自信を育む(1)~問題の根底には「自信のなさ」がある~

カウンセリングでは様々な問題を扱いますが、その根底には「自信がない」というのが隠れています。

「自信のなさ」が生み出すもの。それは、不安や怖れといったネガティブな感情であったり、我慢や犠牲といった苦しい状態であったり、コントロールやケンカといった関係性が悪くなるものであったりします。
逆にいうと、自分の価値を受け取って、今の自分にOK出せる「自信がある」状態を作ることによって、自分やまわりの人を楽に、幸せにしてあげることができるようになります。
自信が持てるようになるには様々なアプローチがありますが、今回の心理学講座では、あなたを根底から支えてくれる揺らぎない自信の育み方についてお届けします。

カウンセリングでは様々な問題を扱います。

男女関係をはじめとした対人関係や仕事など、表面上に表れる問題は多岐にわたりますが、その問題を作り出す根底には、ある一つの共通項があります。

それは、「自信がない」というものです。

例えば恋愛では、相手から愛される自信がないために、我慢や犠牲をして苦しくなってしまったり、自分が愛されていることを確かめようと相手に「テスト」を仕掛けたり、束縛という形で相手をコントロールすることで愛を得ようとします。

しかしながら、いくら我慢や犠牲をしても、相手に課したテストをクリアしてくれても、束縛することで相手が側にいて自分のことだけを見てくれていても、残念ながら問題は解決しません。

なぜなら、自分に自信がないために、そんな自分が愛されていると感じることができないからです。

そうした状態の時、心の中には自己嫌悪や自己攻撃があって、今の自分にOKを出せていない心の状態になっています。

自己攻撃をやめて自己嫌悪を癒していくというのは、今の自分にOKを出すということです。

自分にOKを出すというのは、自分には価値や魅力があるということや、自分には誰かを笑顔にすることができる力があるということを受け取っていくということです。

そんな自分を信頼できている状態、それが、「自信がある」という状態です。

 

それでは、ちょっと想像してみてください。

今、あなたが解決したい問題やクリアしたい課題を持っているとします。

あなた自信がないためにできないことがあるとしたら、それはどんなことでしょうか?

もし、今のあなたが持っている自信の20倍の自信を持つことができたとしたら、その問題や課題をクリアするのが、どれくらい楽になるでしょうか?

今の20倍の自信を持つことで、どれくらい自分にできることが増えるでしょうか?

自分にできることが増えることで、どれくらい新しいやり方を取り入れることができるでしょうか?また、それはどんなやり方なのでしょうか?

それらの新しいやり方を取り入れることで、その問題や課題をクリアするのにどれくらい時間の短縮ができるでしょうか?

その短縮できた時間を、何のための時間に使いたいでしょうか?

どんな答えが浮かんできましたか?

今の20倍といわずもっとたくさんでもいいですし、1.5倍であったとしても、自分にできることは確実に増え、未来を変えることができます。

今回の心理学講座では、そんなパワフルな自信の育み方についてお届けします。

>>>『自信を育む(2)~成功体験から得られる自信の不安定さと危うさ~』へ続く

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