感情に振り回されない為に感情を見直す~パートナーの想いを受け取る~

パートナーのことは好きだけど、パートナーに優しく出来ない。

パートナーから愛されているのは頭では分かっているけれど、いつも不安になってしまう。…こんなことは、ありませんか??

恋愛だけに限らず、日常のあちらこちらで、頭で分かっていても心が「YES」と言ってくれない。ということがよく起こっています。そして、感情に振り回されて疲れてしまうことだってあります。皆さんもこんな経験、一度は経験したことありますよね。私たちの行動って、心が「YES」というまでなかなか動けないものなんです。

それは、感情が私たちの行動を作っているからです。
ですから、私たちが行動するのには自分に厳しく鞭を打つのではなく、私たち自身の心の状態を知り、理解することが大切です。私たちの心は一体何を訴え、何故「YES」といってくれないのでしょうか?私たちの心の中にある「No」を探っていきます。

◎リクエストを頂きました◎
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私の夫は、元カノと同じ職場です。
同じ店舗ではないので毎日会うわけではありませんが、週1回程度、元カノと会う機会があります。
夫の方に未練はなく、私が心配するような事がないのは承知しているのに、とても不安になったり辛くなったりします。

夫が元カノと同じ仕事をしていて毎週会い、彼女の仕事力を認めていることにとても不快感を覚えます。
私は3人目がまだ0歳な事もあり仕事を辞めたので、仕事が出来る人に対して劣等感を感じます。
私より彼女と結婚した方が良かったのではないかと考えてしまいます。
夫は、とても疲れているはずなのに、専業主婦の私を気遣ってくれますし、家事にも育児にも協力的で感謝しています。

そんな素敵な夫に対し、嫌味を言ったり、喧嘩腰に話したりしてしまいます。
夫が私をとても大事にしてくれている事を分かっているのに「愛されていない」と思ってしまい、意固地になってしまいます。
どうしたらよいでしょうか?
(一部、頂いた内容を編集させていただきました)
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リクエスト頂き、ありがとうございます。
今回、担当させていただきます宮本恵です。どうぞ、よろしくお願いします。

パートナーが自分のことを大切にしてくれているのは分かっている、けれど、パートナーから“愛されていない”と感じるとしたら、一緒にいることを充分に楽しむことも、愛されていることも感じることが出来ずにとても辛いですよね。
今回は、愛されているとは分かっているけど、○○してしまう方をテーマにお話をしたいと思います。

■ 頭では分かっているのに、○○してしまうんです。。。

『頭では分かっていても、○○してしまう(○○できない)』っていうことありませんか?

例えば…
「自分が心配しているようなことはない」
「パートナーが自分を大切にしてくれている」
「パートナーは私を見てくれている」
など、目の前の現実に問題がないと頭では分かっているけど、不安になったり、落ち込んだり、心配になったりすることってありますよね。
このような状況にあるとき、私たちは文字通り、頭では分かっているけれど、心が分かっていない状況にあります。
頭と心が不一致な状況です。
ですから、頭では、パートナーに大切にされていると分かっていても、心が不安や心配を感じていれば、持っている不安や心配から、相手のことを疑ったり、相手を責めてしまったり、束縛したりしてしまいます。
更に、こんなことがしたい訳ではないのに…と自分を責めたり、自己嫌悪したりすることもあるでしょう。
逆にパートナーから大切にされていることや愛されていることを心も感じることが出来れば、相手を必要以上に責めたり、疑ったりしなくてもいいと思いませんか?
このことからも分かるように、感情が私たちの行動を作り、また問題を作っているんです。
ここでは、私たちの行動を基となっている感情を知っていくこと、またその感情のケアをすることが必要になっていきます。

■ 自分の感情に気づく

心が分かっていない状態のとき、過去に感じていた感情がそのまま残っているということがあります。

例えば、
めぐみさんはパートナーから大切にされているのに、大切にされていると感じることができなかったり、不安になったりしたとします。
パートナーからどんなに大切にされていても、めぐみさんが心で感じているのは、「大切にされていない」と「不安」なわけです。
もし、今、めぐみさんがパートナーから大切にされているのにも関わらず、めぐみさんの心がそう感じられなかったり、不安だったりするのであれば、めぐみさんが感じていることは過去の経験がルーツとなって感じている感情として見ることができます。
もしかしたら、めぐみさんには過去につきあっていた彼氏が浮気をして「大切にされていない」と感じていた経験があったのかもしれませんし、父親が怒りっぽい人で、また怒られるのではないかと日々不安を感じたり、「こんな私が愛されるはずはない」と確信したりした経験があるのかもしれません。
そして、過去の感情や痛みがまた傷つかないように現状に警鐘をならすのです。

ここでは、今感じている感情は過去のものであり、過去の感じていた感情が今の状況を作っていることに気づくことが大切です。
すると、自分の中にある感情がパートナーに感じたものではなく、過去に携わった人や自分に感じていた感情をパートナーに向けていたことに気づくことができます。
気づくことは、状況変化への大きな一歩です。
そうして気づくことで、はじめて今感じている感情の本当の原因である過去に向き合うことができ、感情のケアに取り組むことできるのです。
今更と感じるかもしれませんが、パートナーとの関係の弊害になっている感情であれば、パートナーとの関係を良好にするために過去のパートナーや自分に手紙を書いたり、カウンセリングなどを受けたりして、過去の感情のケアをすることがおススメです。

■ パートナーの想いを受け取る

心が分かっていないのであれば、心が理解するためにパートナーの心に焦点をあて、パートナーの心を知ることが私たちの心が理解するのを手伝ってくれます。

イメージしたり、感じてみてくださいね。
パートナーはどんな思いで、あなたに優しくしているのでしょうか?
何故、あなたを大切にしてくれているのでしょうか?
そして、あなたがそれを受け取ることが出来なかったら、相手はどんな想いをするのでしょうか?
また、あなたがパートナーの想いを受け取ることが出来たとしたら、パートナーはどんな顔になるでしょうか?

そうすると、パートナーの落ち込んだ顔も、笑顔も、あなたに影響されていることに気づくのではないでしょうか。
パートナーの心に焦点を当てていくと、自分の過去の感情に振り回されることよりも、パートナーの想いや大切にされている“今”を受け取ることを選択することができます。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

宮本 恵

人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。