自己嫌悪をなおしたいが…

相談者名
SH
大学4年の女です。
自己嫌悪をなおしたいと思いつつも、自己で解決することも、誰かに相談することも出来ず立ち往生している状態なのでこちらに相談させていただきました。

私はキツいことを言ってしまう癖があり、それが原因で中学高校は「周りにとって私が敵」という状況でした。そして、その6年間で私は「私は人を傷つけるんだ。雰囲気を壊すんだ」という自己観念を強く持つようになりました。

大学になり、キツいことを言ってしまうそんな私でも受け入れてくれる素敵な人たちに出会いました。しかし上記のような自己観念があるため、どこか居場所のなさを感じてしまいます。
また、「普段でも迷惑をかけたり、不快な思いをさせてしまっているのだから、これ以上迷惑はかけられない」という思いも強く、失敗することに異常に恐怖を感じますし、人を頼ることもできません。

ずっと生き辛さを感じており、このままでは修論や就活が不安です。
なのでこちらHPなど閲覧させていただいているのですが、そこにある課題などに取り組むことが出来ないのです。「ずっと一人でがんばってきたのに、また一人で解決しなくちゃいけないの?」って虚しさを感じてしまって・・・
「周りの誰かに助けてもらいたい」って執着があるのでしょうね。
そのくせに、人に相談する事も出来ないのです。「聞いても嫌な気分がするだけの暗い話を、私の話に付き合ってくれるような優しい人に聞かせるの?私の苦しみの一部をそんな人に背負わせるの?」って・・・

あれも嫌、これも嫌とわがままばかりで申し訳ないのですが、自己嫌悪を癒し、周りの素敵な人たちと対等に話せるようになりたいのです。そのためにはどうしていけば良いのでしょうか、アドバイスお願いいたします。

カウンセラー
滝尾恵美子
SHさん、はじめまして。
担当させていただく滝尾恵美子と申します。よろしくお願いします。

SHさん、これまでずっと一人で頑張ってこられたのですね。
そんなSHさんがこうして助けを求めてくださったのは、私にとってはとても嬉しいことです。
勇気を出してSOSを出してくださってありがとうございます。

>私はキツいことを言ってしまう癖があり、それが原因で中学高校は「周りにとって私が敵」という状況でした。そして、その6年間で私は「私は人を傷つけるんだ。雰囲気を壊すんだ」という自己観念を強く持つようになりました。

私は人を傷つける存在、という自己観念を持つようになってしまったんですね。
中学高校の頃のSHさんがどんな「キツいこと」を言ってしまったのかを文面からうかがい知ることはできませんが、
当時の出来事を理由に、SHさんが心の奥深くから今も強くご自分を責め続けていらっしゃるのを感じます。

人を傷つけてしまった過去の自分も許せないし、
気を抜いたらまた人を傷つけてしまうであろう今の自分も許せない・・・といった心境でしょうか。
過去も今も未来のどの自分も許せない、許してはいけないという気持ちでいらっしゃるのかもしれませんね。

そんなSHさんに、「SHさんに今一番必要なのは自分を許すことですよ。」とお伝えしたら、どう感じますか?
こんな自分を許してしまっていいの?!と疑問に思われるでしょうか。
自分を許してしまったら、ますます周りに迷惑をかける自分になってしまうのではないかと不安になるでしょうか。

SHさんがすんなりと「そうか。自分を許してもいいんだ~」と思えず、抵抗感を感じるならば
それはSHさんがいかにご自分を罪深き存在として扱ってしまっているか、という証でもあります。
でもですね、SHさん、もうご自分を許してしまってもいいのですよ。
過ちを犯してしまった時、私達に必要なのは自分を罰し続けることではありません。
そうではなくて、「過ちそのものは修正し、過ちを犯してしまった自分は許す」のが大切なんです。
私達は過ちを犯すまいと思っていても過ちを犯すものですし、いつだって不完全な存在なのですから。

自分を許せない時、私達の心には罪悪感がてんこ盛りです。
罪悪感がてんこ盛り状態だと、私達は幸せをついつい無意識に遠ざけてしまうようになります。
こんな罪深い自分に幸せになる資格はないし、人から愛される資格もないと思ってしまうので、
人とつながりたくても孤独でい続けてしまったり、助けを求められなくなったりします。
これが今のSHさんの状態だと思います。

でもSHさんはしっかり過去の失敗を反省しましたよね。反省を生かすべく頑張ってきましたよね。
だからもう、自分を許してしまっていいんです。
私は、SHさんに自分を許し、「私は人を傷つけるんだ。雰囲気を壊すんだ」という自己観念もスッパリ手放してしまって欲しいです。
SHさんがこれほどまでに自分を責めてしまったのは、それだけ周りの人達を大切に思っているからだと思うんです。
SHさんは人を大切にできる優しい人なんです。
そんな優しいSHさんが苦しい思いをし続けるのは私はツライですし、幸せになる資格を受け取っていただきたいなと思います。

さて、ではどうやって自分を許していくか。
SHさんはカウンセリングサービスのHPを見てくださっているということなので(ありがとうございます!)、
自分を許すことの大切さについては、すでに十分理解されているのかもしれませんね。

でもお書きくださったように、
>「ずっと一人でがんばってきたのに、また一人で解決しなくちゃいけないの?」って虚しさを感じてしまって・・・
という状態でいらっしゃるんですよね。

SHさん、一人で解決しなくちゃと頑張る必要はないんですよ(^^)
これまでずっと頑張ってきましたよね。これ以上、一人で頑張る必要なんて全然ないと思います。
よかったら自分を許すためのチャレンジは、一人でやるのではなくて私達カウンセラーと一緒にやっていきませんか?

これまで一人で頑張ってきたSHさんにとっては抵抗を感じることでもあるかもしれません。
それに「私の暗い話に付き合わせて申し訳ない」とカウンセラーに対しても感じてしまうかもしれません。

でもですね、SHさんにはちょっと信じがたいことかもしれませんが、
私達カウンセラーは心や悩みについて考えるのが好きで、人の心を軽くするお手伝いができるのが嬉しいんです。
私達はSHさんの「暗い話」にとことん付き合いたいって思う人間なんです(^^)
自分も悩み苦しんだ時期があって、悩みから抜け出せる幸せを知っているから、多くの方にその幸せを味わってもらいたい!って思っちゃうんですよね。
なのでSHさんの悩み、不安、これからのビジョンなど、心の内を遠慮なく打ち明けてくださるととっても嬉しいです。

自分を許すことも、共に取り組んでいきましょう。
自分を許すというと、頑張って許さなければならないというイメージを持たれているかもしれません。
でも許すというのは頑張ってするものではないんですね。許しというのは自然になされるものなんです。
SHさんが過去の自分ともう一度向き合って、その自分にも愛と感謝を感じられるようになれば自然と許しはなされていきます。
その許しがなされるプロセスのきっかけを作り、見守るのは私達カウンセラーの仕事です。
SHさんが安らぎ、ゆるみ、許しへの道を歩いていくためのガイドをしますので、自分一人では難しいと感じたら直接カウンセリングでご相談くださいね。

最後に。SHさんはちゃんと周りの「素敵な人たち」から愛されていますよ。
全然迷惑な存在なんかじゃないです。
周りがSHさんを受け入れ、そばにいてくれるのは、SHさんのことが好きだからという他にないと思うのです。
私達は好きじゃない人のそばにいたいとか受け入れたいとはあまり思えないものですから・・・。
そしてみんなきっと、SHさんが心の内を見せてくれるのを待っていますよ。
人の本質は愛なので、私達には全員「人の役に立ちたい」という気持ちがあります。その相手が好きな人ならなおさらそう感じるものです。

なのでSHさん、大丈夫。周りのみんなもカウンセラーも、「大歓迎!」の気持ちで待っていますからね。
SHさんの幸せな未来を心から祈りたいと思います。
ご相談いただき、ありがとうございました。

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