一人暮らしをしようと

相談者名
ぴの
今家族と同居しています。もう歳も歳だしそろそろ家を出ないとな‥と思いだして、数年前から家事や洗濯、自分のことは自分で出来るように努力していますが、でもなんかやればやる程嫌になってきてしまって手が止まってしまいます。

子供の頃から母に『18歳を過ぎたらもう後は何もしないから』と言われてきました。
私もその歳までにきちんとできるようになって一人暮らしするんだ。と決めていたのですが。
20歳をとっくに過ぎているのに、出るのも不安で止まっています。
私が家を出ていったら、弟に居場所を取られて私の帰る場所がなくなっちゃうかもしれない‥。
母もそんなに気にしなくなってしまうような感じがしてとても寂しく感じます。
全てこなせてしまうと家にいる理由がなくなってしまうから。
もう必要じゃない気がして。弟がよく彼女を連れてくるので、余計に自分の居場所なんて無くなるような感じがします。
ほんとは家にいたくないのに意地で家にいるような所もあったりして…嫌な女だなって。
でも、必要じゃないのかもって思う方がつらくてしがみついてしまったり。
最近親と一人暮らしについて会話するんですが
実家は狭いので自分の物は全部持っていきなさいと言われました。
これで本格的に帰れなくなるなって思いました。
そんな風に思って帰ってくるなと親が言ったわけではないんですけどね‥。
たしかにこのまま実家にいる事はもう限界に来ているし、互いにストレスになるので解決するには家を出ることが一番だと思っています。
そろそろ大人だし、自分の生活が欲しい。
寂しさや不安な気持ちも乗り越えていけば薄まりますか?まだ決断ができなくて、とりあえず誰かに聞いて欲しくて送りました。
失礼な言葉つかいや文もばらばらで長々とすみませんでした。
でも少し気持ちがまとまりました。

カウンセラー
嶽きよみ
ぴのさん、こんにちは。
今回、担当させていただきます 嶽きよみと申します。

ぴのさんは、もうそろそろ一人暮らしをしなければ、と思う反面、家から自分一人が離れることを考えると、なんだか不安な気持ちや、寂しさがたくさん出
てきてしまう、ということですね。

一人暮らしをするために、家事も自分で出来るように努力されてきたなんて、
本当にがんばってこられたんですね。

今日は、ぴのさんの心が少しでも軽くなれるよう、ぴのさんが感じている不安の原因を考えながら、お伝えしていきたいと思います。

まず お話しようと思うのは、「大人」というものについての感じ方です。

ぴのさんが、今とても苦しい気持ちになっていらっしゃるのは、

> 子供の頃から母に『18歳を過ぎたらもう後は何もしないから』と言われてきました。

> 私もその歳までにきちんとできるようになって一人暮らしするんだ。と決めていたのですが。

と書いてくださっているように、子供のぴのさんにとっては、もしかしたら、
「18歳」という年齢になってしまうことが、なんだか一人ぼっちにされてしま
う恐ろしいタイムリミットのような感覚を覚えてしまったのではないか、とい
う気がしました。

それは、「大人になること=一人になること」という感覚や、「18歳になると
、お母さんから見放されてしまう」という誤解かもしれません。

もしも 子供のときに、「大人になったら もうお母さんに助けてもらったり、
かまってもらったり出来なくなるんだ」という思いを強く持ってしまったとし
たら、心のどこかに「大人になりたくない」という想いが、ぴのさんの中に産
まれてしまったかもしれません。

もしも私がぴのさんなら、だんだんと その年齢に近づくことで、嫌だなぁ
という気持ちはふくらみ、その年齢を追い越してしまうことで、どんどん自分
を追い込んでしまうような、そんな感じがするのではないかと思いました。

わたし達は、自分の心に不安を抱えているとき、目に見えるものを それに関
連付けて見てしまうことがあります。
例えば ぴのさんが

> 弟がよく彼女を連れてくるので、余計に自分の居場所なんて無くなるような感じがします。

とか

> 全てこなせてしまうと家にいる理由がなくなってしまうから。

と書いてくださっているように、
弟さんが彼女を連れてくることや、自分で自分のことが出来るようになるとい
うことが、自分がひとりぼっちになってしまう原因のように考えてしまうとい
う感じです。

また、一般的な感覚としては、「大人」と「自立」というものは、セットにな
って考えられることが多いのではないかと思います。
でもそこで、「大人になりたくない」という意識が働くと「自立したくない⇒
依存していたい⇒子供の位置を手放したくない」というふうに考えてしまった
りするかもしれません。

もっと小さいころの記憶に戻すと、子供というのは 何も出来ない赤ちゃんだ
った頃ほどとても愛された感覚があり、赤ちゃんは「依存」の象徴でもありま
すので、「愛される」ためには、「何も出来ないままでいること」が大事なの
だ、と捉えてしまったりもします。

「愛されている感覚」というものが、ぴのさんにとって、とても大切な手放せ
ないもの、だったとすると、家を出て一人暮らしをすることによって、それを
失ってしまうのでは、という、昔感じた 間違った観念を、今 作り直すこと
が必要なのかもしれません。
つまり、一人暮らしをしても、ご両親から愛されている感覚というものがなく
ならなければ、安心して家を出れるのではないかと思うのですが、いかがでし
ょうか?

心理学では、自分が欲しいと思っているものを、相手に与えることで問題を抜
けていく、という1つの方法があります。
この方法を使うとしたら、ぴのさんが、愛を感じたいと思っている相手、つま
りご両親に対して 愛を与えるということによって、前に進めるのかもしれま
せん。
愛を与える、ということは、一つには「感謝を伝える」ということだと言えるかもしれません。それによって、ご両親からぴのさんに対する 愛情と繋がる
ことが出来て、子供の頃に 自立を促したお母さんの愛情や、今までたくさんの愛を注いでくれたこと、そしてこれからも愛されることを感じることが出来
るのではないでしょうか。

また、このほかの考え方として、ぴのさんが 子供の頃に、満足がいくまでご
両親に甘えられなかった経験がおありなのかもしれません。
その場合、ぴのさんの心の中にいる、甘えたがっている子供を、ぴのさん自信
が受け入れて 愛してあげる必要があります。その子の甘えたい気持ちを受け
いれることで、成長させてあげる感じです。

これからぴのさんが、パートナーとのいい関係を作っていくことでも、ぴのさ
んの中に「与える」愛情を作り上げていくことが出来るかもしれません。
「与える」ことが、受け取る力を大きくします。

分からないことなどがありましたら、わたし達カウンセラーがサポートさせて
いただきますので、いつでもご連絡くださいね。お待ちしています。

ぴのさんが、一人暮らしをしても、いくつになっても、ご家族はぴのさんのこ
とをずっと愛していますよ。

ご相談、ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。