アカウンタビリティ(責任の概念)(4)~恩恵~

アカウンタビリティによって問題と向き合うことで、私達は確実に成長し、そして、恩恵を受け取ることができます。

その一つは自信であり、自己承認であり、また、信頼や人望であり、更には罪悪感や被害者意識からの解放であり、自由です。
そうした意識の元、あなたの目の前に横たわっている問題に目を向けてみましょう。
ベストを尽くしているでしょうか?成長しているでしょうか?

●アカウンタビリティの恩恵

アカウンタビリティに沿って真摯に問題と向き合うことは、自己成長をもたらしてくれるだけでなく、多くの恩恵を与えてくれるものです。

一つは自信。
ベストを尽くす自分、そして、問題と向き合い乗り越えようとする自分は、自己承認を大いに与えてくれるものですね。

私達が自信を失うのは、ベストを尽くしていない分だけ強くなると言っても過言ではありません。
ベストを尽くしたとき、私達は自分を認めてあげることができます。
それは結果の如何を問わず、自信になるのです。

また、同時に他人からの信頼や人望も受け取ることができます。
ベストを尽くそうとしている人。
誰のせいにするでもなく、真摯に問題と向き合い続けている人。
周りから見たら、とても魅力的かつ、信頼の置ける人物に見えませんか?

尊敬を集めることもあるでしょうし、リーダーとして認知されるだけの人望を得ることもできるのです。

(アカウンタビリティはリーダーにとっては必須の項目でもありますよね。サボりがちで部下のせいにする上司・・・嫌ですものね。)

さらには自由と解放。
自分で問題を解決できると気付き、それを実践したあなたは、大きな自由を感じられているはず。
それは誰かを責める攻撃性や、それから生まれる罪悪感、はたまた被害者意識から完全に解放されている状態だからです。

私達は起きたことを誰かのせいにした瞬間から罪悪感に苦しみます。
しかし、アカウンタビリティに寄れば、その罪悪感を感じる必要がなくなるのです。

さて、今、あなたに起こっている問題に目を向けて見てください。

1.あなたはこの問題を解決するために自分なりのベストを尽くしていますか?

もし、Yesならば、きっとあなたは問題を解決できるはず。
そのまま自信を持って突き進んでください。

もし、Noならば、あなたは誰かのせいにしたり、自分を責めるのではなく、より前向きに自分なりに1歩を踏み出していきましょう。

2.あなたはこの問題が起きたときから成長しましたか?

もし、Yesならば、それを自信に変えてください。そして、胸を張って更に問題と向き合っていきましょう。

もし、Noならば、あなたは自分自身をもっと承認し、受け取る必要があります。自分自身が素晴らしい存在であることに気付き、勇気を持って受け取りましょう。
そうすることで、力がみなぎってくるはずです。

そうして、アカウンタビリティは私達をより成熟した大人へと導いてくれるのです。
参考になりましたら幸いです。

(完)

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