自分がわからない

うさぎさんのご相談を読ませていただきました。
たくさんのつらい経験をされてきたのですね。
毎日、眠れていますか？また食欲はいかがですか？
いままで本当によく頑張ってきましたね。ご自身を心からねぎらってくださいね。

このようなお気持ちの中で、こちらにご相談のメールをくださったことが嬉しいで
す。
なぜかと言うと、相談メールを書いてくださったということは、
うさぎさんが（ご自身で意識しているかは別として）
どうにかこの状況を打破したいという「希望」の方向を見ているという何よりの証拠
だからです。
うさぎさんは、本来強い方だと感じました。

そして、わたしにはうさぎさんの「生きたい！」という切実なエネルギーや
かつて元気だったころの様子が、文章中から感じられるのです。
いまは疲れ果てているのかもしれませんね。
こんな時は、まずご自身の心も体をゆっくり休めてあげてください。
自分が楽な気持ちになることを意識して選んでいってくださいね。

＞こんな相談しても、誰にもこの苦しみも辛さも心の痛みもわかるはずない。
＞何を訴えても、誰に相談しても何も解決しない。
絶望にも似た気持ちを感じているのですね。
これは、うさぎさんが限界まで頑張ってきたいうことですよね。

このように感じる時、
突破口がどこにもないような気持ちになるかもしれないのですが
実はそんなことはないのです。

人が生きていくことに疑問を感じるような時は
実は「隠れた誕生の機会」と捉えることができるのです。
今までの、なんらかのやり方（生き方）を手放して、新しいやり方を選択するとき、
まるで古い自分が死んでしまうかのような苦しみを感じるので
とても辛い時期ではあるのですが、再誕生の時とみることができるのです。
夜明けの前が1番暗いと言いますよね。

絶望的な状況の中では、誰かと一緒に乗り越える道を探していくことをお勧めしま
す。
その誰か、が思い当たらない時には、どうぞ私たちカウンセラーを頼ってください。
それによって「わかってもらえる安心感」を感じたり
「一人でがんばる必要はない」「一緒に考えてくれる仲間がいる」と感じられた時に
うさぎさんに現状を突破するような勇気がわいてくるのではないかと思います。

具体的には、心と体を休めた後には、ご自分の傷ついた気持ちを丁寧にみていくと良
いかもしれません。
つらい気持ちを見ないようにして心の奥に押し込んでしまう、のではなく
うさぎさんが「聞いてほしい」と思うことに関して
その気持ちを安心できる誰かに話してみる（または書いてみる等、外に取り出してい
く）
ということです。
話していくことで、ひとは心に少し余裕が出来ます。
そうすると、つらい状況をほかの視点から見ることができたり、
つらい出来事にも違った解釈があることに気付いたりするのです。

理不尽な思いもたくさんしてきたのかもしれませんね。
今はただただ、頑張ってきたうさぎさんを「よく頑張ってきた」とほめてください
ね。

つらいかもしれないけれど、絶望ではなく「希望」をみていくことにチャレンジして
みてほしいと思います。
心が折れそうな時でも、その都度何度でも希望に向かっていくことを選択していくと
き、
きっと何かが変わっていくと思います。

「傷はやさしさに変えていける」という言葉があります。
うさぎさんが、この痛みを乗り越えた時には、
悩んでいる他の人たちの気持ちを楽にすることができる人になると思います。
その人たちの希望に、うさぎさん自身がなることができるのではないでしょうか。

うさぎさんの人生の主導権は、うさぎさんがつらい思いをした他人の手の中にあるの
ではなく
うさぎさんの手の中にあるのです＾＾
どこを向いて歩いていくかで、きっと人生は全く違ったものになっていきます。

うさぎさんのことを応援していますね。

ご相談いただき、ありがとうございました。

うえの道子