自分にだけ冷たい対応?

相談者名
ダンディ板野
こんにちは。現在大学2年の者(男性)です。この4月から,部活に新しく同級生(同じく大学2年ですが,学科は違います,女子)が入ってきてくれました。なかなか忙しく,サークルに来れないことも多々あるようなので,少しずつ私的にメールのやり取りなどもしてきました。部活に来れない時が続けば,来れる時に出席しにくくなるでしょう。それを防ぐため,せめてメールだけででも繋がっておこうというのが私の意図するところでした。(大学内ではなかなか会えないのです。)
しかし,メールのやり取りをしていくうちに「私って人と距離を置くというか,冷たい人間だから」と突然に言われ,それ以降は,素っ気ない対応をされてしまっているのです。最初の頃は絵文字を使って文面も長いこと送ってきてくれていたのですが,今は(長いこともありますが)絵文字などはなく,さっぱりとした内容のものが多いです。
彼女いわく,私(質問者)の気づかいには感謝しているらしいですが,それゆえ,自分(相手方)みたいな者がメールの相手では申し訳ない,私はドライな性格だから,とのこと。無理して送ってこなくてもいいよ,私のメールで不愉快な思いさせてゴメンねと言われています。私が「そんなことないから,安心して大丈夫だよ。もし俺との他愛もないメールが(精神的に)辛かったら,今後は日程の連絡だけにするからね」と言ったら,「たまにならいいよ」と,返してくれました。確かに以前と比較すれば,簡潔な返信が多い気はしますが雑談にも乗ってくれます。ただ,メールの文体は別人のように当初とは変わりましたけれどね。
ここで私は疑問に思いました。彼女は私をどう思っているのでしょうか。もし,メールは返してくれても内心私に対して嫌な思いをしていないだろうか。メールは彼女の精神的負担になっていないだろうか,と考えるとどうしても心配になります。異性同士ですし,私もこれまで女性と関わったことが少ないですし,相手の方も男性と関わったことも少ないらしいですからそういうことも絡むかもしれません(聞いた話ですが,部活の女性部員とその子は仲良くやっているようです)。あるいは,彼女を気づかう私への義理のようなものでしょうか。そして,私はどのようにその方と接していけばよいのでしょうか。何かヒントを頂けたなら幸いです。よろしくお願いします。
カウンセラー
吉村ひろえ
ダンディ板野さん、こんにちは。
はじめまして。
担当させていただく吉村ひろえと申します。
よろしくお願いします。

ダンディ板野さんは、とても優しい方ですね。
新しく入部してきた人への心遣いがとても細やかで、周りに対して丁寧に気配りをされる人だと感じました。
新しい環境に身を置くとき、ダンディ板野さんのように気遣ってくれる人がいたら心強くなんだかホッと安心出来ると思います。

> 彼女いわく,私(質問者)の気づかいには感謝しているらしいですが,それゆえ,自分(相手方)みたいな者がメールの相手では申し訳ない,私はドライな性格だから,とのこと。無理して送ってこなくてもいいよ,私のメールで不愉快な思いさせてゴメンねと言われています。

彼女は、ダンディ板野さんの気遣いには感謝しているけれど、ドライな性格で申し訳ない、とも思っておられるのですね。
最初の頃は、彼女もダンディ板野さんの気づかいが嬉しく心強くもあったようです。
しかし、少しづつ部活に慣れて来ると、その部のシステムや雰囲気などを理解し、最初は解らなかったことも自分でこなせるようになり、先輩後輩との接し方、友達とのつながりも広がってゆきます。

入部したての頃よりも彼女は、確実に部活動に於いて成長されたのですね。
自分で部の雰囲気を感じ、理解し彼女のペースで進めてゆこうとする時、ダンディ板野さんが色々気づかってくれるのはありがたいと感じるものの、ダンディ板野さんに気づかいをしてもらわなくても大丈夫なほどに彼女は彼女自身の部活での在り方を確立しつつあるようです。

人は、自分に対して贈られた愛情や思いやり、気遣いといったものがとてもありがたく心に染み入る時と、それらを受け取れず罪悪感を感じる時があります。
人の好意はありがたいけれど、それを素直に受け取れないのは自分のことをとても嫌な人間に感じますからね。
なので、彼女は 「自分(相手方)みたいな者がメールの相手では申し訳ない,私はドライな性格だから」 とおっしゃったのではないでしょうか。

> ここで私は疑問に思いました。彼女は私をどう思っているのでしょうか。

ダンディ板野さんは彼女をどう思っていますか?
彼女にどんな風に接してもらいたいですか?
彼女とどのように接していきたいですか?

? 部活に来れない時が続けば,来れる時に出席しにくくなるでしょう。それを防ぐため,せめてメールだけででも繋がっておこうというのが私の意図するところでした。

彼女が部活に出席しやすいようにメールで繋がっておく、というのがダンディ板野さんの意図するところだったのですね。
しかし、彼女は今、女性部員とも仲良くしていて部活になかなか来れなくても出席しにくいことはないのではないでしょうか。
人は自分の足で立って自分で歩きたいものです。
もう歩けるようになった子供を心配して手を出すと「その手は無くても大丈夫」とばかりに出した手は振り払われます。
ダンディ板野さんが彼女を気づかい、しかし彼女はそれを申し訳なく思い罪悪感を感じる。
人は罪悪感を感じるところには近寄りたくないので、彼女の部活への足が遠のいたとしたら、せっかくのダンディ板野さんの当初の意図に反する方向に物事が進んでしまいます。

これからは彼女とは、同学年の同じ部活の仲間として接していかれてはどうでしょう。
ムリに繋がろうとするでもなく、用事があればメールで連絡することもあるし会えば挨拶もする。
こうであらねばならない、という関係は疲れますからね。
お互いがもっと気楽な関係になれるといいですね。

ダンディ板野さんが大学生活でたくさんのことを学び、色んな人との関係を築き、充実した時間を過ごされることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。