自分の考えと彼の考え

相談者名
てつこ
初めまして。ジャンルは分からなかったので心や性格を選択させて頂きました。宜しくお願い致します。

昨年の秋に家族が亡くなりました。とにかくショックと喪失感と後悔と苦しみで今でも辛いです。その時、付き合っていた彼がいたのですが私は苦しいと吐き出して聞いてもらって安心感を与えて欲しいと思うのですが、私があまりに自分を責める発言を何回もしてしまったことで彼には「何回も同じことは聞けない。俺はそんなに心は大きくない」と言われてしまいすごくショックを受けました。でも突然のことだったので悲しみも後悔も深く自分でもどうしていいのか分からなかったし、そばにいて欲しかったのに・・・その発言から彼は私のことは大して好きじゃなかったんだと思うようになり、わざと怒らせるような事を言ったり、試すようなことばかり言っていました。彼の発言がショックだから私のこと好きじゃないんだね?私はただそばにいて欲しかっただけなのにと言えれば良かったのですが、こんな思いやりのない男性を好きになった自分も許せなくなりました。彼は彼なりにショックを受けていたようですし私のこと心配じゃないわけでもなかったんだと思うのですが、私が精神的不安定になったことによりその状態で会ってもお互いに嫌になるだけだから少し時間を置いてから連絡したり会ったほうが良いと思うと言われました。私は本当に寂しい気持ちになって悲しくて余計に相手にむかつく気持ちが大きくなってしまいました。私も余裕がなくて相手を思いやる余裕がなかったのはダメだと思いますが、こうゆう時の男性の心理はどうゆうものか知りたいと思っています。今のままだと私の思い込みでわざと嫌われる言動をしてしまって終わりそうな気配です。
どうぞ宜しくお願い致します。

カウンセラー
赤松わこ
てつこさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

てつこさん・・・亡くなった方に言えなかったことや、
もっと素直に伝えたかったのに、伝えられなかったことが、
沢山あったのではありませんか?
心の中には伝えたい思いがいっぱいだったのに、なかなか
言葉に出来なかったり、素直に行動できなかった自分がいて、
本当はちゃんと言いたかったし、素直になりたかったのに、
それが出来ないでいたんじゃないでしょうか?

そしてそんな自分が、てつこさんはイヤでイヤで仕方なかった
のかな?って思いました。素直に正直になりたかったんでしょう?
「いつかはちゃんと伝えたい」と思っていたのが、叶わなくなって
「もっと早く伝えられていれば」と言う後悔や、「なんで素直に
なれなかったんだろう」と、ご自分を責める気持ちばかりが溢れて、
どうしようもなくなったのではないかな?って、私は感じました。

その思いは大切な方が亡くなった後、抱えきれない位大きくなって、
てつこさんは重すぎて苦しすぎて、彼に助けを求めるしかなかった
んじゃないでしょうか?それだけてつこさんにとって、彼の存在は
大きかったと言うことですね。あなたの心の支えだったんですね。
本当は何か言って欲しかった訳でも、何かして欲しかった訳でもなく、
「そばにいて欲しかった」それだけだったんでしょう?

それが上手く伝えられなかった、素直に言葉に出来なかったのでしょう?
今回てつこさんが、ご相談下さったことはてつこさんが、亡くなった
ご家族に対しても、「やりたかったのに出来なかったこと」そのもの
なのではないかな?って思いました。
つまりあなたが持っておられる、コミュニケーションのくせ(心理学
では【観念】と言います)だと、思って頂いていいと思います。

それと同時に彼も、てつこさんに対して心で思っていることと、
行動(もしくは頭で考えていること)がズレてしまって、あなたの
気持ちを、上手く受け止めてあげられなかったんだなぁと感じました。

てつこさんは、「こうゆう時の男性の心理はどうゆうものか知りたい」
と、ご相談に書かれていたので、彼の心理を分かりやすくお伝えして、
参考にして頂ければと思います^^

辛い出来事や苦しい状況に置かれた時、女性と男性では向き合い方が、
大きく違っている点が幾つもあるんですね。
もちろん全ての女性全ての男性に、当てはまる訳ではありませんが、
男性と女性は脳の働き方自体が違うと言われていて、女性には理解
しにくい、男性特有の考え方や行動の仕方があり。
男性には理解しくい、女性特有の考え方や行動の仕方があることが、
科学的にも証明されていて、大きく違っていることが分かっています。

そこで今回の彼の対応ですが、てつこさんの望んでいた対応ではなかった
かも知れませんが、=「私のことは大して好きじゃなかったんだ」って、
決め付けてしまっては、彼も可哀想でしたね。
その上その思い込み(実際に彼が、「あなたを好きじゃない」と言った
訳ではないにも関わらず、それが事実のようになってしまっていた)から、
彼に自分でも自分がイヤになるような態度を見せたり、またそのことで自分
を責めたりしてしまっていたのですから、2人共どんどん消耗していた筈で
、てつこさんは会いたいと思う気持ちと、会えば余計にしんどくなってしまう
自分がいて、それは彼も同じだったんじゃないかなって思いますよ。

彼は彼で「何とかてつこさんを支えてあげたい」って思っていたと思います。
ただ一般的に男性は、感情を感じるのが苦手なんですね。
てつこさんの余りに深い悲しみや、辛さ後悔を受け止めるには、彼は自分の
感情を受け止めなくてはいけないんですが、それがしんどかったんでしょうね。
元々どちらかと言えば、クールなタイプかな?って思います。
多くの男性は、冷静に『頭で』物事を処理しようとする傾向が強くて、女性は
『感情』が処理できないと落ち着けない傾向があるので、対応は全く違います。

女性が感情的になって、「とにかく吐き出したい、とにかく聞いて欲しい」
「聞いてもらえれば楽になる」と思っている時に、そんな女性を前にして男性は
「とにかく落ち着け、冷静に話そう」と言ってみたり、時間や距離をおくことで
「相手が落ち着くのを待とう」と言った、対応を選ぶことが多いんですね。
これは彼が辛い出来事や苦しい状況に置かれた時、自分自身がそうして欲しいから
なんですね。彼は自分1人で抱えて、何とか解決しようとするタイプなんですね。
だから無意識に自分のやり方で、てつこさんにも向き合おうとしてしまうので、
てつこさんからしたら、「全然分かってくれてない」と感じたかも知れません。

大切な家族を亡くした時でも、多くの男性は一生懸命涙をこらえる人が多いです。
悲しくない訳ではないんですよ、「男は泣いちゃいけない」と言った、男らしさ
へのこだわりとか、「男は常に強くなければいけない」と言う、縛りのようなもの
を無意識で持っていて、てつこさんのように、感情を全てさらけ出すことには、
かなり抵抗があるんです。それは感情が出せるてつこさんのやり方を、否定して
いるのではなくて、彼にはしたくでも出来ないことかも知れないからなんですね。

それからもう1つ、彼がてつこさんのことを心配すればするほど、彼としては
「何か力になってあげたい」と思っていたと思います。そんな彼にてつこさんが、
何度も何度もご自分を責めるような話を続けていると、彼は「自分は何も出来ない」
と無力感を感じてしまったかも知れません。何とかしてあげたくても何も出来ない、
そう感じることは、男性にとって辛いことなんですよ。彼も自分がイヤになって、
「何回も同じことは聞けない。俺はそんなに心は大きくない」と、気持ちとは
裏腹の言葉を口にしてしまったんじゃないかな?って、私は思いました。

少し冷静になってみたら、「彼は彼なりに心配してくれていた」ことには、
ちゃんとてつこさんも気づけているのですから、「お互い心で思っていた
ことと、口に出した言葉や行動がズレてしまっていたんだなぁ」と言う風に、
受け止めてみることが大事かなと思います。
多くの人が、心で思っていることと、頭で考えていることが違っていますし、
当然行動も、気持ちとは裏腹なことをやってしまうことばかりなんですよ。
それに気づくことが出来れば、自分を楽にしてあげることも出来るんです。
そして周りの人とのコミュニケーションも、素直に正直な自分で作れます^^

もちろん今も、亡くなったご家族への、てつこさんの心の痛みは残ったまま
でしょうから、まずよかったらその思いを、私達カウンセラーに話してみて
下さいませんか? カウンセリングサービスでは、お電話でのご相談もお受け
しております(初回は無料です)、抱えておられるショックも喪失感も、
後悔も苦しみも、思いっきり吐き出してもらって大丈夫ですよ^^
そうすることでてつこさんご自身に、ラクになって頂けると思います。
その上で、彼との関係も見直していかれたらどうかな?と思います。
ご遠慮なくお電話下さいね。この回答が少しでもお役に立てば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。