他人に顔を背けられる

相談者名
ぷにぷに
初めまして。

僕は、目と鼻が大きい、つまり、威圧感のある顔をしています。
なので、歩いていても、立っていても、座っていても、どこでも、すれ違った老若男女の人に上や下を向かれます。
中には、バカにされることもあります。お店の店員にも、目を合わせてもらえないことがあります。
そのため、人が寄ってきません。僕から話しかけても、敬遠されます。

僕の事を、不審者やキモい顔だと言いたいような感じで下を向く人も多いです。

こんな状態なので、友達もいないに等しいです。身近の人に聞いても、イケメンだからとまともに聞いてくれません。全然イケメンじゃないのに・・・。

僕は、正直死にたいです。生きていても、今後が不安です。

お忙しいとは思いますが、1つ、よろしくお願いします。

カウンセラー
三好成子
はじめましてぷにぷに様、今回担当させていただきます三好成子と申します。
よろしくお願いいたしますね。

昔、しょうゆ顔とソース顔という呼び方が流行った事があります。
ご存知なお年頃でしょうか?
しょうゆ顔はあっさりと凹凸が無く、日本人形のような静かさを感じるお顔だとすると、ソース顔とは目鼻立ちがくっきりとした西洋の彫刻の様なお顔立ちを想像していただければ良いかな?と思います。

お話をうかがうと、ぷにぷに様はソース顔タイプの方のようですね。
身近な方がおっしゃるとおり、目鼻立ちの整ったイケメンなのだと思います。
でも、それを受け入れることが出来ないという心理状態について考えてみたいと思います。

身近な人がぷにぷに様を『イケメン』だと認めてくださるにも関わらず、それを認める訳にはいかないご様子。
巷の人が全て自分の容姿を否定する様な気がする…という事なんですよね?

世間の人は、自分が思うより他人に興味を持っていないものだと思います。
なぜなら、人はみんな自分に興味があって、自分に特別にかかわりの無い人には瞬間的に絡んでも、すぐに忘れるほど人に興味はありません。

それでもなお、社会の目が自分を否定する様に感じるのであれば、自分にとっての最初の社会というものを思い起こしてみるのも良いのかな?と思います。。

どういうことかと言いますと、
私達が生まれた時、私という存在の周りには両親(あるいはそれに代わる誰か)が見守ってくれていたと思います。
そして、自分が自分の意思で行動出来るまでは、その小さな社会の中で、ルールや、自分の位置付けを学ぶのですね。

『その小さな社会の中』が全てでした。
その小さな社会の中でインプットされたものはとっても強烈で、その後の人生に大きな影響を与えると言われているんですね。

そのインプットにはポジティブなものもありますが、ネガティヴな刷り込みも起きてしまうようです。

アヒルの赤ちゃんが、初めて見たものを親だと思ってどこまでもついて行くといいますね。
世の中はすべてこの『最初にかかわった社会』のルールで動いていると思い込んでしまうからなのでしょう。

その時、ぷにぷに様はどんな愛され方をしていましたか?
今、苦しみになっている容姿についてどんな思い出がありますか?
具体的には
自分の容姿を親はどう言葉にしていましたか?
『可愛いね』と言って褒められていましたか?
両親のどちらかがぷにぷに様に似ていて、そのために何か愚痴を言っていたということはありませんでしたか?
それくらいくっきりしたお顔立ちであれば、幼い頃から目立ったのではないでしょうか?
目立つことで感じた何かはありましたか?
集団生活に入った頃、人とは違う自分を感じた事はありませんでしたか?

周りがどれほど評価してくれたとしても、全く聞き入れられない感情の奥にはそういった『幼い頃の痛み』を持ったままになっている.『未消化の感情』が潜んでいる事があります。
幼い頃の痛みを今の身の回りの現象に映し出している事があります。

また、本当に理解してもらいたい、愛してもらいたい人がいて、その人に認めてもらえるまでは自分の中に自分を肯定する許可がおろせないということがあるのかもしれません。

その幼い頃の痛みは、多くの場合は誤解から生まれることが多いと、私は感じています。
例え事実であった場合も、その状況を理解するという事で痛みを和らげることが出来るものなのです。

誤解が解けたり、理解が進む中で、ぷにぷに様自身が自分を認めていかれると、人と対峙する時の表情も変化していくと思います。

いくつもの否定的な視線によって、懐疑的になってしまっているとすると、そこには『懐疑的な表情』が現れます。
頑張って話しかけた時も、知らず知らずのうちに力が入っていたかもしれませんね。
反応は個々の自由でもありますので、ぷにぷに様の期待した反応ではなかったかもしれませんが、ぷにぷに様の問題というよりは、その人の都合によるものだったかもしれませんね。

ここであらためてお話ししますが、幼い頃にインプットされた自己価値は本人にとって真実のように感じています。

そして、その真実に照らし合わせた現実を作ろうとする心の作用があるというのです。
例えば、自分が『愛されていなかった』というインプットがあると、今現在の出来事に、『愛されていない自分に相応しい物語』を作ってしまう事もあるというのです。

極端に言えば、
愛されない自分を確認するために、愛してくれそうな人に興味はなく、愛されなさそうな人に興味を持つ…というような感じです。
そして「やっぱり愛されていないんだ。やっぱり思った通りなんだ」と慣れた感情に落ち着くといった事が起きます。
こういう心理状態があるんだという事を知るだけでも、明日からの生き方が変化していくと思います。

今回のお話が、ぷにぷに様が前に進めるための お役に立てれば幸いです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

三好 成子

「近ずぎてウザい・遠すぎてさみしい」 自身の経験から、人との心の距離感や対人関係の悩みには親子の距離感が大きく関係している事に着目。【母子癒着】といわれるくっつきすぎた心を見ていくことで、人との距離感を整えていくカウンセリングを得意とする。 誰にも言えない気持ちに寄り添ってくれると好評。