相談者名 | 栗 |
40歳独身女性、フリーランスで在宅ワーク(技術職)をしています。 私は今、奇跡的なほどに恵まれた職場で働いており、それでやっと生活が成り立っています。 ・数分の打ち合わせをしただけの日でも一日労働したものとカウントされて満額の日給を貰える 同じ仕事で働いて15年ほどになりますが、こんなに恵まれた職場は他にありません。 私は気分のムラが激しく体力も少なく、安定して毎日おなじように仕事に取り組めないのでこの今の現場でなければ生活が成り立たないほど助かっておりありがたいです。 でも、職種的に永遠に続く仕事ではないので、いつかは終わりがやって来るのだとおもいます。 今のメインの方の職場にどっぷり浸かっていると自分が他の現場で通用しなくなるんじゃないかという不安があります。 この不安は今の職場の人に伝えたことはありません。 まとまらず申し訳ありませんがこれからどうすれば将来安心して働いていけるのか教えていただけたら幸いです。 | |
カウンセラー | 高塚 早苗 |
栗さん、はじめまして。 栗さんのご相談を読ませていただき、体力や体調の不安を抱えながらも長くお仕事を続けてこられたこと、そして今の環境に感謝しながらも将来のことを真剣に考えていらっしゃる姿勢に感銘しました。 今の職場がとても恵まれているからこそ、「もしここがなくなったらどうしよう」「他の現場で通用しなかったらどうしよう」と不安になるのは、とても自然なことだと私は思います。 むしろ、それだけ今の状況をきちんと理解し、将来のことを真剣に考えているからこそ生まれる不安なのかもしれません。 * 栗さんの文章を拝見していると、将来への不安は大きく3つに整理できるように感じました。 (1) 今の職場がいつか終わるかもしれないという不安 もしかすると栗さんの中には、「もし今の仕事がなくなったら、自分は生活していけるのだろうか」という、とても現実的で大きな不安もあるのではないでしょうか。 お一人で生活を支えていらっしゃる状況の中で、そうした思いが浮かぶのはとても自然なことだと私は思います。 ここで私が栗さんにお伝えしたいことの一つは、安心というものは「不安を完全になくすこと」で生まれるのではなく、少しずつ安心の材料を増やしていくことで育っていくものだということです。 私たちはつい、「これがなくなれば安心できる」と考えてしまいがちですが、心理学的には、不安をなくすことよりも、「安心を増やす」視点のほうが心の安定につながりやすいとされています。 この2つの思いは似ているようで実は大きく異なる視点です。 * 安心を育てていくためにいくつかお話したいと思います。 1. 今の経験を自分の資産として整理しておくこと 2. 少しだけ別の働き方にも触れておくこと 3. 体力や集中力について「完璧を目指さないこと」 * そしてもう一つ、文章を読んでいて感じたのは、栗さんが多くのことを一人で抱えてきたのではないかということです。 体調のこと、仕事のこと、将来のことを一人で考えていると、不安はどうしても大きく感じられやすくなります。 もし可能であれば、仕事のことだけでなく、気持ちを共有できる人や相談できる場所を少しずつ持っていくことも、安心を育てる大切な要素になると思います。 全て悩みを打ち明ける必要はありませんが、気持ちを共有できる人がいること自体が、安心を育てることにつながります。 栗さんはすでに長い経験を積み、今の職場でも信頼を得て働いていらっしゃいます。 それは偶然だけではなく、栗さんご自身がこれまで積み重ねてきた努力や誠実さがあるからこそ続いているものだと思います。 将来の不安がすぐになくなるわけではありませんが、「今できる小さな安心」を少しずつ増やしていくことで、心の土台は少しずつ安定し、安心が育っていくと思います。 栗さんがこれからも無理をしすぎず、ご自身のペースで安心して働き続けられることを願っています。 ご相談いただきありがとうございました。 | |