マイペースな彼が理解できない ~恥と男性心理の話~

男性は理性的で罪悪感を感じやすい。女性は感情的で無価値感を感じやすい。
そんな男女の心理の違いを見つめていくと、恋愛の中での「男性のマイペースさ」の意味が見えてきます。マイペースな行動を取るからといって女性を嫌いになっているわけではない。そんな男性心理をご紹介しましょう。

◎リクエストを頂きました◎
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4年付き合っている彼がいます。彼は今でも胸キュンさせられる恋人であり、親友でもあり、また肉親のような親近感もある最高の関係だと思っています。

ただ、彼の『マイペース』と『理性的』の部分がどうしても理解できないんです。

例えば、デートをしていても、私が「もっと一緒にいたい」と言っても、彼は自分の予定は基本的に予定を変えてくれようとしません。「俺は頑固だから…」「これは男と女の違いだ」などと言うのですが、私は自分の予定を投げ打っても彼と一緒にいたいと思ってしまいます。だからこんな時、彼の愛情を疑ってしまいます…。

これは彼の言うように男女の違いでしょうか?それとも彼の愛情のレベルが低いのでしょうか?それとも、私の心が不健全なのでしょうか…

(一部編集させていただきました。)
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男性は理性的で罪悪感を感じやすい。女性は感情的で無価値感を感じやすい。

これが男女の心理の違いを見つめる基本的な考え方です。

何事においても男性は女性と比べて「理性的に決めたこと」を優先する傾向があります。自分のスケジュール、計画、生活のリズム、仕事とプライベートの時間配分・・・いろいろな面で「自分が考えること」を優先させる傾向があるのです。

だから日常的に一時的な感情の流れに任せて行動する人は少なく、感情的になったり流されてしまうことに罪悪感を感じやすいものだ、とも言えますね。

何故そうなるか?と言えば、多く男性は「泣くな!男だろ?」と周囲から言われて育っていることが多いから。感情的になってはいけないという観念が強くあるのです。

なので、例えば恋愛なら、「彼女を愛しているけれど、だからといって「彼女と一緒にいること」に自分のエネルギーのすべてを注ぎ込むような愛し方はしない」のです。あまりこのような行動を良いものだと思っていない男性もいらっしゃいます。

このような男性心理のウラには多く「感情的なものに対する苦手意識」が隠れていることが多いものです。感情に慣れていない分、好きとか嫌いとか、嬉しいとか悲しいとか、そのような喜怒哀楽を、自ら表現することも、また相手にされることもあまり得意ではない男性は少なくありません。

その典型例が、目の前で女性に泣かれると狼狽えたり、逆に怒り出す男性がいる、という部分。女性の涙やその気持ちに寄り添うことが難しいのです。感情的なものに慣れていないからですね。逆に泣かせてしまったという加害者意識が発動するので罪悪感を感じてしまうのです。

例えば、いただいたリクエストにあるような『彼のマイペースな部分』

これは「自分の感情を乱されたくない」という欲求の一つの表れとも考えることができますね。男性は理性的なものを優先しますから、感情的なことよりも「今なすべきこと」を考え、自分の中の優先順位つけていく事が多いです。

その結果、今やらねばならないことを選ぶ。そこにはどこか責任感のような感覚もあるでしょう。

ただ今回のケースではそれ以外の理由も考えられなくはないと思います。

彼のマイペースさは、どこかあなたの「一緒にいたいと」いう想いや言葉に対する反応とも考えられますね。

人により反応は違いますが、彼はあなたと一緒にいることやあなたが彼を求める言葉に対して「恥ずかしさ」を感じている可能性だって大いにありえます。

男性は「自立した方ほど感情が苦手」です。ただ「感じる感情の違い」によってもその抵抗感に差が出てくるのも事実。

私達が最も苦手な感情の一つが「恥ずかしさ」なんですよね。特に自立した男性は恥が強烈に苦手です。恥ずかしいから怒る、恥をかきたくないから必死になる、という感覚を持っている方はとても多いです。

そしてこの「恥」という感情は恋愛のロマンスや親密感で感じる感情。だからあなたが一緒にいれば、彼は恥を感じるのです。だから彼はその苦手な感情を切り離すために、理性的・マイペースさを保っているのかもしれません。

そう考えれば、「俺は頑固だから・・・」という彼の言動は、自分が感情を苦手にしている理由を説明するために使っている言葉がもしれませんね。

そういう意味では彼の愛情のレベルが低い?と疑ってしまうのは少し行き過ぎ?とも言えそうです。

また、女性的な視点で考えれば彼の行動は理解できないかもしれません。もちろんあなたが欲しい親密感やロマンスを感じられるような行動では無いと思いますしね。だから、あなたの心が不健全だと疑う必要もあまりないと思います。

そこには男女の心理の違いがここにはあって、彼にも苦手なものはあるんですよ、ということでしょうか。

最後にそんな男性とどうすれば上手なコミュニケーションが出来るか?について書いておきますね。

男性は理性的ですから、考えて意味がわからないことに不安や不信を感じやすいもの。だから何をするにも意味がわからないことに積極的に乗り出すことは非常に少ないです。

もし、意味がわからなくて行動するとしたら、それは責任や義務のようなものを感じているときと言ってもいいぐらい。

なので、男性に何をするにも、何かをお願いするにも「できるだけ具体的に理由を話す」といいと思います。理由が分かれば男性の中で不安や不信が消えるので、男性も安心して行動しやすくなるものです。

逆に感情的なものだけ伝えても、男性は理解できないことが多くなってしまうので要注意ですね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

浅野 寿和

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派。「男女関係向上・男性心理分析」「自信・自己価値向上」に独特の強みをもち、ビジネス・ライフワーク発見なども対応。明快・明晰かつ、ユーモアと温かさを忘れない屈託のないカウンセリングは「一度利用するとクセになる」と評され、お客様の笑顔が絶えない。