生きてることが辛いです

相談者名
あや
はじめまして。30代前半の女性です。毎日死にたくて仕方ありません。
大学卒業後に務めた会社はブラック企業で、一ヵ月で辞めました。その間に自殺未遂を起こしています。それからは一人暮らしをしながら派遣を転々として約十年間色々な会社で務めてきたのですが昨年末、完全に心を病んでしまい今年に入ってからはずっと家にいます(自律神経失調症と診断されました)
家族や友達はゆっくり休めと言ってくれたのでその言葉に従い、趣味をしながら過ごしています。でも自分ではこの年になっても定職に就けない事、未来が真っ暗で何も見えない状態に辟易して死にたい考えてしまいます。死は逃避だとわかっているのですが楽な道へ進もうとしてしまいます。
また、同じく十年近く続けてきた趣味でも悩みがあります。
ずっと憧れてた方と仲良くなりました。おうちへ遊びに行ったり毎晩スカイプでお話したり楽しかったです。彼女は私を好きだと言ってくれました。自分のような小物と仲良くしてくれて感謝しています。
しかし夏頃から急に彼女の態度が変わってしまいました。私は昔から好きなものを隠さず好きと言ってしまうので、それがいけなかったのかと思い私から連絡しないようにしましたが逆効果だよと言われ、勇気を出して私から話そうと誘ってみたのですが以前のように楽しい雰囲気にはなりません。でも私以外の人とは前と同じように楽しく話しているし、これまではいつも誘ってくれたのに私抜きで遊んでいることも多いです。
私の何が悪かったのか、いくら考えてもわかりません。気にするなと思っても気になります。彼女が大好きなので嫌われたらすごく悲しいです。でもそうやって想うことが彼女の負担になっていると考えると自分は気持ち悪い人間だなと思います。
毎日この繰り返しで生きていることがつらいです。周りの目ばかり気にして自分の創作物や自分自身に全く自信が持てません。趣味も辞めてしまおうと考えています。これまでの会社や友達からは、仕事も出来るし趣味の物も頑張ってると褒められることが多いですが、自分ではそう思っていません。また派遣ですが仕事が決まって頑張ろうと思っていますが、やる気も生きる気力も起きません。私はこれからどうやって生きていけばいいのか。友達のことも含め、どうやったら自信を持って生きていけるのでしょうか。ご教授ください。
カウンセラー
小倉健太郎
あやさん、はじめまして。
担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。

あやさんがひどく苦しんでいる気持ち、とてもよく伝わってきます。
あやさんが最初に務めた会社、わずか1ヵ月で退職に追い込まれ、自殺未遂まで起してしまったなんて、よほどひどい会社だったのですね。

そして、その後派遣を転々としながら、約十年間務められてきたとありますが、それはむしろ、十年間も、よく耐え抜いたと言えるのではないかと思います。あやさんは、ものすごい頑張り屋さんなような気がします。

そして、もうひとつのあやさんの悩みとして、ご友人との関係の事があるのですね。こちらは、趣味を通じてのお仲間でしょうか。十年近く続けられ、そこで出会ったずっと憧れていた方と仲良くなれたとあります。それは本当に嬉しかったことでしょう。
そんな大切な関係が失われつつあると思えば、それは大変なストレスかと思います。

けれども、あやさんには、お気づきでないことがおありです。
それは、あやさんには、「お仕事」と、「お友達との人間関係」に関して、とても才能を持っていらっしゃるということです。

そんな事をいうと、「仕事も人間関係も、こんなにも苦しんでいて、ちっともうまくいっていない私に、一体どうして才能があるなんて言えるの?」と思ってしまうかもしれません。

けれども普通、人は不可能だと感じる事というのは、やりたいとも思いませんし、上手に出来なくても、死にたい気持ちにはなったりしないものかと思うのです。

例えば、私は絵を描く事はそもそも苦手ですが、絵が上手に描けないことに感して悩みませんし、描きたいとも思いません。けれども、イラストレーターをしている私の友人は、私よりもはるかに上手に絵が書けるのに、絵に関して上手に描けないと悩んでばかりです。

同じように、お仕事の事、お友達の事で悩むのであれば、それはお仕事やご友人関係に関して、とても才能があると言う事だと思いますし、ましてそれがうまくいかなくて、死にたい気持ちになるということは、それこそ、とても大きな才能をお持ちの証拠なんだと思います。

あやさんは、ご家族の理解を得られ、お仕事をせずに趣味にだけ没頭してもいい時間が与えられたにも関らず、今またもう一度お仕事の現場に戻ろうとされていますよね。

それは、あやさんの心のどこかには、自分には仕事に関する才能があって、それをうまくこなしたいという思いがあるからではないでしょうか?

もちろん、今のままお仕事に戻られるのはしんどいと思いますし、何よりも、大切なお友達との関係に関しても、なんとかしないといけませんよね。

あやさんは、自分の何かが悪かったのか、間違っていたのかと悩んでおられるようですが、そうではなく、ご自分の事を「小物」だと思う事をやめて頂けないでしょうか?

あやさんが、自分の事を「小物」だと思うようになったのは、一体いつからで、どんな理由ですか?
出来れば、時間をとって考えてみていただけないでしょうか?
何か、大きな失敗をされたからでしょうか?誰かから、激しく叱咤されたからでしょうか?

けれども、何かの達人と言われるような人物であったとしても、最初から上手にできたのではなく、失敗を繰り返しながらだんだんと上達していくものではないかと思うのです。

だからあやさんも、過去にうまくいかなかったこと、思い通りにいかなかったという事がどれほどあったとしても、自分に何か悪いことがあるのではないかとか、間違っていることがあるのではないかとか考えるのではなく、ただ、もっと上手になりたい、もっといい状況になりたいと望んで頂けないでしょうか?

あやさんは、お仕事も、ご友人との人間関係に関しても、本当に才能溢れる、とても偉大な方だと思います。
そして、才能とは、自分の好きな事、やりたい事と言い換えてもいいのかなとも思います。

あやさんの本当に好きな事、やりたい事はなんですか?
自分の事を「小物」だと考えることで、本当にやりたい事や、チャレンジしてみたいことで、初めからあきらめてしまっていることはありませんか?

あやさんにとっては、趣味も含めて、今が大きなレベルアップの時期なのではないかと感じました。
「やりたいけど、自分の事を”小物”だからと思ってあきらめていた事」これを探して、そこに向かってチャレンジする事が、あやさんが自信と活き活きさを取り戻す鍵ではないかと思いました。

あやさんが、仕事も趣味も人間関係も、今の状態では考えられない成功をおさめられる事をお祈りしていますね。
そして、あやさんは、それが出来る方だと思います。

この度は、ご相談ありがとうございました。
何かしら参考になりましたら、幸いです。

小倉健太郎

この記事を書いたカウンセラー