この先どうしていけばよいか分からないです

相談者名
しおり
自分ひとりではかかえていけず、誰かに
相談したいと思い、書き込みさせていただきます。
私は、心療内科にかよっており、そこで薬を
処方されています。
数年前から人混みがこわい、人の視線が
こわい、突発的な自傷行為、人との関わり方が
わからないなど様々な問題があり、とても
生きづらいです。
バイトも1ヶ月くらいで、職場の人に嫌われて
るんじゃないかと色々な考えがうまれ、
すぐにやめてしまいます。
お医者さんからも、バイトはまだ早いから
もう少し落ち着いてからにしようとゆわれて
います。ただ私はこのまま何事からも逃げて
いくような生き方でいいのでしょうか?
薬を飲み続ければ普通の人のようにいつか
生きられるのでしょうか。
お医者さんからもびょうめいを伝えてもらえず、
わたしの何がいけなくてこのようになっているか
わかりません。助けてください。
カウンセラー
近藤あきとし
しおりさん はじめまして。
カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。しおりさん ずっと誰にも打ち明けられなかったことを
勇気を出して相談を寄せてくださってありがとうございます。

長く辛い時間を過ごしてきたんですね。
でも、もうそれも終わりにしましょうね。

さて、私がご相談のメールを読ませていただいて最初に感じたこと、
それは、しおりさんの書かれたこの一文に集約されているような気がしました。

> わたしの何がいけなくてこのようになっているか
> わかりません。

しおりさんが自分がいけないから、悪いから、間違っているから
今の苦しさが終わらないと思い込んでおられるようですよね。

しかし、私から言わせていただくと、それが間違いだということです。

しおりさんが間違っているのでも、しおりさんがいけないのでもないんです。
ただ、しおりさんの現実に「このままではいけない」部分があるだけ、
ということなんだと思いますよ。

しおりさんの何もかもがいけない訳ではありません。
靴の裏に挟まった小石や、くっついてしまったガムを取り除いたほうが
快適に歩けるようになるように。
気づいて、ちょっとしたことを変化させていくだけで
とっても楽になれるのではないかな、と私は思っています。

じゃあ、何に気づき何を変えていけばいいのか?ということですが、
おそらく、しおりさんはご自分のコトをとても嫌っていいること
そして自分で自分をもの凄く責めていることを、あまり自覚されて
いないのかなと思うんです。

しおりさんは嫌いな人に優しくしたり、幸せにしてあげたいとは
あまり思わないですよね。
でもそれが自分自身に対してのことだったらどうでしょうか?

もしかしたら自分を嫌いな分だけ、幸せを感じられる場面や、
嬉しい楽しいと感じられる選択肢があっても、
それを避けたり、受け入れないようにしてしまっているのかもしれないんですね。

周りの人に嫌われているんじゃないか?と感じてしまうとき、
実際にいじめや意地悪なことをされたかどうか定かではない部分もあるとしたら、
しおりさんの思い込みでそう感じてしまっている場合もあるのかもしれませんよね。

そこにはどんな考えがあるかというと、
「私は人から嫌われる存在なんだ」というものです。

そんな時、人はどんなことをしているかというと、
無意識的に自分が嫌われているということを証明するような行動を
とってしまうんです。

あえて周りから攻撃されるような態度やふるまい、言動をして
「やっぱり私は嫌われているんだ」という証明をしようとすることがあるんです。

私たちはこういった証明を無自覚にしている時、自己嫌悪が強いがゆえに
「私は誰からも愛されないんだ」という証拠を確かめようとしている場合と、
もう1つ、自分を不幸にすることで誰かに復讐をしている場合とがあります。

後者に関しては、しおりさんが不幸でいることで一番苦しんだり悲しんだする人が
誰であるのかが、心の中で最も復讐の為の攻撃をしたい相手だということになります。
ただこのやり方は、復讐を続けるには自分が苦しみ続けなければいけないですし、
決して幸せになってはいけないという構造を保ち続けないといけないので、
そうとうキツいやり方にはなってしまいます。

この状態から抜け出すには、ただ1つ「楽しさ」という要素を持つことを
しおりさんが自分に許せるかどうか、ということになります。

私自身、うつ病で苦しんでいた時期があったのですが、
当時はどんな状態だったかと思いかえすと、自分の素直な気持ちも
本当に言いたいことも表に出せず、また嬉しいことも悲しいことも、
怒りも惨めさも、いろいろな感情全部を溜め込んでいたように思います。

そして、溜め込んだ感情が限界に来たときに自分を保てなくなって抑うつ状態に
なってしまいました。人によっては、感情がコントロールできない恐れから
パニック障害になったり、その他の症状になって出る場合もあるでしょう。

周りから分離して心が内側にひきこもるというのは、目的があるんですね。
それは「自分に何もさせない」ということです。

自分に何もさせないこと、仕事をしない、人と関わらない、
そういった「◎◎をしないこと」という態度をとることで、実は周りに対して
言いたいこと伝えたいことを表現しようとするんですね。
そしてその感情はたいていの場合、怒りだったりします。

もし、しおりさんが怒りを感じていながらもずっと抑え込んできたとしたら
それはどんな怒りだと思われますか?
そしてなぜ、それを表現することを止めてしまったのでしょう?

こういった感情を見ていくことは一人ではなかなか難しいものですから
カウンセリングなどを使って、誰かに協力してもらいながら
自分と向き合ってみる機会を作ってみてくださいね。

しおりさんが今の状態から抜け出し、一歩を踏み出すには、2つ必要なことがあります。
1つには、「自分が自分を嫌っていること、そして自分で自分を痛めつけていること」に
自覚を持つことです。
2つ目は、上にも書きましたが「楽しさ」という要素を取り入れ、自分がそれを感じることを
許してあげることです。

こういったことを話すと「じゃあ、どうやったらいいですか?」という疑問が
出てくることと思いますが、やり方・手段の前にまず意志・意欲を持たなければ意味がないんですね。

例えば東京から北海道へ行こうと思ったら、電車にするか、飛行機で行くか、
自分で車を運転していくか、ヒッチハイクで行くか、という手段を選びますよね。
目的地と行こう、という意志が定まって、初めてやり方・手段が必要になるわけです。

だからこそ「自分を嫌っている」と気づき、それから「楽しさを手にしたい、
それを自分に許してみたい、もう変わりたい、幸せになりたい」という意志を持ち、
本気でやってみようと思うことが必要なんですね。

今回提案したことは、まとめると「自分に優しくすること、自分を大切にすること」です。

しおりさんにとっては今までやったことがないことかもしれません。
しかし、今を変えていくには今までやったことがないことへのチャレンジが不可欠です。

全部を分かる必要はありません。
ただそうしたい、そうなりたい、だからやってみようと思うことがスタートです。

本気で「やってみたい」、と決められたらその瞬間から人は変わり始めます。

しおりさんが毎日を楽しさの中で過ごしていけるための助けになれれば幸いです。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。