イライラ爆発

相談者名
あやこ
34歳。うつと診断されて5年投薬、通院してます。福祉で暮らしてます。現在の住居は賃貸で住んで5年目です。毎年秋冬は調子が悪くほぼ寝て過ごしてます。現在の住居近くに個人所有の敷地を開放している狭い公園があります。去年からその公園で多数の小学生が14-17時の間遊ぶ様になりました。子どもの声が私の部屋に響いてくるのです。窓から隙間風が入るような部屋ですので、何を話してるのかも解るのです。この時間帯は目眩や軽い吐き気などが身体症状として表れて来ます。子どもの高音の声が耳障りでイライラし、我慢出来ません。一刻も早く違う場所で過ごしたいのでワーカーに相談しましたら「まずは医師に避難入院の相談を」と言われたので相談しましたら「他の患者さんは静かな人ばかりじゃない」と諭され薬が増量しただけでした。公園の管理をしている役所に問い合わせた所「地主は敷地開放で税制優遇を受けてる」役所としては何も出来ないと返答されました。耳栓を買いましたが耳が痛くなるし何故ガキの騒音の為にと腹が立ちます。ガキがいる時間帯は部屋に居ないようにしてますが限界です。道を歩いてる子どもを見ても腹が立つ位です。冬が終われば騒音が止むとは思えませんし、薬は効きません。どうしたらこの状況に慣れるのか、乗り越えられるのか悩んでます。
(更年期の疑いを持ってますので、婦人科でホルモン検査の結果待ちです)
引越し代金は自分で貯める事にしました。そのお金が貯まる間快適に過ごしたいし、安心して横になりたいんです。
カウンセラー
中原謙一
あやこさん、始めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいて、私が感じたことなのですが、もし現状のあやこさんの状態が更年期障害からくるものであるならば、薬や食事療法を利用することで、現状の症状は格段に改善することが予測されます。
問題は、診断結果が出るまで、引越しできるようになるまでの間の対処方法ということになるかと考えます。

であれば、今回は対処療法をお答えいたします。

現状のあやこさんは、「不快な音に集中する」という状態にあるように感じられます。

これは誰にでもあることで、普段であれば気にならないようなことでも、一度気になってしまうと、どんどんそのことに集中してしまい、結果としてそのことばかりを考えてしまうような状態です。
これがよい方向に出れば「恋愛」という形にもなるわけです。

ただ、今のあやこさんは「不快」な何かに意識を集中しやすくなっていて、そのことが現状のしんどさと重なり、かなりつらい状況になっているのではないか、と感じるわけです。
つまり、本来であれば「集中力がある」というあやこさんの長所が、今回は「いやなことに集中してしまう」という短所になってしまっている、ということかもしれません。
そうすると、たとえばあやこさんが、もっと別の集中できる何かを探し、実際に集中できれば、もしかしたら現状の問題は一時的であれ解消可能かもしれません。

そもそも、うつになる人の多く(全員ではありません)は、もともと集中力がある方が多いんですよね。
その分思いつめやすくなったり、行き詰ったりしやすくなってしまうわけですから、逆に集中しない環境にするか、もっと自分にとって楽な何かに集中したほうがいいわけです。

たとえば、外の音が聞こえなくて、近所の迷惑にならない音量で音楽などを流しながら、自分自身を「心地よい音」に集中させることができれば、外の音は気にならなくなりますよね。

イメージとしては、心地よい音の膜を自分の周りに張り巡らせて、自分自身を「不快な音」から切り離してあげる、こんな感じでしょうか。

もちろん、音楽をかけながら眠るでもいいでしょうし、楽しい映画や本に没頭するでもいいでしょう。
写経なんかもいいかもしれません。

ポイントは「あやこさん自身が自分をやさしく扱ってあげる」「リラックスさせてあげる」ということですね。

そして、もし病気でもなく、引っ越しても状態がよくならないときは、対処療法ではなく、本格的な心の問題だと思っていただければいいでしょう。
そのときは愛称の合ういいお医者様を探してみてください。

今回お話したことは、できなくてもかまいません。
「やってみようかな」とか「やってやるか」くらいの気持ちで、かる~くチャレンジしてみてください。
がんばるくらいなら、やめておいてくださいね。
リラックスはがんばってすることではありませんからね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

早くお体が良くなりますことを、心よりお祈り申し上げます。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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