと感じます。
これらの感情が出て来なくなるまで、徹底的に「行動」のハードルを下げてみましょう。

たとえば、メールの返信をついためてしまう方であれば、
先延ばしをする癖を一気にやめようとするのではなく、小さな小さな行動を大切にしてみましょう。

・朝起きたら、まずパソコンを開く。
・目についたメールの返事を一通だけ出してみる。
・今日の分だけ片づける。
・まず、未処理リストを作ってみる。

自分にとって抵抗が出てこないところまで、ハードルを下げて行動してみてくださいね。
このステップのことを「ベイビーステップ」といいます。

ポイントは「ハードルはいくら下げてもいいけれど、行動は必ずする」ことです。
どれだけ些細な行動でも構わないので、毎日続けることが大切ですよ。

最初はパソコンをひらくことでも気が重たかった。
けれど、今日は気が乗って、メールをいくつか返すことが出来た。
でも、今日は面倒くさくなってきたので、とりあえずパソコンを開くだけでも良しとした。

こんな風に日々ベイビーステップを続けていくと、変化への抵抗がだんだんと弱まり、新しい癖が身についてきます。
だいたい3ヵ月を目標に、取り組んでみてくださいね。
 

また、モチベーション維持のために、他人に応援してもらうのもおススメですからね。
どうぞ私たちにも応援させてくださいね。
 

最後に。

ついつい、先延ばしをしてしまう自分を責めてしまうかもしれませんが、先延ばしの癖に悩んでいるということは、あなたの中に、自分を省みたり、新しいことにチャレンジしたいという意欲や意思があるということです。

あなたの本当になりたい自分になれますように^^
 

毎日を頑張るあなたの参考になれば幸いです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

服部 希美

恋愛、対人関係の改善、自分が本当に望んでいる人生へのシフトチェンジへのサポートを得意とする。 特に「さびしさを笑顔に変えるカウンセリング」をテーマに掲げ、30代女性の生き方、恋愛・婚活サポートを精力的に行っている。 高い共感力を活かした「共に考え、併走する」カウンセリングスタイルが好評。