●古い手紙

4月21日、私の誕生日に無事入籍いたしました!!
応援くださった方々に、感謝です。
ただ、様々な事情がありまして、一緒に暮らすのは6月からとなりました。
ちょうど、この4月から単身赴任ばかりだった父が関西へ転勤になり、13年ぶりに家族そろって暮らしています。
つかの間の家族団らんを楽しむべく、父はしょっちゅう近所の温泉へ誘ってくれます。
母とは、新居に向けてのお買い物に出かけたり、お茶をしたり。
やはり、何かを惜しむような時間をすごしています。
そんな中で、引越しに向けて、少しずつ荷造りをしています。
しかし、なかなかはかどらないのです。
。。
私が始めて書いた落書き帳が出てきては、なつかし〜〜と眺め、生まれた日の新聞が出て来ては熟読してしまいます。
そして先日、私と旦那様が付き合って半年くらいした頃、旦那様からもらったお手紙が出て来ました。
その頃、私はマスター課程の研究調査の忙しさのため体調を崩し、入院していました。
入院先は淡路島だったので、付き合い始めて3日目にして同棲生活を始めていた私達にとっては、初めての長期に会えない日々だったのです。
あの頃は、心理学で言うバリバリの「パワーストラグル」。
それはそれは、激しいけんかを繰り返していました。
買っても買っても目覚まし時計は壊れていました。
お皿もたくさん割れました。
。。
時には、食パンがつぶされていたことも・・・(食パンさん、ごめんなさい(>_< )) あの頃は、自分の中の自己嫌悪、きっと嫌われるに違いないと言う気持ちを見ては、恐怖を感じ、下を向いていました。
たくさんのわかってほしい気持ちは、「何かをしてあげる」という形になっていましたが、やってあげることに全力を使い、彼を見ることを忘れていました。
やがて「何かをしてあげる」という気持ちは、やってあげたのに帰ってこない、という不満の気持ちに変わっていきました。
そんな自分にまた、自己嫌悪していました。
「そんな愛し方は、私のやってほしい愛し方じゃなぁーーーい!!」って、いつもいつも怒っていました。
心理学を勉強して、自分たちの関係が少しずつわかってくると、「受け取る」ということが必要なことがわかりました。
当時の私は「受け取るって何さっ!!??」と言った感じ。
そこから少しずつ、気がついて、受け取って、また気がついて受け取って、の繰り返しでここまで来ました。
今では私たちの中では、受け取ることの方が重要事項にさえなっています。
そんな、まだまだけんかばかりしていた頃の手紙の内容には、
どれだけ私のことが大好きか、
もっと自分が大きな男になって、私が怒っても怒っても笑っていられるようになりたいこと、
子供が生まれても、おじいちゃんやおばあちゃんになっても、恋人ようようでいたいこと、
バイトで始めて自分で作ったタイヤキを私に食べてもらいたいこと、
内緒で淡路島まで会いに行く計画を立てていること、etc
たくさんの愛の言葉が書かれていました。
彼はどうすれば私が受け取れる形になるのか、日々試行錯誤してくれていたのですね。
初めて、その頃の彼の気持ちに気がついて、びっくりしてしまいました。
夜の彼との電話で、「お互いおバカだったね〜(*^-^)」と笑い合いました。
当時は、これ以上ないくらい絶望的な気持ちだったのです。
どんなに絶望的なことも、未来しだいで良い思い出に変えられるのですね。
心理学と、導いてくれた先生と、応援してくれた先輩と、支えてくれたお友達に感謝です(´_`。)
2月のとてつもなく寒い夜、バイクに乗って、一晩かけて、海を渡って、会いに来てくれた日の、冷たい手と、無邪気な笑顔と、彼の愛情を4年越しで受け取った夜でした。

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