あなたのパートナーはどのタイプ?(2)~似た物同士~

自分と似たタイプのパートナーと付き合うと、何でも同じだからとても楽で、自然なお付き合いができます。話も合うし、好きなものも同じとなれば「運命の人」のように感じることだってあるでしょう。

でも、そこが逆に落とし穴。同じ、という思い込みが激しいと、違い、を受け入れられません。相手を否定したり、拒絶されたように感じたり、その分ショックも激しいのです。
自分の新たな一面を見せてくれるといえるでしょう。

(2)似た物同士 → 自分の新たな一面を見せてくれる人。

このタイプの人とはとても“意気投合”しますね。
話も合う、価値観も合うので、とても自然な付き合いができますし、お互いに自分を曝け出すこともできます。
「他の人にはない安心感」
「今まではこんなに自分を見せたことはない」
「自分をこんなにも分かってもらえるなんて」
「全部を話さなくても通じている」
と感動することも良くあるでしょう。

だから、一気に話が進んで付き合って間もなく結婚を約束したり、一緒に住み始めたりします。

しかし、意外とこのタイプのカップルは後から出てきた問題に苦悩してしまうことが多いのです。
なぜかというと、最初の感動が大きすぎて、後々出てくるギャップに戸惑うからです。

また、「私たちは似てる」「私たちは同じ」という思いが強いと、何でも分かってもらえるような気がします。
だから、ついつい境界線を越えて、お互いの心の中に侵入しすぎる傾向になります。
つまり、癒着が生まれやすいんです。

そもそも癒着というのは「自分と相手の区別が付かなくなること」を指します。

「自分と相手は同じ」と思いやすいこのパターンのパートナーを持つと、気が付けばどっぷり癒着している、なんてことになりやすいのです。

また、同じ、だと思い込んでるので、「違い」が受け入れられないんですね。
「同じ」と思い込む、ということは裏を返せば、自分の思い通りにできる、自分の思い通りパートナーは動いてくれる、と思い込むことになるのです。

でも、実際はすべてが同じなんてことありませんよね?
むしろ、そんな思い通りになるなんて、まるでパートナーを奴隷扱いしているようなものですから、その期待はいずれ裏切られることになります。

しかし、パートナーと私は同じ、似てる、という思いが強すぎると、その違いを受け入れることはできずに
「そんな風に思うわけがない。そんな考え方をするわけがない」
と、つい強烈に否定してしまうことになります。

人って中身を見て行けば全然違う価値観を持っていることも多いですね。
「旅行好き」で意気投合し、「寒いところより暑いところが好き」で盛り上がり、「山よりも海がいいよね!」で二人はそっくり!と思ったところ、彼は“民宿派”でバックパッカー的な旅が好き、私は“ホテル派”でリゾート気分が好き・・・みたいな違いが出てくるのです。

盛り上がった分、ショックも大きいです。

さて、このタイプのパートナーを持つ方はそんな風に「違いを許す」ことが課題となります。

人との違いを受け入れることで、あなたはより成長できます。
また、それを学ぶために今回のパートナーと出会ったと言えるんです。

こうして「○○は似てるけど、△△という違いがあるんだよね」と受け入れることができると、あなたは生き方にだいぶ余裕がでてくるはずです。

そんなあなたのための実習です。

Q.パートナーと違う点はどこでしょうか?
そして、その違いからあなたが学ぶことはどんなことでしょう?

この記事を書いたカウンセラー

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