アカウンタビリティーの視点(3)〜レッスンから学ぶ 〜

アカウンタビリティーとそのレッスン

アカウンタビリティーの考え方をする時に罪悪感がでてくることがあります。エゴは罪悪感を使い、あなたを自分を責めることに捕らわれさせ、あなたが状況を改善するのにエネルギーと時間を費やすことを阻むことがあります。しかし大切なのはミスを訂正することと、レッスンから何かを学ぶことなのです。

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●自分を責める気持ちでいっぱいになる

例え話です・・・

Cさんは付き合いをしているパートナーに不満を持っていました。

「釣った魚には餌をやらないと言うけど、付き合った当初は私を楽しませようと、いろんなことをしてくれたのに、近頃はそんな事はなくなった」
と不満を持っていました。

このパートナーとの関係に不満を持っていることについてCさんはアカウンタビリティーの視点で考えてみることにしました。

「もし今の状況になっていることが、今までの私の考えや態度も影響している可能性があったとしたら、何が影響してるんだろう?」

そんな風に考えてみたところ、あることを思い出しました。

パートナーが Cさんにいろいろしてくれていた頃、Cさんはパートナーにダメ出しをいっぱいしていたことを思い出したのです!

・「誕生日プレゼントは嬉しいけど、このセンスはちょっとイケていないなぁ」

・「有名店で食べれておいしかったけど、行列に並ぶのはイケていなかった」

・「外で待ってるのは暑かったよ!渋滞があるかもしれないから車で迎えに来てくれる時はギリギリに出てこないでね」

等々のように、今までダメ出しをしてきたことを思い出したのです。

Cさんは思いました。
「今までいっぱい愛してくれていたのに、ダメ出しばかりしていっぱいパートナーを傷つけていたんだろうなぁ・・・。パートナーは私に何かをすることで傷つくのが怖くなってしまっているのかもしれないな。こんな最低なことをしてきた私がパートナーに不満を持つのは筋違いだ」

そんなふうに自分を責める気持ちでいっぱいになりました。

そして、Cさんは、
パートナーを見るたびに、このことを思い出して自分を責めるのでした。

 

●レッスンから学ぶ

アカウンタビリティーの視点で物事を捉えた時に罪悪感がでてくることがあります。

罪悪感が出てくると自分を責める気持ちに捕らわれてしまうことがあります。

自分を責めることにエネルギーと時間が使われる分、ミスを訂正することにエネルギーをつぎ込む量が減ってしまいます。

これはエゴの罠という見方ができます。
エゴは、あなたを自分を責めることに捕らわれさせて、ミスを訂正することに専念させないようにさせるわけです。

そして、自分を責めている間は、その出来事からのレッスンを学べなくなってしまいます。

ここでのポイントは、
”ミスは訂正をしていくことが必要であり、自分を責めなくても良い”
ということと、
”この出来事をレッスンという見方をして、何かを学ぶこと”

そう考えることができると状況を改善する可能制は広がるかもしれません。

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例えば、先ほどのCさんの場合だと、

Cさんが
「今までパートナーがしてくれたことを受け取れてていなかったことを今からでも感謝を伝えていこう」
というふうに、この出来事から何かを学び、自分を責めることに使っているエネルギーと時間を、パートナーが今までしてくれた愛を受け取り、感謝を伝えることにエネルギーと時間を注ぐ事ができると、もしかしたらパートナーの傷が癒えて、より良い状況に変わっていくかもしれません。

とは言え、罪悪感が生じると自分を責めてしまう事はあります。
そんなお気持ちが止めにくいこともありますね。
わかります。

そんな時は、ひとりで頑張らずに、その気持ちを誰かに話して罪悪感から脱出できるようにサポートを受けてください。

自分を責めることにエネルギーを注ぐのではなく、より良い状況を作ることにエネルギーを注ぎ込めるといいですね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。