恋人ができたことがない

相談者名
あさや
大学2年19歳男です。
僕の悩みはいままで恋人ができたことがないことです。
来年の3月で20歳になるのですが、周りを見渡すと一度は恋人がいたことがある人がほとんどで多少焦りを感じて今回相談させていただきます。

僕はおとなしい性格で、初対面の場面がとても苦手です。初対面の場では基本的に聞き役に徹しています。知り合いの間柄でも話しかけることに抵抗が少しあります。
自分のなかで心を許せる人には話しかける抵抗は徐々になくなっていきます。ちなみに慣れた間柄でも話をするときは聞き手であるほうが多いです。

中学生の頃に好きな人ができて、告白したのですがフラれてしまい、トラウマになりました。(現在はだいぶ癒えてきましたが)
共学の高校に進学しても、そのトラウマによって異性と話す機会がかなり減ってしまいました。部活の異性に時々話しかけられる程度でした。

そして現在に至るわけですが、男友達に恋人がいたことがない事を話したら、「意外だね」と言われました。
この返事を聞いて驚きを感じ、またお世辞で言っているのではないかという懐疑心が生まれました。
高校のころから服装や髪型に気を配ってきましたが、ありがたいことに同性の知り合いから「かっこいい」や「おしゃれ」などの言葉をかけてもらいます。(お世辞かもしれませんが)
部活に所属してるのですが、そこの異性からは「いい人」「優しい人」のように思われており少なくとも悪いようには思われてはいないようです。(自分でいうのもなんですが)

また大学に入って気になる人が現れても、うまくアプローチできず、お話をしても不自然な感じになることもあります。話しかけるときに緊張します。
ネットにあふれている脈アリナシの情報を見ては一喜一憂してしまいます。
そして彼氏がいるかもしれない、無理かもしれない、と思ってしまい気になっている子に話しかけたりすることも減っていっています。

このような状態な僕の足りない部分や改善点などがあったら教えていただけないでしょうか。
長文失礼しました。

カウンセラー
仁和智美
あさやさん、こんにちは。
今回、あさやさんのご相談を担当させていただくことになりました仁和智美といいます。よろしくお願いいたします。

もうすぐ20歳となると、大学生活にも慣れてそろそろ周りの人間関係も固まってくる頃でしょうか。友人に恋人ができたと聞くと、焦りを感じますよね。あさやさんの切実な思いを感じます。

あさやさんはご自身の性格と中学生のときのトラウマがハードルとなり恋人ができないのではないかと感じている、と解釈しました。結論からいいますと「今もっているあさやさんの素敵なところ」を伸ばすだけで良いのではないかと思いました。

あさやさんが思っていることとは全く別の視点からお話をしますね。

周りの同性から褒めてもらえるくらいですから、あさやさんは異性からすれば一目置かれる存在であるようです。その中には実は心の中であさやさんに気持ちを寄せている女性も少なくないのではないでしょうか。

周りの女性はあさやさんに話しかけてもらえないことで、私には興味がないんだな、という受け取り方をしているのではないかと思われます。これはあさやさん自身も自覚されていることではないかなと思いました。だからこそ自分から話しかけていかないと!とがんばって行動されているのだと感じます。

ところが、こんな自分ではダメかもしれない、と思うだけでそのダメな自分を見られないように隠そうとしたり、ダメな自分を見られたら拒絶されるかもしれないと思ったりしてしまうものなんですね。そして、拒絶されたとしたら「やっぱり自分ではダメなんだ」と傷ついてしまうのではないかと恐れているようです。

ここでポイントとなるのは、あさやさんの全てを拒絶されているわけではないことに気づくことです。

あさやさんも誰かのことを受け入れやすかったり受け入れがたかったりすると思いますが、全否定するほどの人は稀ではないでしょうか。その逆を考えてみると、あさやさんのことも全てを受け入れられないという人はほとんどと言っていいほどいないのではないかな、と思います。

それと同時にあさやさんが女性を拒絶せず受け入れることも大切です。

自分が異性を拒絶しているのではなく、異性のほうが自分を拒絶しているのだ、と思われるかもしれません。実はこれは、異性から拒絶される前に自分から距離を置いていれば傷つけられることがなくいられる、という心の防衛反応がはたらいているんですね。

自分の心を守るためにやっていることなのですが、悲しいことにこの防衛反応によって異性との距離が置かれてしまうわけなのです。自分の守りに入らなくても大丈夫と思えるように少しずつ心を開いていけるといいかもしれませんね。

日常ではまず異性と話すことにもう一度慣れるために、あさやさんが気になる人とは別の異性と話してみるとか、コンビニの女性店員に「ありがとう」と言ってみるとか、さほど緊張せずに接することのできる人からハードルを低めに設定していくのがオススメです。
そうすることで異性に受け入れられている感覚を取り戻していくとよいでしょう。

あさやさんの魅力がもっともっと増して、自信をもって異性との会話やお付き合いへ進んでいけることを願っています。
今回はご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

仁和 智美

仕事、恋愛、対人関係、対人援助職の悩み、メンタルヘルス・精神障がい・アイデンティティなど、生きにくさを感じる方へのサポートを得意とする。その人らしい人生を送ることができるよう、個性を大切にしたカウンセリングを提供している。 圧倒的な安心感と芯の通った人柄で信頼感があると定評がある。