安らげない心理 ~コントロールの下にあるもの~

私たちは何かを怖れている時、自分のやり方で何もかもを成し遂げようとします。
でも、そんな自立的なやり方では、周りの人たちとうまくいきませんし、何より、抱え込みすぎているあなた自身がやがて疲労困憊してしまうでしょう。

怖れているものの正体を知りましょう。それは感情が見せる幻想です。
実態のない幻に取りつかれていただけだったんだな・・と分かると、私たちはようやく一息つき、自分のセンターに戻り、今度は平和と安らぎの土台から何かを成し遂げるようになります。

苦しくなってきたら「やり手」になるのを辞めてみませんか?ハードワークを一旦手放し、全く新しいやり方が入ってくる「隙」を作ることは、成熟したリーダーシップにもつながっていきます。

【自己】という小さな限界を超えて、物事の大きな流れと共に在りたいですね。
今回はせわしなく動いてしまうというお悩みをもとに、私たちの潜在意識と無意識に何が隠れているのかを見ていきます。

◎リクエストを頂きました◎
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せっかちなタイプで、あれもこれもしなくてはと思ってしまいます。
やろうと思い立つと、そのまま放置しておくことが気持ち悪くてできず、
歯磨きしながら洗濯物を干したりしています。我ながら余裕が無く、
休日も気分的に忙しくてたまりません。
でも暮らしているとほこりはたまるし、洗濯物もたまるし、
日用品も減っていくので、やることが際限なくあるんです・・・
なぜこんなに心にゆとりがないのでしょうか。こんな私がゆったり生きるには、
なにを心がければいいのでしょうか?

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複数のことを同時にこなし、用意周到でいること。
これはある意味では、リーダーシップの質でもあります。
ご依頼者の行動力や現実に向き合う姿勢を、私はとても素晴らしいと思います。

一方、せわしなく動き回っている時の私たちは、自分の本当の気持ちを見逃します。
自然と、大事な人たちの気持ちも無視しがちになっていきます。

目の前のことに追われているうちに、大事なものを失ってしまった・・という悲しい物語は、よくありますね。

平和を望んでリクエストをくださったことを、とても嬉しく思います。

せわしなく動くことは、「抱え込み」と「過剰に与えている」ことを示します。

そしてこれは「コントロール」の一種です。

コントロールは身を任せることへの怖れ、受け取ることへの怖れが背後にありますが、
何かを「信頼」できずに、あるやり方にかたまってしまって、心理的にはまったく動けなくなっているのです。

もし心のどこかに怖れの感覚があるとしたら・・
ご依頼者の方は、何を怖がっているのでしょうか?
ご自身と静かにゆっくりと向き合って心の声を聞いてみること・・やってみませんか?

≪全ての怖れは未来への攻撃である≫という心理学の格言があります。
私たちは怖れているまさにそのことを惹きつける力があるのです。

何かを守ろうと思って一生懸命だったのに、結果は失うばかりであった・・という皮肉なケースもあります。

せわしなく動き回ることが癖やパターンになっている場合、私たちが一番先にすべきことは、自分の感情とつながるということです。

じっとしていられない人は、止まっている時に自然と湧いてくる自分の感情を知ることを避けているのです。

じっとしているだけで感情が湧いてくるのですから、いったい何年、何十年分の感情が潜在下に溜まっているのでしょうか・・?

感情に少し触れるだけでも、ハートにゆとりが出来ます。
安らぎを感じられるようになれば、過剰な振る舞いをすることはなくなります。

さらに次は、私たちを脅かし、コントロールさせるものの正体は何か?というところも見ていきましょう。

「漠然とした怖れ」より、さらにもっと奥深い無意識の層には、何があるのでしょうか・・?

何かをコントロールしたい気持ちに囚われているとき。
実は「何か」というのは、究極的にはすべて「自分」なのです。

無意識のレベルの話ですから、分かりやすくするために、例え話をしますね。

自分といういわば“モンスター”を継続的に檻に入れて見張って「管理」しておかなければ危険だ!

こんな感覚、ほんの少しでもありますか・・?

この場合、ご自身のパワー、「セクシャル・エネルギー」に関係しています。
セクシャル・エネルギーとは性的なパワー、根源的な生命力、そして成熟したリーダーシップやカリスマの可能性のことなのですが、

私たちは自分のエネルギーのはけ口あるいは舞台がないとき、なんらかの中毒的なふるまいにのっとられてしまうことがあります。

自分に大好きなことをさせてあげていないとき(大好きなことが表面意識まで浮上していない時、見つかっていないときもありますね)、私たちは自分が思っている以上に抑圧状態になってしまっているのです。

我慢した分、自分のエネルギーをまるで“モンスター”のように感じてしまい、それを伏せるため、自分から逃げるようにして忙しくふるまってしまうのです。
一息つけないように、気を緩ませないように自己管理してしまう場合があります。それがモノや日常の仕事などに転移されるのです。

無意識下で“モンスター”だと感じているこのエネルギーは本人を震え上がらせていますが、怖がっていることすらも伏せて誤魔化し・・
私たちの平常心をキープしようとする“もくろみ”は成功しています。

でも、できるだけ早くこのエネルギーは「檻」から出した方がいいのです。
セクシャル・エネルギーを解放することは、限界が消滅することです。
さらなる成功や幸せを受け取ることに、おおいに関係しています。

喜びや、豊かさ、平和と安らぎ、幸せな感じのすべては、セクシャル・エネルギーの解放にかかっています。

感情とエネルギーの解放は、当社では面談セラピーやヒーリングワークが最も有効です。

最後に。
せわしなくしていることで、何かを避けているケースもあります。

パートナーや家族との親密感が怖いときです。これ以上関係性が深まることが怖くて、あえて自立的な態度をとってしまっているのです。

また、感覚派の人なら、新しいレベルのインスピレーションを避けている場合があります。

ご依頼者の方は、生来とてもパワーがあって、勇気ある方だと私は感じます。
どうかその豊かなエネルギーは、あなたのハートが喜ぶところに使ってくださいね。

「コントロールを手放す」ということは、大きく飛躍するチャンスなのです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

多田 陽香

対人関係、恋愛、個性、才能、感情の問題など、様々なお悩みに対応するベテランカウンセラー。 深い意識を熟知し、問題を根本解決へと導く。 世界各国で長年にわたり精神世界を学ぶ一方、大手芸能事務所の番組制作協力をワンクール担当する等、豊かな感受性を生かしてカウンセリング生活を楽しんでいる。