母親が家に人を呼ぶ

相談者名
レン
私は社会不安障害のせいで引きこもったり摂食障害になったりしています。
昔からなんですが、母親が(うちは片親です)家に人を引っ張り込んで嫌になります。
昔は毎日でした。
最近は私が来客に良い顔が出来ないせいで、人を呼べなくなったのですが、私がまた少し元気になって外に出たりし始めると平気で人を呼び、泊まらせ、その間私は部屋にこもっていなくてはいけません。トイレもお風呂も自由にいけません。
文句を言うと、出てくればいいじゃないとヘラヘラ言いますが、良い顔できる自信も余裕も無いから言っているのに、毎度この調子で非常に疲れます。
母は私の状態はこの何年かで知っているのに、いつもこの調子で私よりも他人や義理や道理を優先します。
昔毎日のように来てた人に(今も母親がベッタリ依存していますが)、物を壊されたり、勝手に開けられたり、毎日のように些細なことまで母が報告して(そのスタンスは今も変わっていません)何でもかんでも叱られて、嫌がってるのに人の持ち物を見て、お茶や接待を要求し、そうやって私が不当に扱われても加担はすれど決して守ってはくれない母への怒りがあって、引きこもりの癖がついたのも昼夜関係なく来るそういう人達と会わなくて済むからでした。
なら自立すればいいのだけど、私自身がうまく他人と関係できず醜形恐怖や猜疑心が強くて小学生のうちから引きこもったり対人接触を避けてきたので、アルバイトの経験はありますが、どうやって一人で生活できるだけのお金が稼げるようになるのか今思案中です。。
そういう部分で母親に頼っているのだけど、憎みきれず、結局なあなあになって、私も悪いのかなって気になって外に出るエネルギーを削いでしまう。。
親戚や母親の友達も母親の老後などを考えて私が母親から離れるのを嫌っています。
それでも出たい。出たいのだけど、どうしていいのか分からず、また自分自身が不安で、母から離れるのも間違ってるようなきがして、結局家にいるままです。
貧乏なので、他にアパートを借りてもらうなどというような事も出来ません。
家に他人が来ることに関しても「もうそんなに来てないじゃない」「休ませてやるくらいいいじゃない」と罪悪感に訴えかけるような事を言います。
確かに私には口を出す権利は無いけれど、もう限界です。
母はいつも悪気は無くて(話しても聞きませんが)可愛い良い人で通っています。
私が苦しいのは我侭なのですか?
カウンセラー
高橋大
レンさん、はじめまして。高橋 大と申します。
ご相談ありがとうございます。家の中というものはくつろげる場所であって欲しいものですね。社会とのかかわ
りは楽しいこともありこそすれ、疲れてしまう時や落ち込んでしまう時もあるか
もしれません。そんな時、帰る場所である家が落ち着かないと辛いと思います。

レンさんはきっと今でも、この状況を立て直そうと考えていらっしゃることでし
ょう。にもかかわらず今の状況は、最初の一歩をどこに向かって進めていいのか
わからないような感じかもしれません。

心に火を付けようとしても、始めに種火がないと付けるのは難しいもの。その種
火を今のレンさんは、お母さんにことごとく消されているように感じていらっし
ゃるのではないでしょうか。それは「苦しい」ことだと思います。

レンさんなりに、とても努力されてきたのだろうと想像します。にもかかわらず
思い通りにいかなかった現状は、怒りという形でレンさんの心にあり続けていま
すね。そして怒りがあり続ける度合いだけ、やる気も損なわれてしまうことでし
ょう。

何かをするエネルギーの余力が無い現状に対し、母親を含む環境のせいにしてし
まう自分と、自分でどうにかしないといけない、自立しなくてはいけないという
思いがシーソーのように揺れ動き、葛藤されていらっしゃるようですね。そして
なにより、この状況を打開する解決策が見当たらないことが苦しいのだと思いま
す。さまざまな側面に対し、罪悪感を感じていらっしゃるようですね。

「もうそんなに来てないじゃない」「休ませてやるくらいいいじゃない」という
母親の言葉に対し、レンさんは罪悪感を感じていらっしゃいますが、僕はこの部
分に違和感を感じました。

どちらかというとこれらのコメントは母親にとって、「私は悪いことをしていな
い!」というアピールのようなものだったのではないでしょうか。

怒りがある度合いだけ、相手を責めてしまうものです。それは心の余裕が無いか
ら、あるいは仕方ないことなのかもしれません。
ただこの状況から察するに、レンさんと母親との間には、お互いへの不理解があ
るように感じました。

僕は思うのですが、現状の家に人を連れてくる頻度は、レンさんの症状を治して
ゆく上で非常に困るということを、母親は本当の意味でわかっていないのではな
いでしょうか。

何度も説明したとは思いますが、レンさんが話す限り、母親に対して怒りが先立
ってしまっていることでしょう。なので母親にとってはレンさんの言い分より、
「怒られる」という意識のほうが勝ってしまっているのではないか、と思いまし
た。

するとここには、レンさんに対し「理解したいけれども理解できない」と母親が
思っている可能性があるわけです。そのことについて考えてみてください。

罪悪感というものは、できるにもかかわらずやっていない時に感じるものです。
ということはレンさんは、もっと人にやさしくすることができる、とどこかで感
じていらっしゃるんですよね。それはレンさんがやさしい人だからです。
そのやさしさを、常に胸の中に意識していてくださいね。

もしもできることならば、お二人の間に第三者を入れてコミュニケーションを図
ってもいいと思います。すると理解が深まり、お互いにとっていい状況を手に入
れられるかもしれませんね。

参考になれば幸いです。ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。