子供を持つべきかどうか悩む30代女性たちへ~「愛されていた」ことを思い出して~

30代女性にとって出産のタイムリミットが近づくと、どうしても子供を持つか持たないかの選択が迫られ、思い通りにならないと焦りや将来への不安を感じるものです。

また、女性の生き方の選択肢は増えたものの、世間的に結婚や子育てを待望する声をきけば、子供を産まないのは女性として不完全なのではないかという不足感に苛まれます。

自分らしい選択をするためには、子供を産み母親になりたいという気持ちにも、子供を育てる以上に自己実現したいという気持ちにも素直になれる自己愛を持ちたいですね。

「女の子」として生まれてきたことを喜べると、「◯◯でなくては」という鎖から自由になれます。ご自身の少女時代を徹底的に「いい子だわ!」と承認してみてください。「愛されていた」と思えると、人生の選択の幅はグッと広がります。

◎リクエストを頂きました◎
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子供を持たない人生の選択についてどう考えたらいいでしょう。

私は今、30代前半で、出産リスクを考えればタイムリミットが近い年齢です。しかし、子供は嫌いですし、同棲中の彼がいますが、お互いに経済的に不安定で結婚も簡単には出来ません。

最近、彼が自分の姪を可愛がるようになったことが不満です。私にとっては血のつながりもなく、なつかないので可愛くありません。でもそう思ってしまうのは、自分が妊娠や出産を焦っているからではないかと思います。子供は嫌いなのだし、お金もないし、きっぱり子供をもつことをあきらめられたらいいのに、と思います。

それでも、子供がいないのは女として不完全な気がして、ただ漠然と焦って毎日が過ぎ、気がついたらもう子供が産めなくなっていたとなるのが怖いです。さっさと諦めて、彼が姪を可愛がることや、友達が子供の話をするのにイライラしなくてもすむようになりたいです。
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リクエストをありがとうございます。今は、子供を産み育てるばかりが女の幸せと考えない人が増えていて、女性も多様な生き方の選択ができるようになりました。選択肢が増えた分、よけいに自分がどういう生き方をしたいのか、迷う方も多いでしょう。

いろいろな幸せがありうるからこそ、女性として産まれてきたことを存分に楽しんで、その豊かさを味わい尽くしていただきたいと私は願っています。そのために考えてみるといいポイントをご紹介したいと思います。

 女性は出産のタイムリミットは第二の人生の出発点

確かに女性には出産のタイムリミットがあります。医療の進歩で高齢出産の安全性は高まっていますが、閉経による妊娠適齢期の終わりは男性より早くきます。なので、女性はどうしても、30代半ばから「女が死んでしまう」という怖れと焦りにとらわれやすくなります。

その時期に恋愛や夫婦関係がうまくいっていないと精神的に落ち込みますね。でも、その「焦り」こそが、自分が自分に「女性の生き方はこうでなければいけない」と課した鎖に縛られているための痛みなのかもしれません。

今は寿命が延びて、女性も閉経後にアクティブに生きる時間が30~40年もあります。性に縛られずに自己実現に情熱を向けられる時間とエネルギーがたっぷりあるので、クリエイティブで豊かな第二の人生を歩む方が大勢出てきています。

30代は、性的にも「女性であること」を存分に楽しめる年代なので、焦りもあるでしょうが、将来への不安に心を明け渡すよりも、今、思いっきり「女」を生きたいわという意欲の方を大切にして欲しいと思います。

 30代女性には自分の「女の子」としての人生に思いっきりYES!と言って欲しい

では、自分の女性性を楽しむにはどうしたらいいのでしょう。

私は、30代女性にこそ、これまでの自分の「女の子」としての人生に、徹底的にOK!と承認して欲しいと思っています。

少女時代、もしかしたら忙しすぎて、あるいは想いがかなわずに苦しむお父さんのそばで寂しさと不安に耐えているお母さんを見続けていたかもしれません。家族を守りきれない無力感を抱えきれずにイライラするお母さんを助けられなくて、自分なんか価値がないのではないか、と思い込んでしまったかもしれません。

大変そうなお母さんを前に、子供らしく甘えたくても甘えられず、早く大人になりたいと願った人もおられるでしょう。ご本人はそうは思えないかもしれませんが、それでも子供の笑顔は、お父さんもお母さんも勇気づけていました。「この子のために」の一念が、できない我慢をさせてくれて救われた場面もあったはずです。

「女の子」は男親にとっては守りたい「宝」、女親にとっては自分の分身であり「希望」であることが多いようです。でも、どうしても私たちは自分たちができなかったこと、不足していると思い込んでいることに目がいってしまい、自分が誰かにとっての「宝」だったり「希望」だったりしたことを忘れてしまいがちです。

それほどあなたの「笑顔」が誰かの「癒し」になっていたこと、ご存知でしたか?あなたの存在、あなたの笑顔の価値を思い出させてくれるエピソードはありませんか?

3歳の少女であるあなたがお父さんのあぐらをかいた膝の上にのりこみます。あなたの背中にお父さんの広い胸があります。頭の上にチクチクするお父さんのヒゲを感じます。3歳の少女のあなたには見えないかもしれませんが、上から見れば、お父さんの目が優しいこと、口元がかすかに微笑んでいるのがわかりませんか?

3歳の少女のあなたが夜寝ている、その寝顔を覗き込むお母さんがいます。今日も余裕がなくてかまってあげられなかった、怒り過ぎちゃってごめんなさい、そう寝顔に謝るお母さんの優しい眼差しは、3歳の眠っている少女には見えないかもしれませんが、上からは痛いほど伝わってきます。

この3歳の女の子の存在に思いっきりYES!と言ってあげていただきたいのです。

この少女が無実で愛されていたと思い出すことができると、子供をもつ母親になることも、子供は持たなくても、自分が誰かの希望の光として生きることのどちらも自由に選択できるようになります。一人でそう思えるようになるのは難しそうだなと思われたら、私たちカウンセラーにお手伝いさせてくださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

みずがき ひろみ

感情や感覚といった女性性をフルに使い、心のブロックを外すカウンセリングが得意。「目からウロコが何枚も落ちる」と見方が変わることに定評がある。 深層心理に眠る「願い」を掘り起こす「癒し」を通して、人生の豊かさを受け取りたい人の、恋愛、ビジネスでの自己実現をパワフルにサポートしている。