大きな器

どんなことでも受け入れられる私になれますように

こんにちは 平です。

若い時代の恋愛では、パートナーに完ぺきを求めるものです。

容姿が素晴らしく、性格も申し分ない。もちろん、あなたことをいつも大好きでいてくれる‥‥、そんな人を求めるわけです。

これはパートナーに限ったことではありません。
あなたが若く、自分に自信のないときほど、まわりの人に同じような”完ぺきさ”を求めます。

なぜなら、パートナーやまわりの人が完ぺきであれば、自分が不十分であったとしても、とまどったり、恥をかいたりすることなく、いつもいい気分にしてもらえると思うからです。

そんなふうに考える心の裏側には、「自分の器は小さい」とか、「心が傷つきやすく、もろいから、あまりいろいろな出来事は受け入れきれない」という思いがあるわけです。

しかしながら、いろいろな体験を重ね、対人関係でもさまざまな経験を積みながらあなた自身が成長していくと、やがて自分に自信がもてるようになっていきます。

すると、「少しぐらいのことなら、受け止めることができる」と思えるようになり、パートナーやまわりの人に”完ぺきさ”を求めることもなくなっていきます。
「人生でどんなことが降りかかろうと、自分の力でなんとか対処していける」と思えるようになるわけです。

パートナーシップにおいても自分に対する自信が深まるにつれ、あなたの心にはゆとりが生まれるようになります。

たとえば、外を歩いていて、トイレに行きたくてたまらないという状況のとき、向こうから来たおばあさんに道をたずねられたとしても親切に応対することはできませんよね。
だって、モレそうなのですから。まったくゆとりがないわけです。

若い時期は、自分も人も完ぺきでなければいけないと思い、不完全なもののすべてを攻撃します。

が、それは、なんのことはない、自分の中にある”不完全さ”をまわりの人や社会に投影し、ウンザリしていることにほかなりません。
あなた自身が成熟するにつて、あなたのまわりの不完全な人や社会を受け入れることができるようになってきます。

そうすると、あなたは自分の不完全さを隠すようなこともなくなってきますし、不完全さを償うような行動にエネルギーを注ぐことも減り、むしろ、ありのままに表現することができるようにもなっていきます。
「私って、ほんとにガサツだわ(笑)」とか「すぐイライラしちゃうの。最低ね(笑)」というように。

そのころには、あなたのまわりでなにが起ころうが、人がどうしようが、それによって気分が悪くなったり、腹が立ったりすることも少なくなっていきます。

それはまるで、赤ちゃんがいたずらしたり、コップの水をこぼしたりしたときに、おばあちゃんが「あらま」と言いながら、赤ちゃんを叱ることも責めることもなく、ただ淡々と後片付けするのにも似ているかもしれません。

「自分は不完全であり、なんとか完ぺきにならなければ」と思っているときは、その気持ちが強ければ強いほど、人に対しても同じように厳しくなってしまいます。

しかし、そんなときは完ぺきを追い求めたところで、手に入るのは「どうがんばっても、完ぺきにはなれなかった」ということだけ‥‥ということが多いものです。

その空しさを作るのは、不完全さをどうしても受け入れられないというあなたのこだわりだといってもよいでしょう。

人生にはいろいろなことが起こりますし、あなたのパートナーもいろいろなことをしでかしてくれるものです。

お天気と同じように、晴れる日もあれば、雨や嵐になる日もあるわけです。

そんな中、「どう過ごすことができるか」があなたの器の大きさを表すわけです。

天に向かって、「一年中、雨にも嵐にもならないように!」と祈っても、それは無理な願いですよね。

それより、たとえ嵐が来ようとも吹き飛ばされないような頑丈な家を造り、雨風が過ぎ去るのを待てば、そんなに心配することもないでしょう。

「私が”大きな愛”になれますように。そして、どんなことでも受け入れられる私になれますように」。

そんなチャレンジにエネルギーを使うことこそが、いちばん効率のよい方法だといえそうです。

では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!


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この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。