結婚前に話し合って起きたいこと~お金の問題、性の問題~

夫婦になるに当たり身近なものだけど話しにくいテーマの代表的なものが「お金」「性」に関するものではないでしょうか。

それぞれに価値観や考え方、思い・感情を持っているけれど、恥ずかしかったり、抵抗が合ったりしてなかなか話し合いのテーブルに乗せられずに「まあ、そんなものだろう」と思ってしまう人も少なくないのかも。ここを話し合うことはお互いの信頼関係を高める秘訣にもなります。ぜひ、チャレンジしたい分野ですね。

お金の問題、性の問題

2人で生活をしていく上でとても大切なものだけど、話し合いがしにくいと感じられるジャンルではないでしょうか?

お金の管理をどうするのか?
将来の計画は?
お財布は1つにするのか、別々がいいのか?
貯蓄や保険、投資はどのようにしていくのか?
そもそも、お金に対してどんな価値観を持っているのか?

セックスは週にどれくらいあると満足なのか?
どんなセックスがしたいのか?
自分の性感帯や好きな体位は?
そもそもどんなセックス観を持っているのか?
子作りについてはどう考えているのか?

こうした話題を結婚前に堂々とできるカップルって意外と少ないのかもしれません。

お金の価値観は親からの影響を受けることが多く、たとえば「自営業の親許で育った息子」と「サラリーマン家庭で育った娘」が結婚すると、お金の価値観や管理について正反対になることがあります。

毎月いくら入って来るか分からない自営業者の家庭では、お金に対しては厳しく管理されることが多く不安の元となりますが、一方ではお金が身近となり貯蓄や投資などの意識が強くなります。一方、サラリーマン家庭では毎月一定額が入って来るので使うにも貯蓄にも計画がしやすい面があります。

しかし、どこか「何とかなるだろう」的な楽観的な空気を持ちやすくなります。(もちろん、これらは一般論で、親の職業によってもお金の価値観が違う、という事例として捉えてください。)

また、お金の管理を誰が主体的にするのか?というのもやはり事前に明確にしておきたいですよね。
例えば奥さんが家計を預かっている場合。たとえば、出費が嵩んで生活費が足りなくなったとき、素直にご主人にそれを報告できるでしょうか。

もちろん全員がそうではありませんが、自分の貯金から切り崩して補てんしている奥さんの話もよく伺います。
また、お金のことを奥さんに任せっきりにしているが故に、旦那さんの精神状態が「お母さんからお小遣いをもらう子供」のままとどまってしまっているケースも少なくありませんね。

そこで夫婦が対等でなくなり、旦那さんに男らしさを感じられなくなったり、奥さんに恐怖心を持つようになったりするのです。

また、それぞれが自分の稼ぎを自分で管理して、共通のお財布を持つ場合には、ちゃんと計画通り貯金されているかが不透明になっていて、蓋を開けてみれば稼ぎを全部使い切っていたってケースもよく問題になります。

それに、こうした形態は子供が生まれて、奥さんが産休・育休を取るようになると破たんしますから、それ以前にちゃんとどうするかを話し合っておく必要があります。

しかし、お金に向き合うことに抵抗がある人も少なくないようですし、一方的に夫(妻)が主導権を握り、他方が口出しをし難い空気を作ってしまうこともあります。
やはり定期的に、家計について、将来の計画について話し合いを持つ機会を結婚前にも後にも持ちたいところですね。

なお、場合によっては専門家に相談(家計診断)するなどして、お互いの価値観をきちんと把握しておきたくといいと思います。

また、お金以上にブラックボックスになりやすいのが性の問題ではないでしょうか。

皆さんはセックスについてきちんとテーブルの上で話ができますか?

話し合いがしにくい分、それぞれの価値観で一方的に考えていることも多く、独りよがりな判断で決め付けていたり、思い込みになってるところも少なくないのです。
「男はセックスが好き」
「女をちゃんとイカせなければならない」
「求められたら応えなければいけないもの」
「セックスは子供を作る手段だと思う」などなど。

もし、今パートナーがいらっしゃる方。彼(女)のセックス観ってどのようなものか、すぐに言えるでしょうか。

そういえば、以前、結婚前のカップルをカウンセリングしていたとき、週に何度くらいセックスがあれば幸せなのか?を聞いてみました。(ちょっとレス気味なんです、という相談だったので)
彼は「週に1,2回かな」、しかし、彼女は「できれば毎日でも」という回答でした。一般常識だと逆のように思われるかもしれませんが、最近、こういうカップルも増えてるんですね。

彼は目を丸くされていましたが、彼女が「それくらい一緒にいたい、毎日くっ付いて寝たい気分なの」と説明されると、照れながらも嬉しそうな顔をして「頑張ります!」と答える彼がいました。

希望する回数を尋ねただけなのですが、そこからお互いの思いが感じられる時間となりました。
なかなか話し辛いテーマだけに少しでも話し合いができると一気に気分が変わることがありますね。

また、結婚後のセックスレスのご相談で「結婚前から少なかったんですが、結婚すれば増えると思ってたんです。それが逆に全くなくなってしまって」という話をよく伺います。「夫(妻)が自分の欲求以上に求めて来るので辛い」とか「相手の求めるプレイが少し過激で付いていけない」なんてご相談もあります。

しかし、それを相手に伝えることが恥ずかしかったり、嫌われるのが怖かったりして、結局は我慢して受け入れることも多いんですね。
そうすると性的な暴力を受けているような心理状態になってしまいます。

そのほかにも「こうなるはずと期待していたことがそうならなかった」みたいな話が特に多いのが、このジャンルです。

最近はまだセックスに対してオープンな風潮なのですが、それでもきちんとお互いのセックスに関する価値観をすり合わせるのは、それなりの信頼関係が必要です。
すなわち、その話し合いをすることは信頼関係を高めることに他ならないんですね。

ちょっと勇気を出して話を持ちかけてみませんか?

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。